輪行。長いことしていないな…。

輪行を長らくしていない。というか、電車に乗っていない期間がだいぶ経つ。ランドナーの輪行方法は独特であって、ある意味、究極までコンパクトになるので、芸術的でさえある。

誰もいない無人駅で愛車をバラし、袋に入れる。持つとずしりと重い。最近は横着が多くなって、輪行の手間を少しでも省くためにいろいろ工夫してきたが、ここへきて原点回帰である。

フォーク抜きの後輪外しという原則は守りたい。輪行で一番気を遣うのが、泥除けステーなどを止めているダルマネジである。このダルマネジも昔はいろいろと種類があって楽しめたのだが、今はほぼ一種類くらいか。

このダルマネジを外すときに一番神経を遣うのである。細かなイモネジというアーレンキーで回すゴマ粒のような小さなネジでステーを押さえ込んでいるのだが、このイモネジを紛失しやすい。一旦、地面に落としてしまうと二度と発見できない可能性があるため、非常に神経を遣う。こういう特殊なネジはホームセンターに行っても売っていない。それで、私などは、外した後は、元の場所にねじ込むようにしているのだが、それでも緩んで輸送中になくなることがある。これが、なくなるとやっかいだ。ステーが常にガタガタと震えて騒音を撒き散らし、走れたものではない。

最近は、レーサーが流行りなので、こういう輪行時の苦労を知らない人が多いが、ガード付き車は、独特の苦労があるものである。しかし、それでも苦節何年、この手のランドナーという車種ばかり乗っている者としては、愛着がある。

最近の私の輪行スタイルはと聞かれると、車載と電車の半々くらいと答えている。遠方までは車載で行って、そこからスタートし、ゴール地点の最寄り駅から輪行でデポ地まで戻るという作戦である。紀伊半島は非常に大きくて、一日で回りきるにはしんどい。それで、半分ずつくらいを輪行でやり過ごしているわけだ。

最も、内陸部に鉄道があれば、一番いいプランが立てられるのになぁーといつも残念に思う。

輪行スタイルのときは、同行者がいても一人くらいである。車内での置き場に困るから、というのがその理由。たいがい、ローカル線は2両編成であって、和歌山線のような電車内では、置き場所に非常に困る。案外乗客も多い。それで、今は、遠方への出撃は車載という方法に落ち着いている。

古座とか、新宮とか、また、遠方へ行きたい気分である。
(=^・・^=)

コメント

人気の投稿