私の好きなブレーキ形式。

中学生の頃はジュニアスポーツ車という黒い鉄製の通学者に乗っていた。搭載されるブレーキはサイドプルブレーキというやつで、鉄製のリムを横から挟むようなクワガタの挟みのような形式のブレーキであった。引きも重く、雨の日にもあまり効かなかった。

次に高校生になったときに買ってもらったのが、BSのユーラシアである。緑のフレームのそれは初めて乗るサイクリング車だった。当時憧れだったカンティブレーキというものがついていた。これは、フレームの両側にそれぞれ右と左の本体が付いていて、上から千鳥という金具でワイヤーを引き上げる形式である。これも昔のカンティブレーキであるがゆえ、あまり効かなかった。吉貝のダイアコンペという名のブレーキが付いていた。

アルミのリムを横から挟み付けるため、雨の日など、リムやシューがすり減って、真っ黒になった。

次に夢中になったのが、センタープルブレーキというやつ。これも左右のアームを千鳥で上から引き上げるという形式なのだが、滅法効きが良かった。フランスはマファックのライドというものを通販で買い、サイドプルブレーキを取り外して換装したりしていた。

それから時は流れて、平成の世になると、カンティ台座に付けられるVブレーキというものが登場してきた。これは、見た目がVの字に見えるところからこう呼ばれるのかな、と思うが、想像を絶するくらいに効く。恐らく、キャリパーブレーキの中ではダントツで効くブレーキだと思う。ただ、調整しないとすぐ片効きする場合が多いようだ。

このVブレーキは非常に気に入って、しばらくランドナーにつけていたが、残念なことにドロップハンドルに付けられるVブレーキレバーというものが限られており、選択肢は少なかった。

フォーク抜き輪行をやるため、どうしてもブレーキレバーからワイヤーを外す必要性があるため、通常のカンティか、センタープルになる。

最近、気になっているのがディスクブレーキである。これも滅法効くという。ただ、ストッピングパワーが強すぎて、QRだけのハブ固定では、ハブ軸がずれてしまうことがあるとか。しかし、QRでないと輪行しにくいし、第一、輪行を考えるとディスクブレーキはどうなのだろう?と疑問に思う。

散々、ブレーキ種類をいじり倒し、換装してきたが、結果、センタープルの直付けに落ち着いた。今、吊るしているフレームには前後ともセンタープルブレーキの台座が直付けされている。マファックレーサー用である。

私にとって最後の自転車となるべく手に入れたフレームなので、まだ組んでいないが、徐々に部品を蒐集しているところである。直付けのセンタープルはとにかくよく効く。それで、この仕様にしたわけだ。ただ、難点は、種類が限られるため、いろいろブレーキの銘柄を変更できないことがある。

なかなか完成をみない次期旅行車であるが、ちょとずつ組んでいくかな…。
(=^・・^=)

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