ダニエル・ルブール氏のペン画を見て惚れ惚れしている。
フランス人のダニエル・ルブール氏のペン画による自転車部品の画集を持っている。全巻揃えると4巻になるという大著である。私はそのうちの第1巻と3巻、4巻と持っている。なぜか、2巻だけが欠品なのである。
長年このダニエル・ルブール氏のペン画による自転車部品の画集を探しているのであるが、古書界隈でも滅多にない。というかほとんどヒットしない。稀覯本扱いなのかな?
有名なところではフランスはVAR社の1980年ころに出版された工具カタログがある。これもPDFファイルで落とした。今もお宝だ。精細なペン画による工業製品のカタログは実際に手に取ると、迫力がある。微妙な陰影が付けられ、実際に手にとって見ているようだ。
写真とはまた違った味わいがある。そういえば、ダニエル・ルブール氏のサインが入ったイデアルの革サドルもあったな?
#88だったかな?
とにかく、フランス部品にぞっこんだった頃は随分とダニエル・ルブール氏のペン画に影響された。人間の描くペン画でこんなにも部品の雰囲気が伝わるのだな、と感心したものである。
この先に紹介したペン画による自転車部品の変遷であるが、毎夜、暇になると眺めてはため息なのである。古くはコッタードのクランクなども載っている。
非常に味わい深く、長時間眺めていても飽きない。
私の密かな楽しみなのである。
一方、もう一つ、有名なペン画でいうと、フランク・パターソン氏のサイクリング風景のペン画集も持っている。こちらは全2巻だ。両方持っている。箱入り上製の豪華本である。
英語で解説が書かれていて読みやすい。
当時の英国のサイクリング風景が手に取るようにわかる。
自転車の仕様もわかる。松葉型泥除けにフロントシングルのギア。英車の独特の仕様である。
激坂の少ない英国ではこういう自転車でいいのだろう。一方の日本でいうととてもフロントシングルでは苦しい。まあ、今どきのワイドなスプロケットを付ければ、フロントシングルもありだが…。
愛猫に腕枕をさせられているため、腕がしんどくてこれ以上書けない。申し訳ないが、このへんでタイピングは中止とする。
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