専門書をちょっと購入…。

今まで2年以上ケアマネとして働いてくると、様々な研修の機会があり、非常に勉強になった。一番良かったのは、基礎研修である。各都道府県で内容に若干違いがあるようだが、和歌山県のテキスト資料は素晴らしかった。特にアセスメントに至る課題を見つける鍵に導く表が非常に直感的でわかりやすく、アセスメント表の代わりにこれを利用したいくらいである。

アセスメント様式というものは、先達の方々が、それぞれ考案しており、要するに決定打がない、という状況である。うちは、センター方式を使用となっているので、それを使っているが、私は、実はあまりセンター方式が好きではない。実際に取り組んでみればわかるが、作成に時間がかかりすぎるのである。

実際業務につくとほとんどの施設で兼任であると思う。そうなると、一日中アセスメントと格闘するというわけにもいかない。限られた時間内に一定の結果を出さないと次の仕事に支障が出る。

なので、私が、考案するなら、アセスメントはなるべく簡潔に時短でできるものである。忙しい現場のケアマネは、この点をもっと強調していいと思う。内容がたくさんあればいいというものでもないと思う。介護職員の毎日の介護記録があるわけだから、それほど、参考になるものはとことん利用して、書類の重複を避けたいと思う。

それと、手書きは今や、減らしていくほうがいいと思う。入力に世代間のギャップがかなりあるため、どこの事業所でもまず、手書きという図式がいけないと思う。あらゆる世代で、キーボードの基本的な入力スキルを磨いていって欲しいと思う。手書き資料は印刷すれば、違いはないが、パソコン内であれば、検索という手段が使える。

大量のケアプランから似たような事例を一気に検索かけて引っ張りだす、というようなことを私は、よくやっている。参考になるからである。それに人間の記憶力も時間とともに必ず衰えるので、忘れたら、検索である。これが、すべて手書きなら、到底一枚一枚めくって見ていくしかない。もう、仕事の仕方を変えるしか、手はないと思う。

前任者がすべて手書きでやっていて、着任早々、驚愕した覚えがある。私は、一つ一つ検討し、書式を作りなおした。今や、必要書類はすべてPCで作成できるようにしたので、後任者は楽勝だろう。

ということで、今一度、基本に帰るべく、中央法規出版のサイトを見て、欲しい専門書を選んでいたというわけ。専門職は一にも二にも勉強である。特に介護業界は法改正がすさまじく、昨日の情報がすぐに陳腐化するので、なおさら勉強を続けないといけないと思う。

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