左クランクのクリアランスが…

昨日、乗って行ったランドナーには古式ゆかしいコッタードのクランクが取り付けてある。前から死蔵していたソリダの鉄クランクを活かしたいという思いで、残り部品を調達し、組んでみたが、コッタードというのは、実に奥が深い。

まず、シャフト長である。左右とも均等にちょうどいい長さのもの、というのはまず、現物合わせの世界なので、通販だと何本もの人柱が必要になる。(・∀・)

幸い、手元にあったシールドベアリングのカートリッジBBがちょうど嵌った。しかし、右側は具合がいいのだが、左側がちょっと短くて、チェンステーとのクリアランスが3mmほどなのだ。しかも乗っている間に徐々に中央に寄ってきてしまうため、最終的にはほとんどぎりぎりのクリアランス1mmくらいになっている。シャフトにはコッターピンを嵌めるための切り欠きが切ってあって、それ以上奥にクランクが入っていくことはまずないと思われ安心であるが、見ているとギリギリなので、気持ち悪い。

それで、苦肉の代替案を出してみた。ソリダのクランクの代わりにプロダイのコッタレスが出てきたので、それに合わせてBBワンを左右とリテーナー二個、純正の杉野のプロダイ用WシャフトのPW-68も出てきた。最後に探したのが、14mmのコッタレス固定ボルトである。これも無事に二個発見できた。一式を袋に入れてまとめてある。今後、乗っていて、またクリアランスが厳しくなってきたら、折をみて、プロダイコッタレスクランクに換装する予定である。もちろん、これも付けてみて、左の側のクリアランスがどうなるか、だが。

私、ずぼらな人間で他人が見ると、すごくマニアックで自転車愛好家に見えるみたいだが、案外、扱いが荒い。それで、昨日のカーサイクリングでもう早速、フレームに傷が付いている。タッチアップしたが、色合いが合わず、みすぼらしい。しかし、傷をそのままにしておく方が錆びてくるので、もっと悪い。こうして、この自転車も一歩一歩、実用性が増し、床の間から、輪行を頻回にする戦闘マシンへと変貌するわけである。元来、自転車は道具と割り切っているので、抵抗感はない。

後生大事に磨き上げて、飾られるよりは、乗りに乗って傷付いた方がいい、と思うのである。バッグも同じ。雨に打たれ、風に吹かれ、往年のいぶし銀のような革ベルトの風合いが出てきてこそ、愛着が湧くというものである。

次に仲間と走る予定のコースでも考えておくとするか…。
(=^・・^=)
 

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