最近の自転車ブーム…。

さて、連休も2日目となった。今日は、朝からニュースを読んでいてホッとしているところなのである。というのも、いつも乗っている阪和線が紀伊駅と山中渓駅間で土砂降りのため、徐行運転しているというのである。当然、列車は遅れているようだ。今日が、休みで本当にラッキーなのである。

布団に潜って雨音を聴きながら寝るのが好きだったりする。どっこも出なくていい幸せといったら…。この時間が永遠に続いてくれんだろうか、とか思ったりする。

私の所属しているアウトドアのクラブが創立9周年を迎えたのだそうだ。すごいことであると思う。大体、造るのは簡単でも継続はなかなかできない。とくに雑多な人が去来するクラブなどなると大抵は、もめごとが起きて収拾がつかなくなり、自然解散…、ってな構図が多かったりするから、うちは、よっぽどクラブ員に恵まれているのだなー、と感心しきりなのである。

最近は、もっぱら読書である。読み終えたのは、「スロー・サイクリング」。
私のいつもの趣味。自転車の本である。しかし、私も最近は、年齢のせいか、昔のようにがむしゃらにストイックに走る、ってなスタイルはもうしなくなってきている。のんびり、漕いだり止めたりで風景を楽しみながら、その辺を走る。たまに気になる食堂などがあると、必ず立ち寄る。他は、主に携帯で写真を撮る、ってな走りなのでこの本の著者の言っていることに共鳴した次第。今の自転車ブームに私は、疑問を感じている。というのも、他人よりも少しでも距離を走ったり、早く走ることに生きがいを感じているような人種が多いことだ。健康ブームは、結構なことだが、趣味の世界までも競争を持ち込むことに抵抗を覚える。私は、趣味くらいのんびり、競争することなく楽しみたい人間だ。それで、レースやトライアル一切参加しない。

 今、ハマっているのは、自転車の整備である。自転車というのは、メカニズムが簡単で、その上、お金がかからない。お金をかけても100万までである。一般人が自分の懐具合と相談して最大限楽しめる趣味である。これが、車などとなると億の単位になるから普通の人間は手が出ない。それと、私が自転車に惚れ込む理由は、何から何まで自分で手作業で整備、改造ができるということ。不思議なことにこのようなすばらしい趣味世界なのに、その手の整備本は、稀であった。が、ついにこの禁を犯して出版してくれる人が出てきた。東京にサイメンという会社を経営するその方の編集ビデオに今、ハマりつつある。シリーズになっていて、先日、ホィール組みの達人、ってのを買った。1時間の動画にホイール組み立てのノウハウを余すところなく、説明されている。おそらく、このシリーズを全巻揃えてマスターすれば、どこの自転車店でも働けるだろうと思う。 自分の乗る道具を自分の手でゼロから組み立てる。なんというすばらしい世界だろう。こういうことができるのは、オーディオやアマチュア無線くらいだろうか…。これからは、部品よりも工具が増えそうな気配なのである。

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