今から30年ほど前まで何もなかったなー、と…。

今から30年ほど前の時代。
思い出すと、おかしいのですが、うちは、当時まだ黒電話でした。そう、あのジリリん、って鳴る真っ黒なダイアルの付いた電話です。それも玄関先に設定してあるので、鳴るといちいち階段を降りて聞きに行かないといけませんでした。

大学に通ってた頃には、休校のお知らせなんてのも当然事前通知はなく、ドタキャンばかりで、学校に着いてからあーあ、今日はなくなっちゃったぁー、さて、今日一日どうすんべー? ってな具合で、腹が立つというより、急にポッカリと時間ができたので、どこのゲーセンに寄るか、昼飯をどうするか?ってな感じでした。学生街で、駅まで、ずっと古本屋なんてのもあったので、全然人気のない、そういう古書店に入って、これまた知ったかぶりの顔して小難しい文学書なんかを手にとって背伸びして読んでたのでしたw。

しかし、コピー機は、すでに氾濫していたので、試験前には、どの店も列ができていて、10円コピーに学生が殺到してましたなw。

携帯電話のない生活を懐かしく回想すると同時にいい時代だったなぁー、と心底思います。仕事の電話がまずかかってこない。だから、休日はもう100%自由人なのでした。

それと、車も免許なかったので、自転車ばかり。
でも、それで、不都合ということもなく、過ごせてましたです。松●へ大きめのダンボール箱を荷台に括りつけ、いつも買い物に行ってました。ゴムひもが後輪にからみついて、帰りに車輪が回らなくなり、難儀して解きほぐして帰ったこともあったっけ。

今よりずっと車が少なくて、町は日曜になるとガラーンとしておりました。電車でもなくディーゼル車でしたな。当然、扇風機が天井に付いていてずっと旋回して回っておりましたが、湯のような車内温度が下がるわけもなく、みな、窓を全開にして、通勤しておりました。

あの当時、突然切れて、人を刺したりってな事件はまだ少なかったような気がします。今は、突然瞬間湯沸し器のようにキレて、人を簡単に殺したりしてしまうような殺伐とした時代ですな。便利になったのか、不便になったのか…。

複雑な心境なのでありました。

とにかく毎日あわただしく時間が加速するので、心身ともに疲れております。

とかなんとか言っちゃって、結局はまたどこぞへ自転車でふらふらと旅行に行きたい心境なのでしたw。

(=^・・^=)

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