古物の価格にびっくりするやら…。

好きで古物を集めているわけでもない。長い自転車遍歴のなかで自然と時代遅れになったパーツたちが手元に残った…。そういう経緯である。もちろん、途中で欲しくなってオークションで落としたブツもある。

毎日、次期愛車用部品箱を覗いてはニヤニヤしている。後、どれとどれを買い足したら、完成するか、ジグソーパズルのようである。古物といっても40年くらい前からの代物である。自分ではそれほど時の経過を感じていないのであるが、コッタードのクランクなど、絶滅危惧種であり、すでに町中でも見かけないw。

手元に一本、ゼファールのソリブロックという18インチ寸のポンプがあるが、試しに古物業界の価格を見るとびっくりである。(*_*)

なんと当時価格のおよそ10倍近い値段が付けられていて、途方もないことになっている。こうなると、もはや盗難が怖くて、愛車に付けることすらためらわれる。まったくすごいことになったものだ。

次に絶滅危惧種で高騰しているのは、ダイナモである。リムドライブのやつ。特に左に付けるタイプはもはや風前の灯という状態で、あっても価格も相当なものになっている。

私の場合は、時代考証などあまりこだわらず、現行品と混ぜて一台完成してやろうというもの。中心にこだわった部品があり、そのために一台を作るという姿勢である。ただし、フレームはスタンダードのもので十分だと思っている。スケルトンまでこだわったフルオーダーは望まない。

今回、私がぜひにこだわっているのが、少年時代からの憧れの部品だった杉野のプロダイナミックコッタードクランクである。残念なことに165mmしかないが、これを付けたいがために一台を製作する予定だ。プロダイは、コッタレスもコッタードも両方所有しているが、やはりロット数の少ないコッタードの方を付けてみたい。

あと電装系をどうするかだが、電装はもう現代のテクノロジーの最先端であるハブダイナモで決まりである。次は国産のシマノのものを採用しようかと思っている。

フレームカラーは薄いブルーのメタリックにしたいなーと思っている。いつの号か忘れたが、その昔、サイスポの表紙にそういうかわいいランドナーが掲載されていて、垂涎モノだったな。

傍目からは自転車ばかりにお金をつぎ込んでしょうがない奴って思われていると思うが、自転車の趣味は桁がまだ小さいので私のような小市民でも楽しめるのである。もちろん、上を見ればキリがない。しかし、自分の思い出というか、こだわりを感じてる部品をベースに一台を徐々に作りこんでいくのは、昔、ジオラマにハマっていたプラモ少年の頃を思い出し、妙におかしい。

ポルシェにのめり込み、数千万投入するなんてことに比べれば可愛いものだよ。
わっはっは。(^O^)

以上のような妄想おじさんのたわごとで、今宵もアッセンブル表とにらめっこで妄想をふくらませるわけである。完成まで何年かかるやら…。(=^・・^=)



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