五条駅から飛鳥をポタリング…。

昨日、朝から愛猫を引き取りに動物病院へ行ってきて、午後から、車にチューブラー車を積み込み、五条駅へ向かう。五条駅は、いつも東方面へ行く時の最前線基地となる。理由は、帰り、もし輪行で、最終に乗れなかったりした場合でも、自走で、五条くらいまでならなんとか帰着できるだろう、という目論見である。

駅前のコインパーキングで自転車を取り出し、さっそくわっぱをはめて準備完了。

しばらく国道24号を走り、途中、北宇智あたりから県道120号に入る。ローソンでとにかく腹が減っているので、あらびきポークを一本頬張る。

いきなりの激坂が出迎えてくれる。この坂を超えると吉野口駅はもうすぐだ。ギアをインナーに落とし、ローアンドローでゆっくり登る。気ままなルートも定めずの文字通りのポタリングであるから、のんびりである。やがて頂上に来る。この坂道は以前、夜中に吉野口駅で最終を逃した際に自走で自宅まで帰るはめになり、分割泥除けの組み付け具合が悪かったのか、キィー、キィー、音が鳴ってその音に反応して、集落の犬が吠える吠えるw。

とまあ、いろんな思い出の小さな峠であります。
しばらく下ると、近鉄線が見えてくる。JRと並行してしばらく走る。その間の景色が良いので、いつもこの辺で写真を撮る。
 さて、吉野口駅。この駅も好きな駅である。駅前に柳屋といって老舗の柿の葉寿司のお店がある。ここの柿の葉寿司は歴史のある逸品であり、非常に美味なので、帰りに買うことがよくあった。

奈良といえば奈良漬か、柿の葉寿司なのである。

店先にほんのりと酢の香りがしていた。田舎の街道のような県道120号をしばらく走る。やがて高取町である。この辺からぼつぼつとお椀を伏せたような独特の形状の古墳が目立ち始める。

最近、新調したばかりの後輪のビットリアは快調である。が、新品の時に限ってパンクなど起こすため、砂利が浮いているようなところは非常に神経を遣う。

クロス用のチューブラーがあったなーとかぼんやり思うが、私のクラブモデルの泥除けクリアランスでは到底嵌まらない。

それにしても指先が冷える。徐々にしびれてきたような感覚。ヒルクライムがあれば、一汗かいて一気に温もれるのであるが…。

壺坂寺の駅近く。国道と合流するが、非常に車が多い。がっくりである。それにこの道路、異常に路肩が狭く危険極まりない。早く脱出したい一新で必死にペダルを回す。

飛鳥駅に着いた。今日は大寒のためか、誰もレンタサイクルで走っている人を見ない。冬場はオフシーズンなのかもしれないな。

ここから、甘樫丘まで、のんびりとサイクルレーンを走る。この辺までくると自転車のことを考えてくれているので、安心である。ローソンなんかのコンビニもご当地仕様?に改装されてるのが良い。

甘樫丘に着いた。
看板の前で写真を撮る。ずーと、昔、ここの遺跡調査の現地説明会に参加したことがあったな。ヘリが飛び回ったり、数千人ものギャラリーが押し寄せ、すごいことになってたな。

ベンチに腰掛けSNSへ投稿。
今は便利な世の中だな、と思う。現地からすぐレポートできるなんて、信じられないことである。普通は帰ってから、思い直し、レポを投稿していたものだが、機材の発達ですごいことになった。

しばらく休憩し、アクエリを一口二口。
さて、時刻を見ると、もう日が傾きかけてきている。これが春や夏なら間違いなく芋峠越えで帰るところであるが、今日は途中日没になる予感。それで、来たルートをまた戻る。しかし、同じルートでは面白くない、とさっきの国道169号を越えて吉野方面へ出るルートにした。しかし、これが、間違いだった。途中ある葦原トンネルのとんでもない恐怖といったら!

路肩の狭いトンネル内に容赦なく大型ダンプがやってくる。生きた心地がしなかった。二度とこのルートは通らないと心に誓う私なのである。

さて、吉野に降りてきた。ここからはいつものおなじみ。まず、千石橋を渡って南岸に移り、そこからのんびりとリバーサイドコースである。もう車の恐怖はない。このルートはいつ走っても気持ちいい。

ここからは五条モンベル前を通過して、ゴールの五条駅に着いた。やれやれ16時。やっぱり芋峠はやめておいて正解でした。真っ暗な峠道なんて最悪であるから。(*^^*)

また、わっぱを外し、車に放り込んで帰路についた。(=^・・^=)

コメント

人気の投稿