月夜である。アルプスクライマーを語る。
昨夜に引き続き、今日も月夜で明るい夜である。早朝3時に起きている。:D
昨日は21時に寝た。ちょうどいい睡眠時間である。
今日は、予定というものもないが、そろそろ髪の毛が長くなってきたのでまた、例のごとく丸刈りで出家スタイル?としたいと思う。
行きつけの散髪屋さんの主は面白い人である。いつも散髪の合間に世間話をするのが楽しみである。カット代金が安いので、私はずっとここに通っている。
さて、今日は買い物などして、洗濯もして、後は自由時間である。ポンコツクロスバイクでふらふらと行きたいと思う。途中小腹が空いたら、コンビニに立ち寄り、ナナチキとかジャンボフランクなどを頬張るのである。
自転車というやつは非常に機動性がいい。どこへでも駐輪できるし、軽いのでひょいと持ち上げてどこへでも入っていける。
その昔、東京神田にアルプスという名店があった。過去形なのは、もうすでに閉店していてそこのブランドの自転車は永遠の憧れとなってしまったからである。
私はアルプスの最終期のカタログを持っている。閉店すると噂に聴いて、せめてカタログだけでもと思い、慌てて手に入れたわけだ。
中でも欲しかった車種はクライマーである。これもエクセルクライマー、スーパークライマーとグレードが3つある。しかし、私は、一番安いクライマーである。
薄肉のチューブというやつはヘタるのが早い。昔、石渡017という薄肉パイプを使って一台組んだことがあったのであるが、軽いが、しなりすぎて乗っていられなかった。(^^)
ある程度自転車というものは、頑丈でなければならないな、とその時思ったのである。
志賀直哉の短編集、どこか失念したが、確かタイトルが自転車だったか?
その中にアルプスの店主と同じ萩原さんという人が出てくるのであるが、どうやら関係ないらしい。私はてっきり、小説のモデルになった伝説の自転車屋か?と思って興奮したのであるが、違ったようだ。
話を戻すと、このクライマーという車種であるが、名前の通り峠越え専用の自転車となる。日本という国をとことん考えて作られた一台という。日本は急坂だらけの山国である。どこへ行っても坂道だらけ。
少しでも上りを楽に、下りを安定して、というので設計されたフレームだとか。それで各部のパーツもニクいのである。フロントはカンチブレーキでリアはセンタープルブレーキ。それにリアに小洒落た専用のパスハンキャリアというものが着く。これは、フロントバッグを嫌い、サドルバッグを推奨しているからである。フロントに重いバッグをつけると、峠の上りでハンドルをとられ、左右に振られる。これを嫌ったのだとか。
それにブレーキアウターの受けも溝入りのカップにしてあって、ワンタッチでハンドルをフラットバーに変えたりもできた。
まだある。専用のクライマー型泥除けは浅く、ドロづまりを防ぐものであった。さらにそれを取り付けるだるまネジはコイルのバネが入っていて、溝入りでワンタッチで押せば、ステーが外せるようになっていた。
何から何までニクいのである。この車種を高校生の頃より妄想して、欲しい、欲しいといつも念じていたが、とうとう資金が貯まる前に閉店してしまい、永遠の憧れとなってしまった。
あー、残念。今でも時々ヤフオクなどで出品を見かけるが、なかなか私にジャストなサイズの出品がなく、諦めている。
ま、輪行を念頭においた日本独特の自転車ということになろうか、と思うわけである。
もう歳も歳なので、ロングのキャンピングなんてとてもできない。そんな体力はない。しかし、2泊3日程度のツーリングなら行きたいと思う。
そんなときに乗っていくのに最適な自転車ということになる。
あー、それにしても世の中なんでもかんでも値上げですな。(;´д`)トホホ…
(=^・・^=)
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