自転車の泥除けについて…。

自転車道楽を長く続けていますが、組み付けは本当に楽しい時間です。しかし、その組み付けでもなるべく避けたいなー、と思う作業が一つあります。そうです。泥除けの組み付けです。最近は、泥除けのない自転車ばかり増えてきたので、こういう苦労を知らない人が多くなっていますが、泥除けというのは、奥が深く、タイヤから何センチのクリアランスだとか、こだわりだすときりがないほどです。

それで、製作途中のランドナーもそろそろ組んでいこうか、ということで、泥除けを注文しました。タイヤは38Bなので、幅はだいたい50cmくらいのものになります。それで、また、悩むのが、つるつるの半丸にするのか、亀甲柄にするのか、はたまた分割式がいいのか…。

今までは、輪行時の簡便さを優先して、分割式ばかりを買ってきたのですが、これが、組み付けるとキュンキュン鳴いてうるさくてしょうがなかったりということがありました。固定式の方は割りと安定していて鳴きません。それで、今回は、固定式にしました。なーに、手間といっても、自転車を逆さまにして、ボルトを二本裏から外すだけのため、変わりませんよ。表面は亀甲にしました。

いざ、組み付けですが、タイヤとのクリアランスとか、ステーの止位置だとか、かなり悩むのです。何度も組んでは外しの繰り返しでマーキングし、慎重に穴を開け、そして、ステーを組んで印を付け、今度はステーをカット。ま、延々一日仕事なくらいに手間がかかります。最近は知りませんが、これ、プロのところに持ち込んでも相当なお金をとられるのではないでしょうか?

ま、いずれにしてもランドナーの場合は、泥除けが絶対にないとカッコ悪いため、付けます。最初から穴の開いているタイプの泥除けも売られていて、そちらを買えば、苦労は半減しますが、種類は少ないですね。

それと不思議に思うのが、国内で主要なメーカーは本所だけのためか、製作依頼が集中し、在庫が切れると、それが次に入荷するのが、気の遠くなるほど待たないといけないというなんとも古美術品の世界のような流通形態であります。

泥除け付き自転車がママチャリになってしまって以来、こうしたメーカーも悪戦苦闘の連続なのでしょうね。きっと…。(=^・・^=)

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