新進気鋭の工具メーカー。cyclus toolsが注目!
手元にあるTOEI社のフレームも10万以上はした。しかし、したたかに毎月、TOEI基金を積み立ててきたので、購入に際しても別段困りはしないし、家計を圧迫もしていない。人はずいぶんと私が、自転車に浪費しているように見えるらしい。しかし、私など、この道30年以上でもうすぐ40年になろうか、という大家であるwから、今までも、高価なオーダー車の計画時は、だいたい、毎月ロングテールのコツコツ大作戦でやってきたのである。だいたい、オーダーフレームなどと言うものは、納期が2年なんてのはザラで、欲しいと思い立った時から少しずつ貯金していけば、普通に無理なく購入可能だ。
さて、前置きが長くなった。
本日、ご紹介するのは、新進気鋭のドイツの工具メーカーである。
その名もCyclus Toolsという。
なんでも、とある食堂から発祥したというユニークなその工具メーカーは何より、その販売価格が良心的で自転車愛好家の一般ユーザーを対象にしていることが嬉しい。
一番肝心なのは、切削工具類で、その歯はもちろん消耗品である。特殊鋼を使っているが、切削オイルを使用しても摩耗するのが運命である。しかし、他社だとその替刃がとにかく高い! とても手が出ない。これは、ショップとしても同じで、結果、工賃が高く取らざるを得ない、という結論になってるようだ。
サイトには、毎回、新顔のユニークな工具の使用動画が出ていたりして興味深い。チェンリングを回り止めするのにやっとこのようなユニークな工具が紹介されていたが、これは便利そう。欲しくなるアイテムである。
((≡゚♀゚≡)
高い部品や工具をどうやって手に入れるか…。
私は、工具が好き、というちょっと変わった輩です。
でも、フレームの切削工具となると、数万〜数十万もする高価なものばかり。垂涎ものですが、確実に手に入れる方法で、無理なく、ってことを考えていました。
コレです。
まず、貯金箱。
そう、昔、誰もがやったコインやらを大きなボトルなんかにいっぱいためて、満タンになったら銀行とか行って換金して、やったー! と雄叫びを上げるアレ。
今回は、毎月、小遣いから2000円貯金ってのをやってみよーかなーと思います。
まず、月のうち、2000円を貯金箱に放り込む。そして、日付を記入。
これだけ。例えば、PARKTOOLのヘッドの上下切削工具だとだいたい、8万はします。
なので、40ヶ月で購入可能となります。これのいいところは、他に欲しいものを買っていてもいいのです。毎月、たったこれだけの貯金を確実に実行するだけで、目標に到達することができます。ま、三年とちょっとであの夢にまでみた工具も確実に手中におさめることができます。何よりイイのは、家計を破綻させないこと!
のんびりロングテール理論でやっているので、毎月はのろまな亀さんですが、一歩一歩で夢が現実になります。ということで、こういうプロジェクトを平行して3つくらいやれば、毎月6000円のコースで夢を見ることが可能なのです。
これは、案外、負担にならないし、やってみようと思います。なーにちょっとお高い専門誌の定期購読を申し込んだ、くらいに思ってやればいいだけですよ。
なんで、いまさら、小学生みたいなことを言うかというと年収が年々低くなりつつある昨今、こういうやり方でしか、サラリーマンの些細な夢を実現するすべがなくなっているからです。
一気に浪費して、何も残らないギャンブルよりはよっぽど精神衛生上よろしいかと…w。
あ、もちろん、妻帯者の方なら、妻や子供の将来のため、という方法に切り替えて実践なさってもなおよろしいでしょうねw。
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ランドナー最高…。
それでも鉄フレームゆえの柔軟さからか、かなり振動は減衰されているようだ。しかし、最近のカーボンフォークの快適さにはかなうまい。できることなら、カーボンフォークに換装すれば、長距離の疲れがましになるかも。
さて、ランドナーであるが、今更ながらにすごいと思い始めている。この前自宅から新宮市まで走った黄色タイヤくんは、元はパナソニックのPOSのランドナーで好きな色とサイズが選べるすぐれものである。フレームと付属品のみの販売もされている。マニアをわかってらっしゃる! 今でも販売され続けているから、きっと影ではファンがいるのだろう。しかし、その重量が重い。実に13キロ以上はある。これにバッグなどの装備が加わるのだから、重量感は相当なものだ。しかし、キャンプのパニアバッグを携行して輪行している人を見かけたこともあるから、重量は案外気にならないといえば気にならないのかもしれない。ワタシ的には、輪行時に担ぐ時だけがしんどい。実は走りだすと、重量はさほど気にならないものである。それよりも峠の下りは慣性がついて実にスピードがよく出て走る。
最近、お金をかけるのは、居住性である。長距離を走るという行為は一種のアスリートスポーツであると思う。特に100キロを越えるようになると、翌朝にどれだけ疲れが残るか、が問題なわけだ。
あの新宮行きで言えば、それほど実はしんどくなかった。ランドナーという車種は元々が長距離を楽に走る、という設計なので、あのせり上がったハンドルバー形状といい、太いタイヤのフワフワ感といい、革サドルのフワフワ感といい、相対的に乗っていて非常に快適だな、と感じる。昨日、半日をレーサーに乗って過ごしたが、やはり手のひらとお尻の痛みを若干感じた。黄色タイヤくんをもう少し愛用することにする。
何より、道端で売っている団子やたこ焼きの類を大型のフロントバッグにすぐ放り込めるメリットは何者にも代えがたいのであるw。(^^)
ということで、すでに完成されている黄色タイヤくんをもう少し愛用しようと思う。さて、次は連休であるので、前日に車に乗っけて、遠方へ運び、遠いエリアのスタンプを集めてみたい、と思っている。冬場になると山間の峠が凍って通行止めになる可能性があるから…。
また、写真を撮ってレポする予定である。
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ロングライドマシンに乗ってみたら…。
今日は、都合83キロほどを走行しましたが、全然平気。やはりマシンが軽いってことは、消耗する体力も極力少ないらしく、余力度が段違いですな。
ま、軽く仕上がったのには、投入したトーケンのチタンカーボンBBの威力が大きいでしょう。これ、しっかりしたベアリングが入ってるらしく激しく左右に揺すってダンシングすれどガタなどまったくなし。これで、マイナス100g強はかなりいいお買い物でしょうw。
ま、このマシンで不満といえば、やはりサドルになりますね。痛い、我慢ならないってことはないし、ま、中距離程度なら、このくらいかな、みたいな感じですが、やはり極楽のBROOKSの一枚皮サドルに慣れきってしまうと、もうほかのサドルが違和感に思えて、元の一枚皮サドルが恋しくて仕方ないです。ま、サドルという部品は次々買う必要性もないんですよ。よく考えれば。だって、乗れる自転車はその時一台だけなんだから、ピラーごと引き抜いて付け替えてやれば、どの自転車もまったく同じノリ心地となるわけ。
このためにもQRシートピン化したのは、いい案でした。
いいことにエトワールくんもケルビム号もピラー径がまったく同じ27.2Φなんです。それで、これはいいぞ、と思いました。ついでに言うとTOEIくんも同じピラー径。ってことは、乗るたび、ピラーごと付ければそれでよしと…。サドルとピラーを買うお金を節約できますなw。
とことん使い込まれた革サドル恐るべしってとこですかね。(^^)
まー、なんだかんだと眺めてみたら、エトワールくんのチェンホィールをどうするのか?と悩みます。と言う前に考えているのは、今まで現役バリバリだった黄色タイヤくんをちょっと隠居させて、そのパーツをエトワールくんに流用したら…?って案です。
というのも、自転車台数が増えてきて、部屋が手狭になったのもあるし、一度に乗れるのは一台なんだから、絞り込んでおく方がいいですね。精神衛生上も。
エトワールくんは京都生まれ。グランボアさんで買ったものです。フレーム買い。
これは、いいフレームでもともと軽いんです。ですので、これに軽量なパーツで組んでやるとランドナーといえども10キロは切りそうな塩梅です。もちろん、ランドナーという車種は宿泊も守備範囲に備えた装備を付けますから、重量はもともとは考慮しなくていい、くらいに考えてもいいんでしょうが、輪行時になんども駅の跨線橋で地獄を味わっているワタシメとしては、やっぱ軽い方がいいんでした。それに本日改めて知ったロードレーサーの軽快さ。走って軽く、持っても軽い。その昔、ニューサイ誌上で賑わった軽量車談義を彷彿とさせますなw。
ま、夜な夜な起きてはネットでトーケンやらデュラエースやらの軽合金スプロケットなどのブツを見てはため息なんですw。
((≡゚♀゚≡)
五条市新町にてスタンプゲット!
