連日、熊に襲われ亡くなったというニュースが飛び交っているようだ。和歌山県でもツキノワグマの出没件数が増えている。林道へ行くと必ず、熊出没注意の看板に出くわす。私も小心者なので、そういう看板を見ると、入るのをためらってしまう。
この人間を襲った熊を猟友会などが駆除目的で射殺するというわけであるが、それに猛烈な抗議を送りつける人々がいるらしい。
ま、人間目線で見れば、熊は危険だ、となるわけであるが、当の熊にとっては死活問題であり、餌不足は深刻で、里に降りざるを得ない理由があるわけである。
私は昔から争いが嫌いな性格でどちらかというと競わず、争わず、逃げるという選択をしてきたクチである。そのため、大して成功もしなかったし、平穏な小市民であるが、これで良かったなと思っている。
毎朝、こうして好きなジャズを聴いてほっこりするのが私の小さな幸せ。また、早朝ライドできるのも私の小さな幸せである。(^^)
さて、熊であるが、私は、最近、林道などにはわざと立ち入らないようにしている。熊には熊のテリトリーがあると思うので、そこまで人間は立ち入ってはいけない、と思うわけだ。出くわさなければ、悲劇も起こるまい。
里に住む人も昔は山野だったわけで、そこを開梱して住んでいるのかと思うが、動物にとっては自分らの土地、というわけである。そこへ住まわせてもらっているくらいの意識の方がいいのではないか、と思うわけです。
山中を今見ると、ギラギラしたソーラーパネルが山肌いっぱいに広げられ、見るも無残な様相である。これではどんぐりや栗などの餌どころではない。まったく食べられないではないかと思う。そこへ里に降りればごちそうの果物や野菜がどっさりあるのだから、何もわからない熊にはそこへ行くしかない。
のこのこ出てきたのを撃たれて死ぬ。哀れな熊…。
泣けてくる。
人間とさえ出会わなければ、山中で幸せに暮らせたものを…。人間が必要以上に山の中まで入り込んでいるために熊の居場所がない。
人間は街にいればいいじゃないか。これ以上、熊のエリアにまで立ち入らなければ、と思うのだが、もう時すでに遅しで、どんな山奥にでも、人間の活動エリアは広がっているようだ。
そういうわけで、私は最近、林道へ行っていない。熊に申し訳ない気持ちがして、行けないのである。
(=^・・^=)
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