自転車に乗る時の痛みと部品三点。

自転車に乗るということを意識するようになるのは、だいたい、走行距離にして100km前後以上を走るときからだと思う。

というのは、だいたいこれくらいの距離を走るとなると時間にして、だいたい6時間から7時間くらいも乗りっぱなし、ということになる。それくらいの長時間を乗っていると、身体のあちこちが痛くなってくる。まず、お尻。そう、サドルの具合がしっくりこないと、だいたいサドルに触れるお尻が痛くなる。痛くなる部分も微妙で、人によって若干違う。男性の場合は、肛門よりやや前の陰部の付け根付近か。ま、これも前傾姿勢をどれくらい取るかによって差異が著しい。

それから、次に痛くなるのが、手のひら。ここもハンドルに体重の何分の一かがかかってくるので、次第に痛くなってくる。

で、次に痛くなるのが、ペダルと接する足裏である。これは、ジンジンというような鈍い痛みである。人によってはしびれる、という表現をされる方もいる。

私は、ブルベには、まだ出たことがないが、あれを走ると、相当、体のあちこちが痛むらしい。まあ、だいたいは一日中から二日間にかけて乗りっぱなしとなるのだから、当然といえば当然だろう。

何が言いたいのか、というと、だからこれら身体と接する三点の部品には、金をかけろ、と言いたいわけである。特にサドルは体重の大部分がかかるし、最重要部品である。私は、定番と言われるBROOKSのB17をもうずっと愛用している。革なので、次第にお尻に馴染み、ヘタってくるのであるが、そのへたり具合が微妙でお尻にフィットしてくると、もう手放せなくなる。昔、カウボーイたちが、どこへ移動するのにも鞍を持参して移動したというが、それくらい、自分にフィットしたサドルは手放せなくなるものなのである。

冬のオフシーズンには、部屋でサドルオイルをサドルの裏側にたっぷりと塗りこんでドライヤーで乾かしたり、というのをやってお手入れしている。

ペダルは、ビンディングを今は主に使用しているが、昔ながらのトークリップとストラップによる足の固定も捨てがたい。これなら、普通の靴で乗れるので、押し歩くときに楽である。駅であのSPDシューズのカチカチというのが恥ずかしかったりする。

ま、私の場合は、もうSPDが出てからずっとSPDを愛用しているので、今からだとまた若干練習しないとトークリップだと立ちごけするかもしれない。(^^)

最後にハンドルだが、両端がせり上がったランドナーバーが好きだ。これはゆったりとした乗車ポジションがとれて、楽である。それに綿テープを巻きつけ、最後にお決まりのシェラックニスをたっぷり塗りこんで仕上げてある。雨の日対策である。綿は水が染みこむとじとっと湿ってしまい、握り心地が悪い。シェラックニスは耐水性であるので、これを塗りこんでおけば、湿気ない、というわけ。ま、滑りやすくはなるかもしれないけど。それとほつれの防止である。

乗っていると、随分あちこち傷だらけとなるのは当たり前で、気にしていない。TOEI社のフレームもあちこち、傷だらけだ。目立ってくるとタッチアップでしのいでいる。部品も消耗してくると交換。グリスアップ。

こうしていくと、鉄のフレームだと100年は持ちそうだ。
(=^・・^=)

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