| ↑いつもの紀の川サイクリングロードです。妙寺あたり。若干の上り坂。ま、楽勝。 |
| ↑五条市丹原のいつもの柿の葉寿司のたなかにて柿の葉寿司定食。定番ですな。 |
| ↑やってきました。五条市新町の町家館。ツールド紀伊の吉野エリアのスタンプ押印場所なのです。スタンプと言っても紙に押すあれではなく、LINEのような電子スタンプ。近くに来るとGPSで反応して認証されるようです。 |
| ↑愛車を置いて、悲劇の五新線をバックに記念撮影。 |
スタンプゲット。丁寧に場所と日時が入ってます。それと、現時点でのスタンプ収集率や他の参加者のスタンプゲット数なんてのも確認できたりして、これ、ゲーム性高くて結構癖になりそう。まずは、記念すべき第一個目ということでw…。
●本日の走行データ:
走行距離:83.31km
平均速度:22.0km/h
消費カロリー:1291kcal
でした…。
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新・ケルビム号その後…。
| ↑新調したケルビム号です。中央のバッグはチューブラーが入ってます。スペアです。役立ちました。買っといて正解でしたね。 |
| ↑おなじみのTAシクロツーリスト。息の長いパーツです。まだ生産されてます。44x26T。ロングライドを意識して低めのギア設定。重いギアを踏み続けているとやがて膝を壊します。今のところ、Wでワイドなギア比で組めるチェンリングはこれしかない! |
| ↑オルトリーブのサドルバッグ。防水性能にすぐれ、ロングライドに欠かせないアイテム。ワンタッチで取り外せるのもイイ! 割りと容量大きく、非常に重宝してます。 |
| ↑長いロングライド経験で最終的に行き着いたブルホーンバー。手の疲れが少ないし、ブレーキングしやすい。しかも軽量!七色のアウターワイヤー。探したらありました! (^^) |
| ↑微々たる軽量化。チタンカーボンのQRシャフト。赤はおしゃれ。 |
| ↑スペアのチューブラータイヤを入れているフレームバッグ。長らくオクラ入りしてましたが、こうして使い道が見つかりました! |
次回パーツが来るまでそのままです。(;´д`)トホホ…。
ということで、ランドナー一辺倒だったわけですが、久しぶりに丸タイヤに乗ってみると、漕ぎ出しが軽いのにまずびっくりです。総重量は測ってませんが、装備なしだと確実に9キロくらいです。装備を付けても日頃乗ってる黄色タイヤくんよりかなり軽い!
このマシンだと、300キロくらい1日で走れそうな予感です。買いだめして、そのまま倉庫入りしていたパーツも引っ張りだして、組んでみました。一番使いたかったのが、今回初となったTOKEN製の超軽量BBパーツ。これ、チタンシャフトに軽合ワンという組み合わせでカタログスペックで見ても重量わずかに150gほどです。JISテーパーとISOテーパー、シャフト長も各種ありますよ。通常のBBより100g以上も軽いのです。しかし、シャフト長が110mmと短いため、トリプルなどには使用できません。また、TAのような極端なギア比のチェーンリングだと、Fインナー、Rトップにすると、チェンがアウター内側を擦ることがありました。しかし、実際の走行では、このような組み合わせのギアは使うことはないため、杞憂です。
今回は、これでひとまず、ロングライド仕様完成ということで、本日試走も兼ねて、五条市のツールド紀伊のスタンプを試しにゲットしてみようと思ったわけです。
帰ったらまた、実走レポを書きますね。
((≡゚♀゚≡)
tour de 紀伊をどう攻略していくか…。
絶好の秋晴れが続いておりますね。
自転車の季節到来、ということで、ここ紀の川市でも町を上げてのサイクリング誘致活動が実ってか、紀の川サイクリングロード界隈は賑わっておりますね。^^;
たくさんのロードバイカーらが快調に飛ばしております。
さて、私は、かねてから気になっていたtour de 紀伊をそろそろ攻略していくか、と考えております。試しに今日は新調したケルビム号の試走を兼ねて、五条市の新町にあるスタンプを試しにゲットしてこようか、と思います。自走です。
そして、来週連休になると、遠方のエリアへカーサイクリングで持って行き、走ると…。
狙っているのは、一番遠いと思われる東紀州エリアです。ここは暖かいうちに攻略しておきたい。車を道の駅かどっかへデポして、一帯を走ってスタンプをゲットしておくと。
阿田和や鬼ヶ城、遠方の紀伊長島あたりを先に攻略していきたいです。
一番、困っているのは、ルートから離れている島状のエリア。なかでも道の駅おくとろは難コースです。ここは数年前に走りましたが、あまりの激坂に体力尽きて、真っ暗な山道を延々押し歩くというはめになりましたっけw…。そう、太平洋側から、311を上がって、道の駅おくとろを目指したのですが、見事に撃沈されました。最後の蟻越峠ってのが特にすごくて、到底乗っていけませんでした。(・∀・)
ということで、全エリアがはるかに広がっているのですが、遠方はどうしても連休の前日に攻略していきたいです。基本、日帰りです。ま、有給をうまくつなげて3連休として、攻めるという手もありますがw…。^^;
エトワールくんのチェンホィールどうするか…。
だらんとチェンが床に垂れ、哀れな姿に成り果てています。新しい、チェンホィールを買って付けてやりたいのですが、何にするか…。
今、BBは丹下のLN-7922の124mmがついてます。しかし、重い!
これには、ケルビムへ換装したサンエクシードの5ピンクランクを付けてました。チェンラインがややアウター気味になっていて擦りはしないもののあまり気持のいいものでもなかったです。
チェンラインというのは、フロントをトリプルの場合は、センターのギアにして、リアスプロケットを中央のスプロケットにした場合にチェンの通るラインが、前後ホィールを一直線とした芯のラインに平行になる線のことで、BBの中央を通るこの芯のラインとチェンまでの距離のことです。これが、自転車の場合、各種パーツ間での互換性を取るために許容範囲が決められていて、そのチェンラインの中では、お互いに換装することが可能となっています。chainline 45.7mmなんて書かれてたりします。この長さの範囲にしてね、ってこと。
ま、自転車のチェンは左右にも遊びがあり、曲がる仕組みになっているので、数ミリの誤差範囲は許容してくれます。あまりに曲がると抵抗が大きくなり、フロントを変速時にチェンが脱落ということになります。
今回は、軽量化を念頭に置いていて、サンエクシードの5ピンクランクが定価的にもいいし、170mmで、現行のFメカと干渉しないということで決定か、と思います。
それと余っているTAシクロツーリストのギア板を活用しないともったいないので、44x26Tで再び付けます。チェンはもちろんそのまま使えますね。ギア比同じだから。
懸案のBBは、ちょっとおごることにします。
このサンエクシードのfunrideクランクは、JIS4テーパーという規格です。実は、4テーパーの軸にも規格が2種類あって、ひとつはフランスのTAやストロングライト、スギノのプロダイなどの国産クランクに多く使われているJIS4テーパーという規格。だから、JISテーパーって書かれてたら互換性があるということです。一方、カンパのクランクなどの4テーパー軸のものはISOと言って、見た目同じような四角テーパー軸なんですが、互換性がありません。ここがややこしいことで、無理やり突っ込むとクランクがアウトとなります。
今回は、クランクがJISテーパーなので、BBも軽量な、SKFのBAS-600の113mmで行くことにします。これだと恐らくチェンラインがだいたい中央になってきて、いい感じだろうと思います。それになんと言ってもその重量。292gというのは軽い!
