インテグラル式のヘッドパーツについて…。

最近のスポーツ用自転車のヘッド小物は皆、インテグラル式という規格になっている。いつごろからかは私は、詳しくはないが、私が、しばらく自転車を休止してた間にこうなったらしい。

40歳を境に自転車界に復帰してみると、憧れだった仏製パーツのほとんどは消滅していた。この事実にまず愕然となったのであるが、しばらく組み付けや再生をやっているうちに最新パーツの素晴らしさも実感することとなっている。

まず、驚くのは、最近のパーツの精度の良さである。昔の仏製パーツなどはそれは、ひどかったw。マファックのカンティブレーキなんてほとんど効かなかった。あれでよく販売できていたものだと今でも思う。日本製のダイアコンペもひどかったw。雨になるとまったく効かない。怖い思いも何度もしたっけ。

さて、今日はヘッドパーツについて。とくに最近のインテグラル式のものである。
インテグラルとは直訳すると統合とかいう意味合いになるかと思う。そう、まったく今の最新の自転車のヘッドパーツは、ヘッドチューブがまず、径が太くなっていて、その中に大きなベアリングが内蔵されてしまっている。利点は、もちろん、強くするためとなんといっても軽量化だと思う。先ほど、今のランドナーにつけているヘッド小物を輪行時に分解して、別の袋に入れて持ち歩いているのであるが、それの実に重いこと! ペダルとセットで測ってみるとなんと、1キロもあった!

まあ、こういう具合であるから、インテグラル式に動いたのものうなずけるわけである。ただ、私自身は、このヘッドパーツ規格を嫌っている。理由は、もちろん、輪行時にヘッドを分解して、素早くフォークを抜くことができないから。

今どきは、ほとんどが泥除けなしの自転車ばかりなので、フォーク抜きの輪行なんてしない、という思いが支配的である。しかし、これに泥除け、Fキャリアというものが付くと、フォークを抜かないことには、収納が大きくて迷惑千万なのである。

ただ、機械的な利点からいうとインテグラル方式は素晴らしい。ヘッド部分というのは、数ある機械の中でもほとんど回転しない、ということにまず驚く。私なんて、ベアリング自体にそれほどの精度が要らない、と常々思っているくらいだ。それと、工夫しているのは、トップボルトでヘッドを上下から締め付け、玉当たりを調整していること。これで、ステアリングの軽さを調整しているわけである。だから、あのステムのトップボルトをむやみに締め付けてはいけない。

欲しいパーツというのは、丹下かどこかが、RB661Cの輪行用ヘッド小物の軽量高級版を出してくれないかなー、ということ。とにかく安価だが、重量が重すぎる。他で軽量化してもこのヘッド小物の重量じゃ、台無しだ。
('A`)

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