田舎暮らしと都会暮らし…。

最近、うちの弟が田舎で暮らしたいなぁー、とかつぶやいているらしい。
うちの現場も十分に田舎なのであるが、私は、あちこち自転車旅行するためか、もっとすごいど田舎というのを知っている。インターネットが来ていたら、一応、町といえるのではないか? 勝手な推測だが。

弟の理由は、スローライフに対する憧れらしい。彼は自営である。しかし、毎日、得意先へ納品するため、今以上に離れた場所に住むことは難しい。リタイアすればいいのだが、それもまだだいぶ先の話だ。

しかし、独身は気楽である。しかも介護職はいい。どこでも求人があるからだ。いざとなったらどこへでも引っ越せて、働けるという強みがあるからだ。私が、結婚していないのは、このいざとなったら、どこへでも…、という気楽さを捨てられないからだ。

私は、ひとつの会社で安定してずっとというのが苦手である。その代わり、勉強して、上を目指すのは好きだ。今も安定しているとは言えない。東日本大震災。いつ、ここも大地震が来て、状況が一変するかもしれない。今は両親健在だが、いつ突然死して、世帯主になるかもしれない。あるいは、仕事場で大災害に遭遇し、生死の境をさまようかもしれない。

あの大地震以来、私は絶対の安心なんてこの世にない、と思うようになった。
なので、今の生活状況に一応は満足している。転身がいつでも効く、というのは非常にフレキシブルで強いのである。自殺者は、もう出口がない! 逃げられない、と思い込んで堂々巡りになり、自殺に至ってしまうのであろうと思う。冷静に考えれば、人間、いくらでも転身できる可能性はある。本人の考え方次第である。

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