自転車と周囲の自然環境…。

長らくサイクリングというものを趣味としてやっている。
サイクリングが他の趣味と大きく違うのは、ドアから一歩出れば、もうそこからスタートできるということだろうと思う。しかし、ドアから一歩といっても都会と田舎のそれとでは大きく違う。以前、堺市に住んでいた頃は、周囲にビルが立ち並び、人や車が多く、とても安全にのんびり走れるような道路が皆無だった。それで、ヒヤヒヤしながら、郊外まで約1時間ほども走るとようやくのんびりした田舎道になるという状態である。

一方、今住んでいる和歌山県紀の川市は、田舎である。なんでも和歌山県全体での県の人口が今や100万人を切っているという。すごいことだ。100万というとすごい数字に思えるが、ちょっとした首都圏などの大都市に匹敵する人口規模である。それが、この広大な和歌山県で100万人に届かないというのである。なんでも100万人以下の人口の県が増えているとか。

具体的に都会の人はイメージしにくいだろうが、和歌山県でも紀ノ川沿いの町は、まだ人口密度が高い方である。一方の南部地域や山間になると、もう昼間走っていてもほとんど人に出会わないw。代わりにイノシシ避けの柵が張り巡らされていたりw。明らかに村落人口より野生動物の方が多いような状態なのである。

いつか忘れたが、十津川から牛廻越えをひとつやってまた反対側の引牛越えをやったときのこと。ほぼ一日中自転車の上だった状態であるが、人に出会ったことがなかった。村落の中を通りすぎてもまったく人影がない。

まあ、こんな具合だから、自転車でサイクリングするには和歌山県は大変に恵まれているわけである。輪行でわざわざ遠出しなくても、ちょっと家から出るだけでもう自転車天国なのである。少しの距離に自然があるという環境はほんとうに恵まれている。都会に住んでいなくて良かったと今は思っている。
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