このエトワールくんは、組み上げ時から重量に気を遣ってきましたから。ハブはグランボアオリジナルの軽量なシールドハブのSFQRにしています。まだ、QRシャフトはオリジナルの鋳造品ですが、これをいずれ、KCNCなどの軽量チタンシャフトに換装予定です。
Fメカはこれくらいの歯数差となると選択肢は、台湾のマイクロシフトの22Tくらいのものになりますね。9速対応です。
あ、言い忘れましたが、チェンホィールのTAシクロツーリストにもお決まりがあって、これ、実は、カタログでは、8速までよ、って言われてますが、実際は9速でも全く使えます。さすがに10速はだめみたいです。
ということで、今回はこの辺で…。
((≡゚♀゚≡)
午後からオイル交換。そしてケルビム号の改造…。
目当てはデミオである。1500ccだが、4ドアでまあまあ燃費もイイ。しかも今回目玉は10月に発売予定のディーゼルターボ車なのである。なんと燃費が約30キロという。マニュアル6速ミッション。もう即買い状態である。
もちろん、キャッシュはあることはあるが、今載っているAZワゴンも別に不調なわけでもなく、もう少し乗り倒さないともったいないとも思うわけ。下取りという手段もないわけではないが、やはり、乗り倒す方が、車にとっては本望だろう、と思うのだ。
私は、カーキチでもある。今まで乗り継いできた車の台数は7台くらいだろうか…。その中で一番思い出に残っているのは、AZオフロード(スズキのジムニー)である。あの車は所有していること自体が喜びだった。あのような満足感を車に望むわけである。高級車が欲しいわけではないが、乗っている喜びを感じる車、と言えばいいか…。
自転車にも同じことが言える。ケルビム、TOEI…。オーダー車だが、持っているだけで喜びである。
●
午後から、帰って、ケルビムを改造していた。Fギアを44x26Tに換装。Fメカをマイクロシフトの22Tのものに換装。WレバーのFワイヤー調整。BBをTOKENのチタンカーボン軽量BBに換装。クランクをサンエクシードの5ピンに換装。
課題は、チューブラータイヤへのシーラント注入。これが、できなかった…。バルブコアが抜けず、注入できないのである。バルブコアが取れるタイプのチューブラーなら注射器を使って充填可能だという。これがうまくいけば、スペアを携行しなくていいので、かなりの軽量化になるのだが…。ま、今、組み上げて放おってあるクリンチャーリムがあるので、バラして、また、ハブをグランボアあたりのSFQRのカセット仕様の軽量ものに換装し、組み直すと…。すると、スペアチューブのみの携行となるため、かなりの軽量化になる。
これは、おいおいやる予定だ。
それとハブの前後のQRシャフトをアルミカーボンの超軽量ものに換装した。
持ってみたが、かなり軽い。ロングライドマシンの完成である。
やってみたのだが、やはり、旧パーツは役に立たなかった。Fメカに当初、サンツアーのBLを使おうと組んでみたのだが、チェンラインが昔と違い、Rが多段のため、Fインナー。RがトップとかにするとFメカをこととくこする。調整ボルトで羽を開けても無理。結果、旧パーツは今のものと混同することはできないと悟る。
あっさりと諦め、現行パーツで全部固めた。結果、良好である。
やはり時代ごと、決まった規格に沿ったものを使うのが一番無難だ。
調整順は、リアホィールの振れとりと芯出し。
Rエンドの修正。
Rメカブラケットの修正
結果、変速も見違えるほど快調である。エンドが上下若干狂っていた。
明日は、これで、スタンプラリーしてみようと思う。ド派手なマシンなので、見かけたらすぐわかるかもw…。
((≡゚♀゚≡)
インテグラル式のヘッドパーツについて…。
40歳を境に自転車界に復帰してみると、憧れだった仏製パーツのほとんどは消滅していた。この事実にまず愕然となったのであるが、しばらく組み付けや再生をやっているうちに最新パーツの素晴らしさも実感することとなっている。
まず、驚くのは、最近のパーツの精度の良さである。昔の仏製パーツなどはそれは、ひどかったw。マファックのカンティブレーキなんてほとんど効かなかった。あれでよく販売できていたものだと今でも思う。日本製のダイアコンペもひどかったw。雨になるとまったく効かない。怖い思いも何度もしたっけ。
さて、今日はヘッドパーツについて。とくに最近のインテグラル式のものである。
インテグラルとは直訳すると統合とかいう意味合いになるかと思う。そう、まったく今の最新の自転車のヘッドパーツは、ヘッドチューブがまず、径が太くなっていて、その中に大きなベアリングが内蔵されてしまっている。利点は、もちろん、強くするためとなんといっても軽量化だと思う。先ほど、今のランドナーにつけているヘッド小物を輪行時に分解して、別の袋に入れて持ち歩いているのであるが、それの実に重いこと! ペダルとセットで測ってみるとなんと、1キロもあった!
まあ、こういう具合であるから、インテグラル式に動いたのものうなずけるわけである。ただ、私自身は、このヘッドパーツ規格を嫌っている。理由は、もちろん、輪行時にヘッドを分解して、素早くフォークを抜くことができないから。
今どきは、ほとんどが泥除けなしの自転車ばかりなので、フォーク抜きの輪行なんてしない、という思いが支配的である。しかし、これに泥除け、Fキャリアというものが付くと、フォークを抜かないことには、収納が大きくて迷惑千万なのである。
ただ、機械的な利点からいうとインテグラル方式は素晴らしい。ヘッド部分というのは、数ある機械の中でもほとんど回転しない、ということにまず驚く。私なんて、ベアリング自体にそれほどの精度が要らない、と常々思っているくらいだ。それと、工夫しているのは、トップボルトでヘッドを上下から締め付け、玉当たりを調整していること。これで、ステアリングの軽さを調整しているわけである。だから、あのステムのトップボルトをむやみに締め付けてはいけない。
欲しいパーツというのは、丹下かどこかが、RB661Cの輪行用ヘッド小物の軽量高級版を出してくれないかなー、ということ。とにかく安価だが、重量が重すぎる。他で軽量化してもこのヘッド小物の重量じゃ、台無しだ。
('A`)
今週も終わりだな…。明日は午後からオイル交換と自転車改造…。
夢の連休が終わって、忙しい毎日でしたが、やっと人心地つきました。
最近、人の人生をよく考えるようになりました。仕事柄ですかねw。
私の場合は、もう終末期ですな。
え? と思われるかもしれないけど、五〇歳というと、明治の頃だと、もう人生終わり。ハイ、それまでよー。ってな歳だったわけ。
今では、人生100年近くあるようですが、健康寿命ということで考えると、もう私の場合でも20年ほどしかありません。これに睡眠時間、労働時間を差し引くと可処分時間は驚くほど少ないことに気づきます。
最近、これを考えると、何事も客観的に考えられるようになり、たいしたことねぇーやー、って思えるようになりましたw…。
余談でした。^^;
さて、明日、午後からフリー。
車も遠出が重なり、相当距離を走ったので、一応、明日オイル交換することにしました。
そして、その後、ケルビムのレーサーを改造します。
まず、ホィールの芯出しをして、精度を追求し、その後、フレームのエンド幅修正、Rメカブラケットの修正とやって、BBをチタン製軽量BBに交換。そして、クランクもランドナーのsunxceedを持ってくる、と…。ペダルも黄色タイヤくんの軽量なアルテグラSPDを付ける。こうして、あちこちから軽量パーツを集約し、ケルビム号を無敵に軽量ロングライドマシンに仕上がる予定。
最後は、トドメのチューブラーに耐パンク補修材をたっぷり充填し、スペアタイヤ不要の鉄人マシンにします。これで、スペアタイヤ重量がなくなり、一気に軽量マシンの仲間入り。
後は、これで夢の長距離走行に挑戦となるわけですな。
