最近、人間社会に疲れを感じる…。若かったあの頃…。

その昔、大学生の頃。オイラは、農学部という部署に在籍しておりました。で、4年間たっぷりと農学関連の授業を受けるのですが、今でも新鮮な驚きで、覚えているのが、植物の光合成の神秘のメカニズムを分子レベルで初めて学んだ瞬間でした。それまでの高校の教科書では、肝心な部分がぼやかされており、結局、結果の計算式しか暗記事項がなかったような感じでした。しかし、先人がいかに光合成の神秘に迫るべく、実験に工夫を凝らしていたか、とか、植物が太陽光だけで独立栄養で生きられる重要性などを知るにつけ、たちまち教授の話の虜になりました。卒業後もその関連の文献はお金払って買って愛読しました。今でもお宝です。

今でも森の奥深くに自転車などで立ち入っていると、この木があるから、自分は酸素を吸えるんだ、などと妙な感激に見舞われます。

植物は言語も意思もない、なんて誰が言ったのでしょう? きっと彼らは、独自の化学メッセージで互いに交信しているのだ、と思います。

昆虫類と植物の共生など、神秘は深まるばかり…。植物の二次代謝産物の複雑な天然物化学を知るにつけ、その植物の神秘にますます虜になっているオイラなのでした。

●参考↓


http://www.nias.affrc.go.jp/org/DivPlant/Symbiosis/

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1057336515


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