鳥取地震があってから…。

鳥取地震があってから3日が経った。
地震当時、私は、お客と会談中であった。その最中、地震が起きた。最初、ゆらゆらと横に揺れるような感覚を感じたが、自分自身がめまいを起こしているのかな、と思っていた。

やがてテレビに字幕が出て、鳥取で大きな地震が起きたことを知った。

不謹慎にも、とっさに自宅の部屋に吊るしてある数台の自転車が無事かどうか、心配で心配ですぐにでも飛んで帰りたい心境であったw。

幸い、自宅の愛車たちは無事であった。地震対策として、部屋のラックは天井と床につっぱり式にしてある。サスペンションが仕込まれていて、少々の揺れなら吸収するようにできているようだ。

自宅の外壁をよく見てみると、あちこちにひび割れが生じているのがわかる。長年の経年劣化であるが、原因はたぶんこうした大小様々な地震の影響だと思う。我が家は鉄筋コンクリート建築のため、振動などに弱い。中心部の鉄筋は大丈夫でも、周囲のコンクリートが剥がれ落ちてしまう。

一番困るのは、屋根のコンクリートにひび割れが生じることだ。そこから雨水が染み込み、部屋の中への雨漏れの原因となる。今は、対策として、樹脂を屋根とベランダにコーティングしているが、これとて経年劣化は避けられない。いずれ修繕となると思うと気が重い。

これら特殊ペイントの料金は非常に高いし、置いている物を一旦全部どかさないといけないからだ。

まず、今回の地震で思うのは、日本中、もはや安全といえる土地はない! ということ。
活断層があろうがなかろうが、地球の構造上、海溝にプレートが沈み込む場所に不幸にも、国土が存在しているので、大小様々な地震が太古より発生しており、いっそのこと。土地とインフラだけ、整備して、モンゴルの人のようにテントのような住居が一番安全なのではないか、とか考えてしまう。

私が常々、不思議に思うのが、お寺や城など、瓦屋根の重厚な建築がなぜ、この地震国で続いてきたのか、ということ。海岸べりに人が住み続けるのも不思議といえば不思議だ。古来より津波が定期的に押し寄せてきたのにもかかわらず、なぜに人は海岸から離れないのか。

地震については、100年スパンどころではなく、それこそ1000年スパンくらいで考えないといけないのだな、と最近思うようになった。いずれにしても、大地にしっかり建築されているヨーロッパのような堅牢な建築物はこの国の風土に合わないような気がしてならない。高層マンションなんて流行っているが、建てている場合ではないのではないか、と思う。

来月、母親が鳥取旅行に行く予定になっているが、はてさてどうなることやら…。

(=^・・^=)

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