軽量についてはさんざん薀蓄語ってきたので今更ですが、人間エンジンは永遠に変わらないため、その潜在エネルギーをフル活用するには、やはり、マシンの総重量を軽減するしか手はないわけです。
今までカーボンピラー、軽量サドル、とやってきて、いっきに仕上げにかかる予定。スペアの問題が解決すれば、チューブラーも捨てたもんじゃないよ。鉄人こだまさんから教えてもらったけど、耐パンク補修材ってのは一度入れると、長期間もつらしい。それに仮にパンクしても途中、空気を補充しながら、修理なしで、帰宅可能とのことでした。
以上を明日、やる予定にしております。
((≡゚♀゚≡)
冬の1日の過ごし方…。
特にこの10年、介護業界に身をおいて以来は、連休などというものは、まったく違う世界の出来事くらいに思っていた。連休もずっと何年も取らずに働いてくると、それほど欲しいと思わなくなるから不思議だ。
旅行はどうすんるんだ? と言われそうだが、日本という国は、たいがいが、どこへ行っても大して町の風情は変わらない。今では、コンビニや大型ショッピングモール、それにホームセンターの類がだいたい、郊外に展開されていて、大同小異である。
特に2000年以降が著しく、地方と都市の格差が縮まった感じがする。
今では、地元、特に半径50キロ圏内でどれだけ、楽しめるか、とかを考えるようにしている。海外なんて行きたいとも思わない。それよりも面白い世界中の動画をyoutubeで発見して、じっくり家で視聴している方がよっぽど面白いし、時間の節約になると思っている。
さて、晩秋の季節になった。
予定のない休日は部屋で酷使した愛車をバラしてグリスや油をくれてやったりしている。ほつれてきたバーテープを巻き直したり…。
自転車で快適に走れる季節ももうすぐ終わりである。だいたい、12月からの三ヶ月間は厳寒期となり、昼間でも肌寒くて、なかなか走りだす気にならなくなる。今日は、身体の調子が、とかなんとか都合のよい理由を付けてはコタツに潜り込むことばかり考えるようになる。私は、個人的にコタツが大好きである。最近の住宅で畳の部屋がない、などというのは我慢ならない。コタツとくれば、上にみかん、それとMacである。
ネットして疲れたらうたた寝。そして喉が渇くとみかんである。
このサイクルで一冬をやり過ごしている。
そして、コタツで読書するのが好きである。ニューサイ誌もずいぶんとコタツで読みふけったもんだ。そして、まだ見ぬ枯れ葉の降り積もる山道などを見ると旅情をそそられ、寒気を振り払い、旅支度を整えて、寒風の中へ漕ぎだすのである。
地元には、たくさんの誰も知らないような田舎の峠道がたくさんあり、有名な峠へ遠征するより、このような鄙びた峠でひなたぼっこしながら、休憩し、山の空気を堪能し、里へ降りてくる、というのを冬場によくやっている。10月も過ぎるとこうした1日の過ごし方が一番好きだったりする。枯れ葉の上にランドナーを寝かせて写真を撮ったり、遠景をぼぉーと眺めていたり。上空を飛んでいる飛行機の音に耳を傾けながら、空の青さに目を見張るのである。こんなにも空は青かったのか?とその時思う。と同時にそのさらに上に広がる無限の宇宙の広さに畏怖を感じる。
その昔、大事にコーヒー豆を持参し、峠頂上でゴリゴリやり、至福の一杯を煎れて悦に入るなどという高尚な趣味に興じる人たちがいたっけ。私には、そこまでの道楽はない。普通に午後の紅茶で充分であったりするw。
冬の休日の晴れた空が好きである。こうした気持のいい日は近所の無名の峠に出かけ、独り静寂を楽しんでいたりする…。どっかでキジの鳴く声がしたりする…。
((≡゚♀゚≡)
ツールド紀伊。これ、回ってみるぞ!! (・∀・)
ツール・ド・紀伊
新しい自転車遊びの形ができてるみたい。
全然知らんかったー。こういう遊びが今までなかったのが不思議。思えば、1人気ままに今まで走ってきたけど、これ、面白いわー! 紀伊半島を総なめにするようなコース取り。ブルベほどもしんどくなく、それでいて、達成感もあり、何より、スタンプラリーという形式がイイ! ま、開催期間は9/13〜1/31までだって。まだかなりあるじゃん!
参加するには、条件が…。('A`)
そう、スマホを持っていること!
オイラ、iPhone持ってるから全然OK。
さっそくアクセスし、登録完了しましたー!!
これで、次回休みから徐々に攻めて行きましょうかね。まずは奈良エリアだなw。
伊勢志摩や南紀は、遠いので、連休の前日に攻めるという作戦。
どんな景品がもらえるのか…。楽しみー!!
こういう遊びがしたかったのであります。サイクリングがこれからは楽しくなりそう。
ブルベってのもやってるらしいが、実にエントリーするには敷居が高い!
とても普通の体力じゃ、完走は無理。
このツールド紀伊は、参加が初心者も可能で、レンタサイクルもOKなんだって。いいねー。誰でもエントリーできるってのが素晴らしい。まだ、始まったばかりだから、これから天気と相談しながら、徐々に攻略していこうっと…。
((≡゚♀゚≡)
ランドナーの整備…。
| ↑黄色タイヤくんもずいぶんと走ったので、そろそろ振れとりをしているところ。しかし、驚いたことにさほど狂っておらず、ひと安心。(^^) |
| ↑続いて、イマイチ引きの重かったVブレーキをシマノのカンティに戻しました。リンクワイヤーは調整が楽でイイ。(・∀・) |
続いて、エンド修正工具にてエンドの狂いを取ります。これも前回やったので、今回は合格範囲です。続いて、念のためのRメカブラケットの修正をかけます。これもほぼ許容範囲内でした。若干修正したかな?
グリスアップの後、組付けを行い、ホィールの変速具合などを見ます。ビシ、ビシと決まります。いい感じ! ブレーキもよく効く。音鳴きもありません。左右のシューのクリアランスを調整して完成。
この黄色タイヤくんももうあちこちとかなり走り回っていて、往年の風格を漂わせております。あちこちについた傷は歴戦の勲章みたいなもんですな。タッチアップも年に一度くらいはやってやりたいんだけど、なかなかこのフレームカラーにぴったんこの色が見つからないのです。('A`)
ま、暇を見てボチボチとやりますかな。いったん完成したので、ちょっと試走でもしてみますか…。
((≡゚♀゚≡)
秋の夜長か…。古座川で出会ったある釣り師の人。
夢の4連休もいよいよ今日で最後となる。しかし、この4連休は長く感じた。充実した日々であった。
この前、古座川流域をサイクリングしてきたわけである。古座川は、串本に住んでいた頃から、よく夏になると親戚の人らとバーベキューに行ったりしていて、思い出深い場所なのである。
あの頃と水の透明度はほとんど変わらない。変わったのは、周辺の道路が立派になったことだろうか…。古座川は今や、カヌーで有名になった。全国からカヌーの愛好家が来ていて、シーズン中はいろいろな挺が川を滑っていく。私も過去何度となく観光協会のレンタルカヌーを借りて、川下りを楽しんでいる。
中でも思い出深いのが、1人の釣り師と出会ったことだった。その人はちょうど川の中ほど、どのあたりだったかは忘れたが、カーブしていて急流になってエイヤッっとバランスをとって、カヌーを操縦したら、次にトロ場に出てみると、お~い、と中洲の方から声が聴こえる。見てみると、こちらに手を振りまくって笑っている。どうしました? と言うと、釣り糸が川の中ほどの水中に引っかかったらしく、どうしても取れないと…。あんた、ちょっと釣り竿持っててくれんやろかと…。えーですよ! とオイラは、挺を中洲へ引っ張りあげ、ついでに溜まった水を抜いて、干す。そして、その人の釣り竿を持ってあげると、その人、ちょっと潜って見てみるわー、と言って、やおら水中へドボン! 一回目。プハァ~、あかんわぁー、ちょっと深くて、もう一度行くわー、ドボン。二回目。プハァ~、あかんなー、しぶといなー。木の根っ子が底の方にあって、そこへどうやら引っかかっているらしい。三回目。ドボン。プハァ~。やっと取れたわぁー。ありがとう!
