バーテープ。されどバーテープ…。

バーテープというパーツに最近注目している。このパーツは時代の変遷とともにその時代ごとの好みが反映されていて興味深い。

その昔、コットンのバーテープが主流だったと思う。しかし、コットンはほつれたり、転倒したりすると破れてめくれたりした。その対策として、上からニスで固めるという手法が登場した。未だにこの手法は優れもので、私もやっている。

そして、何より、コットンの汚れが問題になり始め、汚れにくいツルッとしたうす手のセロテープというバーテープが流行ったりした。これも各色あって、楽しめた。

バーテープで何より楽しいのは、そのカラーリングを楽しむということである。自転車の全体とのバランスを考えながら、何色のバーテープを巻くか?

中には複数の色を取り混ぜて忍者巻きと称する巻き方が流行ったりもしている。面白いものだ。一時、大河ドラマの真田丸で見た真田紐をバーテープに巻いておられる方を見て、ほほぉー、と唸ったものだ。おしゃれである。

 品のある自転車というものには滅多にお目にかかれないが、こうしたバーテープなどの自己主張が派手すぎず、さりげないおしゃれを考えられている自転車に惹かれるものがある。

バーエンドプラグもまた、おもしろいパーツである。昔はワインの栓などをそのままねじ込んで止めてあるのを見たことがある。これもおもしろいアイデアだ。日本ではどうかというと、日本酒の栓をそのままねじ込んでいたりするのもあったっけ。(^^)

今、改造したばかりの愛車であるが、バーテープがオレンジ色のコットンである。そろそろ手垢で真っ黒になってきていて、見苦しい。巻き替えを考えているところである。

また、白のコットンを巻き直して、上からたっぷりとシェラックニスで固めてやろうか、とか考えている。シェラックニスはどのようなカラーの自転車にもマッチするし、見ていて高級感がある。それに汚れにくいし、水拭きして、すぐきれいになるのでメンテナンスもやりやすい。アルコールに溶かして塗るのであるが、乾燥すると水には不溶となるところが不思議である。

ラックカイガラムシの樹脂だとかいう。気色悪いイメージだが、インドの方では専門に生産されているようだ。

真夏の暑い季節。ハンドル周りのニス塗りにはもってこいの気象条件である。
(=^・・^=)

コメント

人気の投稿