足回りの固定法について

今はビンディングペダル全盛期の時代。時代遅れのトークリップをつけている人というと、滅多に見かけませんね。トークリップ。

今から30年ほど前までは、まだビンディングペダルというものがなく、レーサーもツーリングの人も皆、このトークリップというのをペダルに取り付けていました。これには、セットで使用するトーストラップというのもあって、この通し方に悩んだりしましたです。今はネットで検索かけるとどっと出てきますので、参考まで。

さて、私は、峠が好きで走りに行くのですが、年も50歳を超えていて、もう昔のようながむしゃらな体力はありません。それで、ちょっと激坂に出会うと迷うことなく、降りて押すのですが、昨日のように超激坂になると、ビンディングシューズはクリートが滑って危ないんです。それに歩きにくく、すごく疲れました。

それで、今日は雨のためもあって、部屋であれやこれやとランドナーのペダル周りをいじっておりました。ちょうど三ヶ島の鉄のトークリップがあったので、それを取り付けてみます。私のランドナーについているペダルというのは特殊なもので、リオタードのプラットフォームにそっくりなアーバンプラットフォームというやつです。そのため、トークリップ使用が前提の設計になっていて、単体で使おうとすると、常に踏み込み面が下に来てしまい、乗りにくいのです。トークリップ使用前提のための蹴り返しもペダルについていて、これを足先で引っ掛けてトークリップに足をセットするってな設計かと思います。

近所を試しによろよろと乗ってみたのですが、慣れないトークリップに足を嵌めるのに焦り転けそうになりました。(^^)

ま、シュープレートなどを使用することは公道では絶対に危険ですからしませんが、いつでも抜けるようにゆるゆるで乗っています。ちょうど乗馬の鐙のようで、これは慣れるとカウボーイのような気分ですな。(^^) そういえば、サドルも革のブルックスだし、ますますいい雰囲気です。

もう若くないし、今後はちょっとした峠の押し歩きを楽しもうと思います。そのための相棒としてこのトークリップは欠かせません。よっぽど取っ払おうかとも思ったけど、林道などでクリップの先が地面を擦る感触や、旅立ちの際にクリップにつま先を突っ込む感触が忘れられず、未だ使い続けている、というわけです。

また、ビンディングペダルと違い、靴を選ばないのもいいですね。クリップに入れば、どんな靴でもOKですから。

革サドルにトークリップをつけて、ハンドルには例のVIVAの気づきベルをぶら下げてという出で立ちです。温故知新ですなー。
(=^・・^=)

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