自転車仲間の一人が新車完成とか。

日頃よりお付き合いのある自転車仲間のY氏がとうとう念願のフルオーダー車を完成させたとか。写真を見ると英国の伝統的なクラブモデル(ライトウェイト)とう車種になる。サドルバッグ一つで走るツーリングスタイルである。私のTOEI号も同じ車種。フロントギアはワイドなトリプル仕様のようだ。私のは小さなパスハンギア比で44x26Tである。見栄えからいうとあまりよろしくない。

クラブモデル本来に仕様にしようとすると50x40Tみたいなフロントギアとなるはずだが、これだと貧脚な私など、日本の山岳を走れない。それで、次回オーバーホール時に思い切って50x36Tくらいにしようかとか思っている。これにちょうど合う、杉野のマジーとかいう名前のコッタードクランクが新品で温存してあり、それを使うのも有効かと思ったりするが、これにちょうど合うコッターピンがあるのかどうだか。コッターピンもずいぶんと集めた。9.5mmの英国規格から、9.0mm経のフレンチ規格まで。ま、フレンチ規格を嵌めれば使えるが、コッターの穴が広がってしまう心配もあり、さて、どうするかである。このクランクは3アームでクラブモデルによく似合う。前から換装しようかどうしようか悩んでいたのであるが、次回思い切って改造しようかとか思う。しかし、現況の部品も使い切らないともったいないので、もうしばらくは今の仕様でいこうと思う。

そうなると、リアスプロケットもワイド化して、ローに32Tを使いたいところだ。ただし、この昔の杉野のチェンホィールは歯が厚く、今時の10速は使えない。9速までである。

いずれにしても今月日曜日あたりにお披露目会を開催し、いっしょに走る予定にしている。台風が来ないことを祈るのみ。行き先はまた、いつもの東吉野か、天川方面である。

長らく走っていないので、峠道が相当厳しいものになると思うが、走るのはやはり楽しい。私のクラブモデルは26Cのタイヤが付いているが、彼のは28Cだそうだ。チョコメタリックの色が渋い。

ebayを時々覗いたりしているが、最近は古物でもあまりおもしろい出物がない。ブレーキアーチも今は吉貝のブルーの色合いのものを全体的にカラーの調整で付けているが、渋くいくのなら昔のカンパレコードあたりのアーチを古物で選んで付けてもいいかもしれない。昔のブレーキアーチはまだ、レバー側にスプリングが入っていなかった関係もあり、引きが重い。しかし、その強力な引きのおかげでワイヤー内蔵式の私のようなフレームには都合がよい。

昔の1インチのヘッドコラムの自転車は細身でとにかく眺めていても飽きない。美しいものだ。鉄の自転車が衰退して久しいが、私は未だに鉄の自転車ばかりを蒐集している変人である。

美的感覚からいうと、ハブダイナモのコード処理が批判されるかもしれない。内蔵などという大層なことはせず、単純にフォークを這わせているだけである。ブレーキピボットに噛ませて止めてあるランプは非常に明るく、一度このハブダイナモを使用すると、もう元の他のランプには戻れない。LED恐るべしというところか。

他府県へ遠征した帰り、JR吉野口駅で乗る予定の列車を逃し、途方に暮れていたとき、思い切って自宅まで自走で帰ってきたことがあるが、70キロほどの距離を煌々とハブダイナモでランプを光らせ走った。あれ以来、ナイトランが好きになった。

また、秋の月夜などに繰り出し、ナイトランをしてみたい気がしている。
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