と言って、その人、中洲へ上がってくる。満面の笑顔である。
ところであんた、どっから来たん? オイラはこの上流の一枚岩のちょっと下の方です。という。そう。最近は、カヌー多いよー。釣りの人も多いけど、うまくやり過ごしてるみたいやな。あなたは、どこの人?とオイラ。その人は、何でも相瀬に住んでいるとか。定住しているわけではなく、古民家を畑ごと借り受けて、夏の暑い時期だけ、こうして、日がな一日釣りに興じているという。本来の住所は天王寺だという。ほぉー。大阪からわざわざ…。そう、私の妻は、どうも田舎が苦手で誘っても絶対に来ないと言ってた。それで、妻を1人、天王寺に残して、こうして、私だけ、相瀬に夏中住んで、こうして大好きな釣りを毎日やってるわけだと。素晴らしい! 私も暇を見つけては、こうして古座川を下りにカヌーでやってきてるわけですわ、とオイラ。
その人、今度、自転車で来るんなら、寄ってってよ。相瀬に住んでるからさ、と。ハイ、そうします。今日はあんたが来てくれて、助かったわ。誰も通らんかったら、釣り糸絶対に取れんかった、と…。いえいえ、どういたしまして。
じゃ、さいなら。また会いましょう、と言ってお別れをして、また河口までのんびりと下って行ったわけであった。
あのオヤジにはその後、お会いしていないが、きっと毎年、夏になると釣り三昧の日々を送っているのだろう。それにこの付近の家を借りると言っても相当安いらしい。田舎暮らしの好きな人は、試しに季節ごとに借り受けて、体験してみたらどうだろうか?
古座川は、夏に行くと最高なのであるが、ここは冬は心底冷えるのである。大塔山から流れ出るその川の水は冷たく、昔は、切り出した木材を河口まで筏で流し、また、何日かかけて帰ってくるというのが、村人の生活だったらしい。戦前など、林業が最盛期だった頃は、川の中流付近には映画館まであったくらいの人出だったらしい。今ではとても信じられないことだが…。
それと、もっと昔、車という交通手段がなかった頃、人は獣道を歩いて何日もかけて串本などの町へ木炭などを売り、引き換えに干物の魚などを仕入れて帰っていたらしい。聴くところによると牟婁病という恐ろしい風土病があったという。その正体は今で言うアミトロ。ALSである。筋萎縮性側索硬化症。全身の筋肉が脱力し、やがて死んでしまう恐ろしい病気である。その原因は川の水にあったとされる。清流すぎるくらいの清流の古座川であるが、その水はあるミネラルに欠ける成分であったようだ。そのため、流域の村からまったく外へ出ず、一生海を見ずに死ぬ人もいたという昔は、川の魚や川の水が生活のすべてであった。その貧弱なミネラル成分ゆえに、こうした恐ろしい病が発症したとも考えられているが、今では否定されてもいる。
さて、司馬遼太郎氏も大層、この古座川流域を好んだという。氏の別荘が一雨にあるくらいであるから、相当なものである。街道をゆくの第8巻に古座街道は収められている。戦前の古座川流域の話を聞くとおとぎ話のように聞こえる。今は、過疎化の一途であり、若者の定着を願ってこの観光カヌーも町をあげてやっているわけである。古座というともうひとつ名物がうなぎである。そのウナギを以前、河口の古座の町にある老舗の鰻屋で食ったことがあったが、絶品と評するにふさわしいその味が忘れられず、また食いたい一心で探したのであるが、そのお店は廃業されていた。店主が高齢になったためだとか…。
古座を走り切ると、お腹が減って、いつもウナギを食うべく楽しみにしていたのであるが、非常に残念である。
次は、奇岩だけにスポットを当てて、撮影してみたいと思っている。ボタン岩とか、虫喰岩とか、おもしろい奇岩がたくさんあるので…、と秋の夜長につらつらと思い出を回想してみたのである。眠くなったので、二度寝することにする。
((≡゚♀゚≡)
ランドナーと喜多郎について…。
私は、中年になって、がむしゃらに走るというスタイルはなくなりつつある。この前も新宮市まで走った。人に話すと皆、驚愕されるが、結果、ガチンコではなく、写真を撮ったり、食事をしたり、足湯をしたりののんびりツーリングだった。
私が、思うには、ランドナーにぴったりの音楽というか、今、よく聴くのは喜多郎のシルクロードのディスクである。中でも敦煌からの想い、という曲をよく聴く。砂漠をらくだに乗ってのんびり旅しているような雰囲気だが、これが、革サドルにまたがり、ランドナーバーをゆったりと握ってのんびりペダルを漕いでいる自分に重なるのである。フロントバッグを前方に構え、サドルループには輪行袋を括りつけての旅姿…。履物はいつものSPDサンダルに素足w。
シルクロードとは、一種のブームだったなー、と思う。高校生の頃だったかな、NHKでシルクロードという番組が月一回だったか、放送開始されたのだ。その頃はまだ、中国と国交が回復したばかりで、中国人は皆、人民服を着ていて、なんかミステリアスな国に見えた。しかも聴いたこともない内陸部のタクラマカン砂漠なんて高校の地理の時間に聴いたくらいで、どんな場所か、どんな民族が住んでいるのかなんてまったくだった。それが、長安より出発して、砂漠を難儀してトラック部隊で乗り越えていく様子が興奮して、もう寝ても覚めてもだった。それにその作中に流れる喜多郎のシンセサイザーの音楽。今までに聴いたこともないその音色とシンセサイザーという楽器にも興味があったな。
それに喜多郎という仙人のようは風貌の男性が1人長野の山奥に住んで、自給自足の生活をしながら、このような美しい音楽を作っていたとは…。
以来、このシルクロードシリーズは4枚を揃えた。今でもとっかえひっかえで聞き惚れている。メインテーマはあまりに有名でああ、あの曲ね!って誰でも知っているが、サウンドトラックという体裁からか、無名の曲でもイイのがあるのである。
風を切って峠を下っている時や、カンカン照りの中を押し歩いている時などにふいに頭のなかで喜多郎の曲が鳴っていたりするw…。風景にぴったりだったりする。どちらかというと姫神の音楽も日本のサイクリングにはぴったりかもなw。
((≡゚♀゚≡)
古座街道の翌日。紀の川サイクリングコースを流してクールダウン…。
| ↑北勢田付近の田んぼ。彼岸花が咲いております。すっかり秋になりました。 |
| ↑淡路街道です。近所を通っているいにしえの道です。ずっと高校生の頃、これを高校に通っていました。 |
| ↑いつもの紀の川サイクリングコース。名手付近。 | きれいに土手の雑草が刈り取られてロールケーキ状になってました。 |
| ↑秋空です。もうじき、寒い冬になると…。 |
それから、津波やら豪雨被害やらの話になり、やはり同じ和歌山県人、最近の天災につい熱く議論してしまいましたが、自然の起こすこと。人間の考えなど取るに足らない範疇でしかないのでした。
そして、お別れを言い、私は、また、東へハンドルを向け、あてもなくブラーと堤防を流していきました。しかし、昨日の疲れも若干あって、あまり気乗りしないので、すぐ次の橋を渡って南岸へ。そして渋田あたりから戻りました。粉河でちょっと気になって実に40年ぶりくらいに我が母校の粉河中学校(旧学舎)へ寄ってみましたら、これが、取り壊し作業の真っ最中…。('A`)
あれだけ歓声響いてた校舎は徐々に取り壊され、自然の姿に戻りつつあるのでした。人口減ってのは実に知らないうちに確実にじわじわと忍び寄っております。私らのような都市周辺部に居住している者にとっては普段と変化に気づかないけど、いったん僻地に出向くと、確実に人口が減っていて、消滅集落というのに出くわします。朽ち果て、山の緑に飲み込まれつつある集落を見ていると、アニメの風の谷のナウシカの村を想像してしまいます。腐海ではないけど、いずれ人間がいなくなると、どの町もあのような風景になっていくのでしょう。あちこちに野性の動物の糞らしきものが転がっていたり…。自然の繁殖力というか侵食力はすさまじいなぁーといつもながらにおじさんは感慨深いものがあり、ランドナーを停めて、じっと自然の物音に耳を澄ますのでした。
●
明日で4連休は終わります。
明日ももうロングライドは止め、予備日として部屋でランドナーとロングライドマシンの両方をリアエンド周辺を中心に測定&修正をしてやろうと思っています。ともうしますのも、まっすぐ走ってるわー、って普段乗っていても、いざ、実際に測定してみると実にこれが狂っていてびっくりだったりするのです。それで、ホィールの芯出しをやり、Rエンドの測定修正をやり、Rメカブラケットの修正をやって…、ってな作業をやる予定にしております。気持よく走る方がイイ!
