何度めかの古座街道走行記。
三連休になって初日は予定どおり古座街道を周参見からサイクリングした。
明るくなるのを待って自宅前で愛車をバラす。周参見まで車である。
まず、起点は周参見駅。駅駐車場で買っておいたコンビニ弁当を食べる。着時間は11時。ちょうどいい。本当は午後14時から開く美女湯温泉に浸かりたかったが、そうしていると16:29の列車に乗り遅れてしまいそうになるので、諦めた。
コースはこんな感じ。↓ 距離も短く約60キロ程度。秋の日の短いときにはちょうどいい。
古座街道は司馬遼太郎の街道をゆくシリーズの8巻目に収められているが、氏が訪れたころからすでに40年近くも経っており、街道界隈は新道ができたりして、往年の風情はだいぶ薄れているようだ。今では立派な二車線道路になっていて、随所にトンネルが掘られ、せっかくの清流の脇を通るいい雰囲気の道が失われてしまっているのが残念であった。自転車旅行者はぜひに旧道を探してそちらを行く方がオススメである。
では、この日のお写真です。↓
周参見駅から県道38号線を行くが、車はほとんど通らず、まったくの自転車天国である。しかし、サイクリストをあまり見かけない。あまりにも都会から遠いためだろうか。
やがて、道は狭くなり獅子目峠へ向けての登りが始まる。ローアンドローでじわじわと登っていく。
道路の壁面に苔がびっしりと付いている。雨の多さを物語っていますな。
周参見駅から約11キロほどで雫の滝に到着。今日はもう滝壺へは降りない。かなり下まで降りないといけないため。
佐本手前の手作り看板。毎度のかわいい撮影スポット。(^^)
前方に見えるは、獅子目峠頂上の獅子目トンネル。入り口も苔がびっしり。
実は、獅子目峠よりも七川ダムに至る登りが超キツイ! やっとこさで越えてフラフラと七川ダム湖畔のトイレまでやってきた。
春には桜まつりが開催されるとかで、このへんは大変な賑わいになるのだとか。
満々と水を称える七川ダム湖。釣り人が何人か来ておりました。バス釣りのメッカです。
七川ダムを下るとちょっと行き過ぎてしまいそうになるけど、小さな吊橋を渡ると、対岸に渡れる。そこから三尾川までのコースが超オススメ。車が来ず、途中に秘湯の美女湯温泉があるよ。この写真はこの地方独特の養蜂の巣箱。ゴーラというらしい。中にはニホンミツバチがたくさんいる。
美女湯温泉の源泉地。湯の花が流れにそってびっしりとこびりついておりました。
真っ白け。硫黄の匂いプンプン。ここの温泉は効きそうです。
美女湯温泉からの下り。R371より対岸のこちらがオススメ。車ほとんど来ない。自転車天国です。清流をみながらゆったりと下れる。
三尾川橋から北を見ると…。川底が透けて見えております。清流そのもの。夏にはカヌーもにぎやかになります。
R371に合流後は奇岩のオンパレード。だいたいの奇岩には名前が付いているようです。
近くでみるとかなりでかい!
古座川の一枚岩。日本のエアーズロックですな。全体がでかすぎてこの距離からでないとカメラに収まりきれない。
真正面からの一枚岩。とにかく巨大。
一枚岩の隣のかわいい小岩。と言ってもかなりでかいのですが。
一枚岩の南の相瀬橋から下をのぞくと馬の蹄にそっくりな岩があるということで撮りました。
なるほど、言われてみればそっくり!
相瀬橋から一枚岩です。
かなり下ってきました不気味な岩もあちこちあるよ。
清流の小川が合流する地点。明神橋です。ここから左へ行く小川ルートもオススメ。滝の拝は奇岩景勝地。珍しい生き物もいます。
月野瀬の牡丹岩。
悲劇の伝説の残る少女峯。
とうとう到着。串本町古座。向かい風が強くてなかなか進まない。
駅前でランドナーの解体ショー。輪行袋に詰めたところ。ふぅー、今日も走りきったわい!
