無人販売。日本っていい国だな。

愛車にまたがり、ふらふらととある木枯らしの吹く季節、古座街道をサイクリングしておりました。一山越えて、やっと七川ダム湖畔に到着。湖畔の休憩所でおにぎりをほおばり、一服。

吹き抜けていく風が冷たく、心地良い。ダム湖も凪いでいておだやかである。

さて、行くかと佐田の集落を通過しようとしたとき、無人販売の屋台が目に入った。地元の山菜やらはちみつやらを売っているようだ。愛車を停め、中身を拝見する。簡単な小銭入れの缶が針金で屋台に括りつけており、周囲に人影はない。はちみつの小瓶を一つ買い、バッグに放り込む。

所定の金額の小銭を缶にカランっと入れた。

信用商売。無人販売の風景をみて、初めて日本にやってきた外国人は驚愕するという。だれも品物を盗まない。というか、売り手が買い手を信じ込んでいる商売が成り立つとは!

無人販売は、どの地方にいってもあり、サイクリング道中の楽しみの一つとなっている。見かけると必ず、立ち寄る。龍神村では、林業が盛んと見えて、まな板のいいのがたったの100円だった。さすがにかさばるので、自転車では買うことを見送ったが、みごとな一枚板であった。

紀南地方に行くと、険しい谷間などの崖にニホンミツバチの養蜂用の樽が据えてあるをみかける。最初、山岳信仰かなにかのものか?と疑問に思っていたが、テレビで偶然その放送を見て、それが養蜂用のものであることが判明した。ここで取れるはちみつは美味である。

それを偶然、無人販売で見かけたので、買ってみたわけだ。

他にもその地方独特の産物が無人販売で売られていて、その屋台の作りも工夫がおもしろく、見飽きない。今度走りに行ったら、また、無人販売があると思う。今度は写真を撮ってきて紹介したいと思う。(=^・・^=)

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