((≡゚♀゚≡)
【レポ】紀伊田辺駅〜古座駅まで、山間部サイクリング。
2014.09.21日。晴れ
自宅より、車に自転車を乗っけて、JR紀伊田辺駅まで走り、駅前駐車場へ車をデポして、そこから走りました。周参見からは山間コースとなり、七川ダムを経て、古座駅までたっぷりと南紀のダイナミックな自然を満喫できる最高のサイクリングコース。このコースをぞっこん好きになってしまい、他府県へわざわざ遠出しようと思わなくなりました。^^;
●この日の写真です。↓
https://photos.app.goo.gl/TfHnwo6jVX82JA6M8
早朝の6時に起きて、身支度をし、7時に出ました。時間をかせぐため、高速を使い、海南インターから、南部まで8時半ごろ紀伊田辺駅に到着しました。そして、いつもの黄色タイヤくんを組み上げ、紀伊田辺駅に車をデポし、ここからスタートです。
国道を周参見まで快調に走り、そして、いよいよ古座街道へと山間部に入ります。一歩入ると、そこはもう熊野の大自然。海からちょっとしか離れてないのに、苔がびっしりと張りついた深山幽谷の細道となります。獅子目峠までのルートは基本、登り基調。ギアをセンター、そして、インナーと落とし込み、ローアンドロー作戦でじわじわと攻めていきます。お尻にすっかり馴染んだBROOKSのB17サドルが非常に心地いい感触です。一枚皮のサドルは一度慣れると手放せなくなりますな。
さて、雫の滝かー。滝は下りると見られるんだけど、もう前に降りて見たからもういいか…。先を急ぎました。しかし、車が来ない。1時間に1台会うかどうか…。まったく辺鄙な土地にやってきたもんです。しかし、この古座地方が私はぞっこんになってしまい、年に何度かは必ずやってきます。家から比較的近いんだけど、これだけ、素晴らしい自然が残っている地域は今や少なくなりました。当然、ほとんどが携帯圏外でしたw。
佐本までもう少しという手作りの看板が出ていて、記念撮影などして、出発。いつもながら、止まっては写真を撮っての走行なので、ゆっくりです。しかし、せっかくの連休にゆっくりするためにわざわざやってきているのだから、慌てる必要性など全くありません。ランドナーという車種はすべてにおいてゆったりと乗る乗り物だからですw。
獅子目峠に到着しました。すごい苔がトンネルの入口壁面にびっしりです。ビロードという表現がぴったり。そうとう年間降水量が多いんでしょうね。きっと。
トンネルの中はひんやりでかいた汗が一気に引きます。ふぅー、気持ちええわい!
そして、トンネルを抜けるとこれまで登り基調だったのが、反対にダウンヒル全開となり、下ハンドル握って、一気に急降下していきます。あっという間に七川ダム手前まできました。しかし、ここからダムまでは、最後の上り区間があります。実は先程の獅子目峠より、こちらの登りの方がしんどいのです。ギアをローに入れ、じわじわ行きます。前はスズメバチに襲撃されたけど、今回はなし、やれやれです。下りなら振り払えるけど、登りで攻められたら終わりです。
ピークは小さなトンネルでした。それを抜けて行くと、古座川荘があります。何年も前からやってるような閉まっているような、謎の多い旅館です。
ダム湖は満水に近いようでした。多くの釣り客が来てましたな。バス釣りでしょうね。大物がいるという噂。七川ダムとか池原ダムは釣り人の聖地ですな。しかし、大都会からあまりに遠いので、日帰りはきついだろうな…。
ダム湖畔のトイレにて休憩。ここから今津橋を渡ると、もう一気にダウンヒルです。後は、川沿いに古座駅まで下るのみですが、ただの下りではなく、ここからが古座街道の本領です。両岸に広がる老年期の地形が実に素晴らしい。水墨画のような幻想的な奇岩がたくさんあって、それに映る清流…。吹き抜けてくる川風が涼しく、一瞬の涼感を得ます。私は、今回、こだわって、旧道をできるだけたどることにしました。これが、いいのなんの! 静寂と自然の風景。竹林の影でランドナーを停めていつまでもぼぉーと川の風景に見入っておりました。
さてと行くか…。清流を求めてくるのか、キャンパーが多いためか、キャンプ場があちこちにできてます。全国からのキャンパーが来るようです。最近は定年後の熟年夫婦が目立つようになりました。こことか、川湯温泉にも大勢いましたな。
さて、ハンガーノックに備えて買ってたカロリーメートはこの日も封を切ることはなく、フロントバッグにそのまま入っております。
うなぎでも食いたいなーと思うのですが、老舗が相次いで廃業したとか…。まったく寂しい限りです。跡継ぎがいないのが最大の理由だとか。ここらの高齢化率は凄まじく、町にて若者を見かけることはめったにありません。あと数十年もすると消滅村落というのが大量に出てくるでしょうね。今でも廃屋が多くて、人の気配がする集落に出会ったときは嬉しい限りでした。周参見から入って数十キロ。人がいないのはやはり寂しいですな。かつて人が住んでいた痕跡はあるものの…。人がいなくなったらこうなります、みたいな見本です。
大昔はこういう感じだったのかな。全国。
ま、15:00に古座駅に無事到着し、駅前でまた愛車をバラし、袋詰。もう手慣れたもので、すぐに袋に収まり、電車を待ちますが、これが、なんと約2時間待ち。自走したら帰れるのでは?と一瞬思いましたが、これ、以上疲労したくないので、止めました。
今日は、輪行ビールはなし。あと、また、田辺から車を運転して帰るから。カーサイクリングは気楽でいいけど、事故の心配があるしで、結局オール電車の方がいいのかな…。
(・∀・)
次回はオール電車でまた来たいですな。
((≡゚♀゚≡)
チューブラーかクリンチャーか…。???
今日、ロングライドより無事帰還。今日はカーサイクリング&輪行でした。言った先は紀伊田辺駅〜古座駅まで。レポは明日。もう今日は余力なし。
で、ふとショップを見ていると、クリンチャーリムに取り付けられるチューブラータイヤってのが載ってた。非常に興味ある。これなら、クリンチャータイヤとチューブラー両方共用できて非常にコスパイイ!
値段もまあまあ。
コレだよー。↓
テューフォー [TUFO]
C-S33-PRO チューブラークリンチャータイヤ
エンド修正してみた…。
| ↑これはTOEIのフレーム。まだ未使用なので、当然、精度が出ていますね! |
ママチャリなぁ~。でもデファクトスタンダードなんだよなぁー。
まいどの細麺動画ですなw。
しかし、スポーツバイクのチューンより、よっぽど面白いし、これから開業しようって方は要注目ですな。これぞ、ママチャリの現実&問題点なのであります。
紹介されてる車種の重量聞いて、まず笑っちゃいました。
約30キロって…w。(・∀・)
米俵積んでる運搬車じゃないんだし、それに人間が乗るとどれくらい重くなるのか?
メーカーさんは本当に買う人の気持をわかってるのか、どうだか…。
使い捨てで売れりゃいい、ってな考え方いい加減、修正できないもんだろうか…、といつも思います。ヨーロッパじゃ、おじいさんの代からの自転車が大事にメンテされて乗り継かがれているっていうのに…。
しかし、コレ、みると、自分ちのママチャリもやってしまいたい衝動に駆られてしまいますw。おっとアブねー、 アブネ━━━━Σ(゚д゚;)━━━━!!。
PARKTOOL FFG-2 フレーム&フォークアライメントツールをゲット!
