携帯工具を考える…。

自転車の動力を後輪に伝える重要な部品にチェーンがある。チェーンは、滅多に切れたことはない。が、ただの一回だけ、ポタリング途中で切れたことがあった。それも自宅から5キロほど離れた激坂の途中でである。これが、もし林道途中で、人家のある地点まで数十キロなんて場所だったとしたら…。考えるだけでゾッとする。(*_*)

いつものように足に力を入れて、ぐいっと踏み込んだ瞬間、ふわっと浮いたような感触になり、慌ててバランスを失い、地面に両足を着いた。ちょうど両踏みペダルを付けていて足は固定されていなかったので、怪我をせずに済んだ。

地面を見ると切れたチェーンがのたうっている。切断面を見ると、リンクが外れ、プレートがひん曲がってしまっている。携帯工具には、チェーン切りが入っていない! 切れたチェーンをしばらく呆然と見て、袋に回収し、フロントバッグに放り込んで峠途中から下りなので難はなかった。しかし、下りきった場所からは、延々、家路を押して歩いた。かなり時間がかかったように感じた。

さて、この一件以来、携帯工具の中身を考えるのである。昔はダート走行もよくやったので、プライヤーに針金というのまで持っていっていた。これが、案外役だった。万能工具である。ネジが飛んでいても、針金でとりあえずしばり、プライヤーで締めあげて完了。走行可能状態になった。

ガムテープも重宝した。バーストしたタイヤの裏打ちにガムテープを使い、応急処置して走り切った。なぜ、携帯工具にこだわるか、というと、私が走るエリアがあまりにマイナーで辺鄙なところばかりであるからである。自転車店など当然なく、人家さえおぼつかない。夕暮れ迫る田舎道でトラブルを起こした場合の心細さは、携帯工具の中身で変わる。

今、これらの経験で、小さなプライヤーとチェーン切りは必須かな、と再考している次第である。
(=^・・^=)

コメント

FOX さんの投稿…
すべての自転車にチェーン切りもプライヤーも積んでますよ~(^_^)
コネクティングピンとか予備ネジとか針金とかハサミとかガムテープもちろん
タイヤブートも持ってるんだすが、
予備タイヤ積んでるので使わずじまいです(笑)
予備スポークとニップル回しも
工具と予備タイヤとかで1キロくらいかも(^^ゞ
nonki さんの投稿…
次回から、チェーン切りも持って行きたいかな、と思ってます。(^^)

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