笹子トンネル事故に思う…。

今日は和歌山県北部は雨が降ったり止んだりで、さっぱりの天気です。スポークカンカンに張り込んで午後から船戸方面を試走してきました。帰ってテレビ付けると、例の笹子トンネル崩落事故のニュース…。 この大事故で亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。

本当に怖いです。というか、この国の交通行政の体質をよく表した結果の事故ですな。新規建設には大金かけるけど、その後の補修にはさっぱり、っていうのがこの日本の体質です。ま、高度成長期の頃に建設ラッシュで作られたインフラはもう耐用年数とっくに来ていて、そろそろ事故ってもおかしくないな、と思った矢先の大事故。

同じ構造のトンネルが全国にたくさんあるっていうから、なおさら怖いですな。で、振り返ってオイラのようなサイクリストですが、好むと好まざるとにかかわらず、こうした長大トンネルを走らないと仕方ないことがままあります。一番、驚くのは、歩行者、自転車のことをまったく考慮していないトンネル構造です。最近作られたトンネルには、まだ、歩行者レーンがちゃんとあるものがありますが、昔に作られたものには、まったく路肩がない! で、トンネルに突入すると空気は悪いわ、トラックがギリギリを猛スピードですり抜けていくわ、もう心臓止まりそうですな。なので、オイラは、基本、幹線道路などを避けております。また、輪行をうまく活用して、こうした危険な長大トンネルを避けるルートを選んでおります。しかし、小さなトンネルになるとそうもいきません。オイラの近くでは、犬鳴山を超える志野峠のトンネルです。小さな幅のない狭いトンネルで大阪と和歌山の県境に位置するため、交通量が多くて、非常に危険です。しかし、ここの峠周辺の景色はよく、温泉もあるため、休日は大勢のサイクリストで賑わうコースです。早く、新ルートが完成して、こうした危険なトンネルが減って欲しいですな。

トンネルだけでなく、今後は、橋梁など、全国的に補修ラッシュの予感ですな…。

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