理由は、パーツよりも工具により、情熱を感じているから…。
工具の収集は遠く、高校生の頃にまで遡る。そのため、我が工具ボックスには、ビンテージ級の工具も存在する。コッターピンを抜く工具や、ボスフリー抜き、泥除け穴あけパンチなど…。
自転車の規格が一昔前は1インチを基本に展開されていて、工具の種類もさほど多くはなかった。ひと通りそろえれば、何でもできた。
それが、今はw…。(・∀・)
●
さて、本日書くのは、私の工具収集もようやくゴールに近づいている、ということである。ひと通り、組付けバラしに必要な工具類はほぼ揃えた。残りはいよいよ専門性の高い、フレーム修正に関する工具たちである。
私が、長年、鉄フレームの自転車にばかりこだわってきたのは、鉄は柔軟に修正修理が可能で、一生大事に乗り続けられる、という愛着があるからである。
今日のブツは、PARKTOOL FFG-2 フレーム&フォークアライメントツール
フレームのエンド幅を測定し、エンドの平行度を見て、修正する工具である。落車を経験したり、輪行を頻繁に行う人は特にエンドのひずみに注意したほうがイイ。自転車は二輪なので、前後のホィールが一直線で左右の平行がきちんと出て、ホィールがまっすぐに入っていないと、意外と走行抵抗が発生している可能性が高い。きちんと精度を出して組み付けたいものである。
((≡゚♀゚≡)
続・弟のあさひラトゥールについて…。
| ↑弟のラトゥールです。結構乗りやすいです。しかも安い。5万台で買える貴重な車種! |
というか、前の日のロングライドの疲れのための予備日としていました。ポケーとしてたら、弟の家に向かっていました。これが、弟の愛車、あさひのラトゥールです。
重量は重い12キロほど。しかし、驚愕のそのお値段。完成車で5万台です。
泥除けも付いています。ま、これから、自転車欲しいけど、高いしなぁー、と躊躇している方にオススメの一台であります。これなら、途中で挫折して、辞めても悔いはないでしょう。
キャリア、バッグなどの後付の装備を付ければ、立派な旅行車に変身です。
ホイールサイズがタイヤの豊富な700Cであるため、後程のカスタマイズが楽しみですな。
私的イチオシ改造ポイントは、ヘッド小物をマイクロアジャスター式に交換し、ヘッド抜き輪行を可能にすること。これで、フロントをフォークごと抜き取れます。ずいぶんと輪行袋がコンパクトになるでしょう。後は、高いけど、サドルはやっぱBROOKSかなw。
後は、オイオイ、お金を貯めてコツコツと交換していけばいいでしょう。まずはブレーキレバーを上引き式にして、ハンドルを輪行時に分離できるようにすることでしょう。
ま、見ればみるほどに欲しくなる一台です。高けりゃいいみたいな風潮をなんとかぶっ壊したい一念もありますなw…。
((≡゚♀゚≡)
心地よい疲労感…。さて、次はどこへ…。
自分でも信じられないくらいに快調に走りました。懸案だった天辻峠の激坂ですが、淡々といつものペダリングで降りることもなく乗り切りました。4時に自宅を出て、天辻峠に着いたのが8時。そして、道の駅十津川郷へは10:30に着いています。地図をみると、おおよそ、ここで全行程の半分くらいですかね。
それと、十津川郷ではレストランが開く時間まで30分も待ったし、それから食べて出発したので、1時間位は休憩していたことになります。ここらをもっと補給食のみで補い、走りに徹するとすると、13時過ぎくらいには新宮市にゴール出来ていただろう、と思います。
なので、これくらいの距離を10時間以内で走り切ることができる、という自身がつきました!
ブルベだとエントリーが200キロからなので、制限時間は13時間だったと思います。ただ、ほとんどが周回コースとなるため、アップダウンがかならず繰り返されるし、より過酷だということです。それに途中通過の足切りタイム制限もありますね。
ま、私は、元来のんびり派で急かされて走るのは嫌いなので、参加はしないつもりですが、独自でまた、長距離を走ろうと考えています。
次は、どこへ行くかなー、と思っていますが、できることなら、翌日を今日のように予備日として余裕で過ごしたいので、日帰りしたいのです。僻地は皆、電車の時間が悪く、夜になると帰ってこれるのかどうか…。
しかし、人間の体力ってすごいですね。無理かなーと思っててもなんとか走り切れますもん。それに翌朝も這うほどのしんどさはないです。筋肉痛もありません。
今回、ちまたで噂のイミダペプチドを試す機会がなく、残念だったので、次回こそは、用意して試してみたいと思います。実験台ですなw。
((≡゚♀゚≡)
私の気になる部品。BrooksのB17スタンダード
| ↑昨日長距離を走ったBrooksのB17スタンダードサドル。サドルトップのナットを少し閉め込んで皮を張ってみました。 |
| ↑サドルバッグのループもついているので、非常に便利。いつもここへ輪行袋を吊り下げて走ります。 |
総合的に考えると、このサドルの右に出るものはない、と思います。
長らく続く英国の伝統を感じる逸品ですな。
((≡゚♀゚≡)
【レポ】自宅(紀の川市)〜新宮市までR168にてサイクリング。
念願だった、R168号十津川街道をサイクリングできましたので、報告します。自宅から出て、いつもの紀の川南岸コースを走り、五条に至ります。そこから天辻峠を越えて、後は、熊野川沿いにひたすら新宮市を目指しました。総距離は163km。4時出発で14:30に到着しました。
●コースです。↓
https://ridewithgps.com/routes/32922511
●お写真です。↓
かつらぎ町渋田のセブンで休憩。補給食を購入。まだ薄暗くて寒い。
日の出前です。やっと明るくなり、もうすぐライトも消灯。
夜明け前の紀の川。妙寺付近。
五条市丹原付近。もうすぐR168と合流します。
R168を天辻峠目指して上っています。木炭を作る会社の煙。独特の匂いがします。
ようやく夜が明けました。
悲劇の五新線跡。このトンネルが坂本まで抜けています。約6キロほどもあるらしい。一度も使わずに終了したとは悲劇ですな。
天辻峠の激坂の始まり。インナーローでのんびりと行きます。
この天辻トンネルが超怖い! 路肩ほとんどなし。大型車来たらアウト! おまけに2キロほどもあるんです。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
天辻峠頂上付近。天辻のバス停がありました。
道の駅、星の国で休憩です。ここからスーパーダウンヒル。概ね、新宮までは下り基調なので、心配なし。
神秘的なダム湖の風景。
渋い。三階建ての昭和館という旅館。ここを右折で延々新宮まで一本道です。
猿谷ダムです。
しかし、すごい橋を架けるものだな、と思います。
だんだんと十津川街道の秘境ムードが漂ってきます。
ちょっと小休止。商店もなにもありません。恐ろしや。十津川街道。
三里山の水という湧水を汲んでペットボトルの水と入れ替えです。これで新宮まで持つかな。
足湯で有名な道の駅十津川郷に到着。
途中、スーパーカブでツーリングしている人と出会いました。
当然、足湯で温もり、疲れをとります。
道の駅二階の行仙という蕎麦屋で梅とじそばを食べました。
そろそろ十津川温泉に到着。約半分来ました。
数年前の紀州大水害の影響からか、バイパスが付け替えられていて、まったく違う風景になりました。
とうとうR311合流点まで来ましたよ。新宮までもう少し。
14時頃にようやく新宮市内に突入。やったー、走りきったぞー! (^^)
早朝、3時に起きだしました。もう今日は前から走りたくてウズウズしていたコース。コース自体はもう何度もドライブで走っているので、熟知しておりましたから、どこを曲がると次はどんな景色になるかとか、予想できます。
まず、4時になったので、黄色タイヤのランドナーを2階から下ろし、Fバッグの中身をチェックです。すると、みるみる気温が低いことに気づきます。ブルっときます。寒っ!すぐにバッグの中のやっけを取り出します。すると、さっき行ったばかりのトイレにまたしても行きたくなりました。冷えて便意が催してきましたですw。事を済ませ、再スタート。
