ひたひたと忍び寄る衰退の波。部品供給の話。

ランドナーに代表されるような伝統的なツーリング車が好きです。しかし、こういった車種が衰退の一途を辿っており、いつ火が消えるかとヒヤヒヤする昨今であります。と申しますのも、周辺部品で枯渇する恐れがあるものがかなりあり、それらが供給されなくなると製作がかなわなくなるからです。

例を出すと、まず、泥除。すでに本所がアルミのマッドガードを各種作ってくれていますが、もし、ここが廃業したら?

マッドガードにまつわる部品で大事なのがだるまネジ。これも真っ先に枯渇しそうで怖い部品です。買い置きの最優先アイテムでしょうね。

また、スレッドステムも心配な部品の一つです。今では、スポーツ自転車というと、みな、アヘッド式のステムになってしまっており、臼を引き上げてコラムに止める方式のスレッドステムはフレーム材質がアルミやカーボンがほとんどになってしまっては、非常に数が少なくなり、心配な部品です。

これも日東がなんとか作ってくれているので、まだ供給されていますが、このままランドナーが衰退していくと、ヤフオク等で探すしか方法がない、というようなことにもなりかねません。

ここ、20年くらいの自転車の進化は目を見張るものがありました。まず、クランプして止めるアヘッド式ステムが主流となったこと。これはフレームがアルミやカーボンとなったため、コラムにスレッドを立てても強度的にもたなくなったからでしょうね。

BB周りも随分と規格が乱立していて、今や何が何だかわけがわからない状態ですw。

BBも軸がクランクと一体となったものが主流になりましたね。ホローテックっていうのかな。

まだ枯渇が心配な部品があります。ブレーキのカンティ式のもの。ほとんどがVブレーキに移行してしまい、シクロクロスでわずかに残っていますが、ここでもディスクブレーキの波が押し寄せており、カンティブレーキの存在が危ぶまれます。

カンティブレーキは輪行の際にワイヤーを外しやすく、非常に便利なのですが、種類がわずかとなり、いつ供給がなくなるかとヒヤヒヤです。

上引き式のブレーキレバー。吉貝の204QCなどがそうですが、これも吉貝が製作しなくなったら終わりです。

これら絶滅危惧種をリストアップし、コツコツとストックしておくべく、これから計画的に買っておこう、と思っています。
(=^・・^=)

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