2025.07.11 金 曇り
今朝もすっきりしない天気であるが、どうにか朝日は見ることができた。
湿気が多く、重たい空気が頬を撫でる。
こういう日は足も回らない。調子が良くない。それでゆっくりペダルを回すことにする。真ん中へんのギアでゆっくりと漕ぐ。これが心地よい。地面から伝わるタイヤの感触を感じながらののんびり走行である。
最近の私は、いかに長距離を消耗せずに走り切るか?ということばかり考えている。イキって漕いではいけない。これをやると後半足が絶対に残らない。坂道などですぐ攣るようになる。
それで余力を考慮しつつ、なるべくエネルギーを使わないように工夫して漕いでいる。こういう走法をなんと名付けたらいいのか知らないが、とにかくちょっと下り基調になると、もう漕ぐのを停止し、惰性にまかせる。
自転車はこういうところが好きだ。がむしゃらに漕ぎ続けなくても進むから。
いちばんしんどいのは向かい風である。これはもう辛い。延々風向きが変わるまで続く。
何もない紀の川サイクリングロードのような堤防コースだと、もろに向かい風の日は地獄だ。下ハンドルを握って必死に耐えたりするが、人が見るととてもストイックに映るようだ。
まったく、何を好んでこんなしんどいことをやっているのか?と他人は思うかもしれないが、この地面から伝わるタイヤの感触を感じられるようになったら病みつきである。チューブラータイヤ、グラキンといろいろ試してきたが、それぞれに特徴がある。
私はグラキンのタイヤの感触が好きだ。26Cがちょうど合っているのかもしれないな。
名手付近まで来た。麻生津橋手前の風景がいい。写真を撮る。
ミミズも今日は少ない。
朝、決まって犬の散歩をされているご婦人は今日は見かけない。どうしたのか?いつも見る人を見ないとちょっと心配になったりする。
道の駅でいつも散歩させている大型犬の真っ白なピレネー犬もいない。どうしたのか?
ベンチに座り、キレートレモンを空ける。この一本が至極幸せである。
トイレに行く。小用を済ませて、再びサドルにまたがる。
ギアは中央だ。あまりに重すぎると、背ノ山付近は登りのため、しんどい。それとアスファルトの凸凹が激しい。自転車のことなどお構いなしだ。
Wレバーをちょっと手前に引く。ギアが若干軽くなる。この感触だ。これが好きである。インデックスでないノーマルの変速の感触である。
ハンドルを取られないように必死に路面を見ながら走る。
やがていつもの定刻に電車が西笠田駅に入ってきた。
ここからは黒土まで下り基調のご機嫌コース。トップギアで行く。
快調だ。巡行も30キロは出ていると思う。
電柱や風景が流れていく。気持ちいい。
この2時間の毎日が最高に幸せである。他に欲もない。
自転車は本当に素敵だ。大好きだ。こんなに毎日同じコースを乗っても飽きないとはよっぽどだな、と自分でも感心する。
帰宅後、風呂に入ってさっぱりする。
あー、今日は休みである。
夕食はサバの味噌煮缶を使ったトマトパスタとするか…。前に作ったことがあったな。
たまに食べると激ウマである。
(=^・・^=)
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