あたりは当然、真っ暗のため、LEDライトを付けて走行です。このライトはいつもの猫ちゃんではなく、キャットアイの4灯のLEDでして、かなり明るいです。そして、まずは、紀の川南岸コースを走ります。いつものサイクリングルートですね。ま、ここ、最近、等間隔でコンビニができたので、非常にありがたい。飲料水などを次々に購入です。そして、最終、橋本の紀伊清水あたりのローソンがスタート後、最後のコンビニとなります。この十津川街道を長らく避けてきたのには、理由があります。そう、途中にコンビニなどが皆無でして、補給をしっかり持って走行しないととんでもないことになる、ってこと。これはライダーも同じで、ガソスタもこの区間になると開いているスタンドがほとんどありません。恐ろしい田舎街道なのです。
やっと空も白み始めたころ、五条市の丹原に着きました。いつものお世話になる柿の葉寿司のたなかの店があるとこ。もう、ここからじわじわと天辻峠の登りが始まります。Fギアをまずは、ミドルに放り込み、ポクポクと漕いでいきます。今日は、定番のBROOKSの一枚革のサドルに換装していますため、おしりの痛みは最後まで発生せず。さすが! 居住性においては、このサドルの右に出るものはないでしょう。
さて、悲劇の西吉野の五新線跡にきました。立派に完成したけど、一度も走行しなかった悲劇の鉄道跡ですな。壮大な天辻峠を抜ける大トンネルを撮影したあと、いよいよ、激坂の始まり。Fギアもとうとうインナーの登場です。26Tなので、ほぼ1対1のローアンドローでの長い登り。いや、のんびりいこう! サイクリングはのんびりするためにやってるのだし、必死になって漕ぐ必要なんて毛頭ないんだから…。小鳥が鳴いていたり、やがて、セミの声に変わったりで、自然のBGMを堪能しながら進みます。
途中、ドライブインみたいのがあって、やっとトイレできるかー、って思ったら、閉まってたw。(・∀・)
仕方なくゆっくり休んだり、ポカリをちょっと飲んだりしながら、頂上をめざします。やっとこさで新天辻トンネルまできました。普通、これだけ、登ったんだから、これが峠だろうって思うんでしょうが、これが甘い! この天辻峠は、まだ、ここから真の峠頂上までまだ、登ります。もう一つ、天辻トンネルという狭路の実に暗く怖いトンネルがあるんです。これが、約2キロほどもあって、おまけにここ、交通量が多いため、非常に自転車は怖いのです。大型車が来ないことを祈りつつ、抜けました。ここから出ると、右手に温泉があります。そしてすぐに天辻峠の真のピークとなります。ランクル組みが故障のためか、タイヤ交換やらやってました。
ちょっと下りると、道の駅星の国ってのがあるんで、もう我慢してたトイレに急行! あー、すっきり。出てくると、ひとりのおじさんが近寄ってきて、いいの乗ってるねぇー、どこからどこまで?って聞かれたので、紀の川市から新宮市までです。って言うと、びっくりしたような顔をされて、えぇー? 新宮まで行くのー? 何時くらいに着くのかなー?って…。そうですねー、ま、このペースだと夕方には着くでしょうね、と…。
さて、ここからスーパーダウンヒルです。いっきに5分ほどで阪本に到着。歴史的な旅館の昭和館を撮影し、さて、行くか…。かなり降ってきて、猿谷ダムの次のダム。えー、何ダムだっけ?忘れたのダムサイトにひっそりと名水があるんです。三里山の名水といって、地元の方が親切にもコップも備え付けてくれています。手をつけると冷たく。気持ちいい。そして、残り少ないポカリを捨て、中身を洗って、名水を満タンにします。それはほのかに山の香りのするようなミネラルウォーターで伏拝くらいまでずっと飲んでました。
あー、山のオウラを一気に吸収し、元気百倍です。
プロフィール通り、ほぼ下り基調! サイコー! もうランドナーを倒したりしてコーナーを次々と攻め、10時30分に道の駅、十津川郷に到着しました。ですが、まだ、お昼の予定にしてた2階の行仙っていう蕎麦屋は開店前。すると、またしてもひとりのおじさんが近寄ってきて、ほぉー、ランドナーですか…。これ、どこの?って言われて、これはね、パナのPOSで組みました、って…。ほぉー。私もね、BSのワイルドキャットのMTBを持ってるんだよねー、かれこれ23年前かなー?だって。そして、その後、ここの名物の無料温泉足湯に二人は腰を下ろし、自転車談義、旅談義となりました。30分ほど話して、おじさんはほんじゃ、気をつけて! って乗ってきた単車にまたがり去って行きましたー。和泉府中から来て、今夜は海南の実家に泊まるんだって。
開店時間になったため、さっそく行仙の2階に上がり、梅とじ蕎麦を注文。ここの地元産のそば粉で作った蕎麦でここに来ると、ここで食べるのが習慣ですな。というか、この付近、ここ以外に店ないんだわw。
さて、出てくると、星の国で出会ったおじさん一行が到着してて、あれ? 早いなぁー、もうここまで来たのぉー?だってw。お別れを言い、先に行きます。さて、ここから、長大トンネルがいくつもあって、地下鉄状態。しかし、便利になったもんだなー、と…。雨でも雨具がいらないので、トンネルは自転車乗りにはありがいが、景色さっぱりじゃねw…。
十津川温泉街を通過。この頃より日差しが強くなってきて、喉の渇きもピークになります。木陰を見つけては止まって、一口二口と…。ま、自転車旅行は何事ものんびりですからね。最終は19時過ぎだから、それまでに着きゃいいし、無理なら、どっかの安宿に転がり込むまで…。
ここからじわじわと第二のピークにさしかかります。そう、七色です。ここがこの付近の山脈の分水嶺みたいになっていて、ダムはみるみる底になっていき、上り坂もピークを迎えます。向こうから、MTBにザックを背負い込んだ男性が挨拶。まだ、ここからだいぶ登りますかー?だって。じわじわと続きますよ、とオイラ。
お別れを言い、再出発。時々、小さな苔むしたトンネルが涼感を得られてイイ! こうしたポイントでは必ず止まって休憩となります。かいた汗が一気に引きますね。
さ、七色のトンネルを過ぎるとまたもや、スーパーダウンヒル。一気に伏拝まで下りきります。実は、もう、ここらへんまで来ると、熊野川も中流域。流れも緩やかになり、大河の様相になります。きれいな水と青空。本当に来てよかったと感動の風景です。
熊野本宮大社は連休とあって、大勢の観光客でごったがえしておりました。世界遺産となったことで、ものすごい人出ですな。
後は、もう快走路のため、飛ばす飛ばす。一気に道の駅熊野川に着きました。トイレから出ると不審に物陰からちらっと見て引っ込むおばさんが…。どっかで見たような…。うちのオカンやんかぁー! 弟とこっちに観光に来たので、ついでにオイラがどの辺走ってるか見てやろう、って来てみたら、居たとw…。商談成立し、帰りは乗っけてもらうことに。まずは、本日の目標ゴール新宮駅まで走るわー、ってことで先に出ます。ここからは快走路で一気に新宮市内になだれ込みました。中上健次の出身校の新宮高校が左手に見えました。本当に来たぜ! 自転車で自走で新宮市。道に迷いつつ、駅に着いたのは15時でした。
あー、疲れたが、今日は充実した1日。しかし、次第に地図が塗りつぶされていき、走ってない道が少なくなってきて寂しいのもあるし…。
((≡゚♀゚≡)
昨日は3時間しか寝てないよ。(;´д`)トホホ…
昨日は日勤でした。さて、そろそろ定時で帰るか、という矢先、利用者の一人の具合がどうも悪い。次第にぐったりしてきて、SPO2が84%! (-_-;) 緊急事態。すぐに救急搬送で、私が救急車に乗っていくことに…。 当然、それから病院に運ばれて検査一通り。数時間経過…。 解放されたの...
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すっかり廃番になったものとばかり思っていたシマノのカンチブレーキで105グレードのものである。型番を BR-CX50 という。今も黄色タイヤのランドナーに付けている。私は、これのシューをロード用の舟に替えてシューをクールストップのサーモンに変更している。 よく効いて何よりもアー...
-
シマノが8速以上のWレバーの製造を辞めてからちょっと経つ。その影響かどうかわからないけど、憧れだったラレーのクラブスペシャルという自転車もカタログ落ちになった。今はもう製造されていないみたいです。 となると、これらWレバーの自転車を買った人たちはもし、故障するとなると大変に困る...

















