夕暮れ迫る古座駅にて。
このコース。何度走ってもしびれるほど素晴らしいのだが、いかんせんアプローチが遠く、とくに連休などの日には有料道路が超激込みのため、下道で行くしか無いのである。
それでもない時間を絞り出し、静寂を求めての古座行きはもうかれこれ、数年来何度めかを数えるようになった。地図がなくても今では道も熟知しており、故郷に帰ったような気分になる。
途中、道路脇に設置されているゴーラ(ニホンミツバチの巣箱)とか、独特の自然の雰囲気がお気に入りである。海からそれほど遠く離れていないのに、ちょっと山を越えて山間地に入ると苔がびっしりだったりで、独特の生態系に魅せられる。南方熊楠翁も熊野を駆けずり回っていたというが、よくわかる気がする。なにか神秘的な雰囲気のする土地で、田辺あたりから南に来ると同じ紀伊半島でも風土が違うように感じるのは私だけであろうか。
七川ダムから枝分かれする各ルートであるが、いずれも昨日の時点では工事中通行止めの看板がかかっており、いつになったら再開するのか見当もつかない。再開したらまた、違うルートで行くのも面白いかもしれない。
毎度毎度の古座街道レポであるが、帰路につくときからもうまた次回はいつ来ようか、と考えているのである。
重たい袋を担ぎ上げ、2両編成のかわいい列車に乗り込み絶景の枯れ木灘を眺めながら周参見駅に降り立った。
(=^・・^=)
明るくなるのを待って自宅前で愛車をバラす。周参見まで車である。
まず、起点は周参見駅。駅駐車場で買っておいたコンビニ弁当を食べる。着時間は11時。ちょうどいい。本当は午後14時から開く美女湯温泉に浸かりたかったが、そうしていると16:29の列車に乗り遅れてしまいそうになるので、諦めた。
コースはこんな感じ。↓ 距離も短く約60キロ程度。秋の日の短いときにはちょうどいい。
古座街道は司馬遼太郎の街道をゆくシリーズの8巻目に収められているが、氏が訪れたころからすでに40年近くも経っており、街道界隈は新道ができたりして、往年の風情はだいぶ薄れているようだ。今では立派な二車線道路になっていて、随所にトンネルが掘られ、せっかくの清流の脇を通るいい雰囲気の道が失われてしまっているのが残念であった。自転車旅行者はぜひに旧道を探してそちらを行く方がオススメである。
では、この日のお写真です。↓
周参見駅から県道38号線を行くが、車はほとんど通らず、まったくの自転車天国である。しかし、サイクリストをあまり見かけない。あまりにも都会から遠いためだろうか。
やがて、道は狭くなり獅子目峠へ向けての登りが始まる。ローアンドローでじわじわと登っていく。
道路の壁面に苔がびっしりと付いている。雨の多さを物語っていますな。
周参見駅から約11キロほどで雫の滝に到着。今日はもう滝壺へは降りない。かなり下まで降りないといけないため。
佐本手前の手作り看板。毎度のかわいい撮影スポット。(^^)
前方に見えるは、獅子目峠頂上の獅子目トンネル。入り口も苔がびっしり。
実は、獅子目峠よりも七川ダムに至る登りが超キツイ! やっとこさで越えてフラフラと七川ダム湖畔のトイレまでやってきた。
春には桜まつりが開催されるとかで、このへんは大変な賑わいになるのだとか。
満々と水を称える七川ダム湖。釣り人が何人か来ておりました。バス釣りのメッカです。
七川ダムを下るとちょっと行き過ぎてしまいそうになるけど、小さな吊橋を渡ると、対岸に渡れる。そこから三尾川までのコースが超オススメ。車が来ず、途中に秘湯の美女湯温泉があるよ。この写真はこの地方独特の養蜂の巣箱。ゴーラというらしい。中にはニホンミツバチがたくさんいる。
美女湯温泉の源泉地。湯の花が流れにそってびっしりとこびりついておりました。
真っ白け。硫黄の匂いプンプン。ここの温泉は効きそうです。
美女湯温泉からの下り。R371より対岸のこちらがオススメ。車ほとんど来ない。自転車天国です。清流をみながらゆったりと下れる。
三尾川橋から北を見ると…。川底が透けて見えております。清流そのもの。夏にはカヌーもにぎやかになります。
R371に合流後は奇岩のオンパレード。だいたいの奇岩には名前が付いているようです。
近くでみるとかなりでかい!
古座川の一枚岩。日本のエアーズロックですな。全体がでかすぎてこの距離からでないとカメラに収まりきれない。
真正面からの一枚岩。とにかく巨大。
一枚岩の隣のかわいい小岩。と言ってもかなりでかいのですが。
一枚岩の南の相瀬橋から下をのぞくと馬の蹄にそっくりな岩があるということで撮りました。
なるほど、言われてみればそっくり!
相瀬橋から一枚岩です。
かなり下ってきました不気味な岩もあちこちあるよ。
清流の小川が合流する地点。明神橋です。ここから左へ行く小川ルートもオススメ。滝の拝は奇岩景勝地。珍しい生き物もいます。
月野瀬の牡丹岩。
悲劇の伝説の残る少女峯。
とうとう到着。串本町古座。向かい風が強くてなかなか進まない。
駅前でランドナーの解体ショー。輪行袋に詰めたところ。ふぅー、今日も走りきったわい!
夕暮れ迫る古座駅にて。
このコース。何度走ってもしびれるほど素晴らしいのだが、いかんせんアプローチが遠く、とくに連休などの日には有料道路が超激込みのため、下道で行くしか無いのである。
それでもない時間を絞り出し、静寂を求めての古座行きはもうかれこれ、数年来何度めかを数えるようになった。地図がなくても今では道も熟知しており、故郷に帰ったような気分になる。
途中、道路脇に設置されているゴーラ(ニホンミツバチの巣箱)とか、独特の自然の雰囲気がお気に入りである。海からそれほど遠く離れていないのに、ちょっと山を越えて山間地に入ると苔がびっしりだったりで、独特の生態系に魅せられる。南方熊楠翁も熊野を駆けずり回っていたというが、よくわかる気がする。なにか神秘的な雰囲気のする土地で、田辺あたりから南に来ると同じ紀伊半島でも風土が違うように感じるのは私だけであろうか。
七川ダムから枝分かれする各ルートであるが、いずれも昨日の時点では工事中通行止めの看板がかかっており、いつになったら再開するのか見当もつかない。再開したらまた、違うルートで行くのも面白いかもしれない。
毎度毎度の古座街道レポであるが、帰路につくときからもうまた次回はいつ来ようか、と考えているのである。
重たい袋を担ぎ上げ、2両編成のかわいい列車に乗り込み絶景の枯れ木灘を眺めながら周参見駅に降り立った。
(=^・・^=)
コメント