仕事人生を考える…。

最近、富に時間の流れが早すぎてついていけなくなってきている自分を感じている。施設などというところに務めていると、季節を先取りして、次から次に飾り付けを作ったり、イベントをやったり、ととにかく忙しいのである。時々、私は、ここに何をしに来ているのだろう? と疑問を感じてしまうことさえある。もちろん、利用者の意思尊重が最大限に大切なのだが、今の運営状況を見ていると、???である。

それに狭い職場環境内でずっと一日中過ごすためか、ストレスが溜まる。誰と誰が●●だの、女性が多い職場というのもあり、他人のゴシップが大好きなようだ。疲れる。人それぞれだから。

幸い、私には、休日に近所をちょっとポタリングしたりして、リフレッシュしているような具合だが、梅雨の季節だけは滅入る。

前置きが長くなったが、前の記事に私が農学部出身者だということは書いた。しかし、就活を当時、まじめに考えていなかった私は、変遷の人生を歩むことになった。転職回数はかなりになる。もちろん、今も独身である。

今になって考えれば、それ相応に楽しいこともあったり、辛かったりで、相殺され、結局は、それでいいのだよ、と考えることにしている。

で、休み前に早く寝たせいもあり、また目が覚めてしまって、布団の中であれこれ、考えを巡らしていてネットで自分と同じような考えがないか探していたら、あった…。

《就職活動の際、自分のやりたいことが見つからずに悩む若者が多いようですが、「職業人生は二回ある」という前提に立ち、最初はとりあえず目の前にある仕事をしてみて、その間に、自分が本当にやりたいことを見極め、後半人生はそれを中心に設計すればいいのだと考えれば、就活もすこしは気楽になるはずです》
  今は、大学生の方は、就活の時期がコロコロ変わったりで、本当に大変だと思う。それどころか、グローバリゼーションの煽りで、日本からどんどん仕事自体がなくなってきている。20代の若者の自殺率が日本がトップなのだそうだ。人生、岐路に立たされて、選択を間違ったら、もうアウト、と思い込んでいるらしい。確かに、理想の生活からはちょっと距離が離れるかもしれないけど、違う道を歩んでも結果、同じだよ、と思う。ま、貯金額などはシビアに違ってくるが、価値観の問題だろう、と思う。お金がすべて、出世がすべて、という人は人一倍苦しみも大きいだろうと思うのだ。

この記事を読んで少しは安堵している自分がいる。まだ、40代なのだし、まだ、これから人生はどうなるか、分からない。昔は、古本屋などの主人に憧れたものである。学生街をうろつくと、全く流行っていない古本屋というのある。そういう所にブラっと入って、これまた難しい顔をして文学書などを手に取ると、店主と目が合い、ニヤァ、とされることがあった。こっちも若いから、思いっきり背伸びして、そういう難し目の本を手にとったのであるが、結局は買わなかった。しかし、その店を気に入っていて、何度か通った。

頑張りすぎず、欲張らず、やる気を出していない店がいいw…。

そういうお店なら、何か、やってみたい。

でも食っていけないじゃないか! と言われると、ギリギリ食えればいいのだよ。とも思う。

生涯預貯金で、高齢者も皆悩むようだが、どんな病気になってどれくらいかかるか、なんてわからない。これだけ貯めりゃ、セーフでしょ、アウトでしょ、というのも分からない。

結局、人生は楽しく穏やかに過ごした者が勝ちのような気がする。

忙しすぎる職場に嫌気がさしている自分に気づく…。




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