NC誌を購読していた頃。

高校生くらいから、ニューサイクリング誌を愛読していた。毎月、その頃は本屋に直行し、棚の中から薄いニューサイクリング誌を探すのが楽しかったな。
この雑誌くらい、中身に変化がない雑誌も珍しいと思った。毎回、マンネリというか、いつもの顔ぶれというか、だいたい、似たような記事が毎回載せられているのであるが、それをバイブルのように読み耽る私なのであった。(^^)

今、手元にF.パターソンのペン画集をニューサイクリング誌上の広告に触発されて買ったときについてきた付録のニューサイクリング誌がたった一冊だけ、ある。

面白いことに年を追うごとに雑誌の厚みが薄くなっているのである。2000年頃には、もう経営がかなり苦しかったのかな、と察する。

ニューサイクリング誌の敗因を考えるに、ロードバイクのインプレ記事が少なかったことや、伝統的なツーリングスタイルにあまりにこだわり過ぎたのかな、というのも思う。

どんどん、最新メカや流行の中心のロードのウェアとか、楽しみ方などをアピールしていれば、休刊は免れたのではないか、と思うのである。市販の安いロードでどう楽しむか、とかクロスバイクの楽しみ方など、これから入門する人向けの記事をどんどん載せていたらなぁ、と思うのであった。

一方のサイスポ誌も巨大メーカーの広告塔のようになってしまい、インプレ記事を見るにつけても買えないような値段のロードバイクのインプレを読まされてもなぁ、というのもある。

相対的に自転車が一気に高い趣味になってしまったのが残念である。毎年、春、秋に群馬のタキザワサイクルさんが、お得意さん向けに送ってくれるカタログを見るのであるが、興味のある価格帯の自転車が実に少ない。皆、数十万するものばかりで、ため息である。

高い自転車が最高などという迷信を誰か打ち砕いて欲しいものである。私などは、仲間にジャイアントエスケープR3を勧めて買わせたクチである。(^^)

しかし、買った彼も非常に大事に乗っていて、微笑ましい。満足されて、毎日自転車に機会があれば乗って楽しんでいる姿を見ると自転車なんて本当に安い値段のもので十分だ、と思うのである。私のこれは反省点でもある。(゚∀゚)

昔は、オーダー車が最高と思い込んでいた。しかし、今はマスプロで、手頃な価格帯のクロスバイクがイイと思う。

ロードバイクも悪くないが、あれはあくまでもスピードを出し、レースを競うものであると思うので、私は、実際あまり乗っていない。中間的な性格のクロスバイクがいいと思うのもそういう理由からである。

自転車趣味は旅行に主眼を置くか、フィットネスのようなトレーニングに主眼を置くかでお金のかかり方が全然違う。旅行となると一定の年齢以上のお金と時間にゆとりのある方しか楽しめない。私など、どっちもないので、最近は日帰りの弾丸ツアーばかりである。

安い自転車は決して悪いものではない。気軽に駐輪できるし、壊れても量産型なので、部品が容易に入手できる。仲間のクロスバイクを見ていて、いいなぁ、と思うのである。
(=^・・^=)

コメント

匿名 さんのコメント…
最新情報や流行を扱わないのなら、月刊誌である必要もないのかも知れませんし、
資金的に苦しくなって、メーカーの広告塔になれば、本音を書けなくなります。
インターネットにより、個人の発信能力が上がると、今後、雑誌は消えるかも知れませんね。

おっしゃる通り、迷信に騙されないようにすることも重要ですね。

炭ロードには、ノーブランドのブレーキが付いていて、確かに制動力は最悪でした。
「シマノの105以上に即刻、交換すべし」という通説が台風のように吹き荒れてましたが
その説には違和感を感じましたので、ブレーキシューの交換で様子を見る事にしたら
それだけで、普通に止まれる自転車に変わりました。
仮に駄目だとしても、次は前だけ105にするつもりでしたが、その必要はありませんでした。
(カンパニョーロは後輪の制動力を、わざと落としているという話を聞いてましたので)

ロードとクロスバイクの差は、空力の差だと思いますので
クロスバイクでも、肩幅を狭くして、肘から先が水平かつ前傾になるように
ポジションを調整すれば、遜色のないレベルまでスピードアップできると思います。

あとは服装でしょうか。
サイクルジャージを着れば、かなり変わると思いますが
カジュアルなクロスバイクには似合わなくなりそうです。
タイムトライアルで使うエイリアンのようなヘルメットも効くみたいですが、
そこまでやると、もうクロスバイクとは完全にミスマッチとなります。
あとは、すね毛を剃るとか、靴にカバーを付けるとか。
(すね毛の処理は、空力に効くみたいです。)

残念ながら、自転車本体で改善できる部分は、ほとんどありませんね。
パーツを交換すれば(DuraAce等)、プラシーボ効果はあるかも知れませんが。。。

こんな事は、広告塔と化した雑誌では、口が裂けても書けない事でしょうけど。


こん@4040club
nonki さんの投稿…
そうですね。インターネットの発達した時代。もう雑誌の役目は終わりなのかもしれませんね。今、何を楽しみに月刊誌を読んでいるのか?と聞かれると、昔ながらのNC誌を彷彿とさせるサイクルフィールドなる月刊誌?を定期購読しています。

これは市販されている雑誌ではなく、オオマエジムショさんのホームページ下段よりダウンロードできます。

薄い雑誌ですが、ランドナー寄りの昔のNC誌みたいな雰囲気で、気に入って購読しています。

インプレ記事とかないけど、旅行記が載っていてそれだけで私は満足です。
(=^・・^=)
匿名 さんのコメント…
サイクルフィールド、面白いです。ダウンロードは無料なんですね。
ホイールの話も勉強になりました。
旅行用自転車を今の部品で組んでも楽しいのかなぁと思いました。
必要な荷物を携帯できれば、ベース車両は何でも良さそうです。

今でも、パンク修理セットを持たずに、水筒だけで出掛けてますが
チューブラーの練習をして、予備タイヤを持参した方が安心です。
(いざとなれば、パンクしたままでも走行可能?)

前日、家でパンク修理をしましたが、新品チューブをリムに噛んでしまって
チューブを買い直す羽目になりました。これが出先だったらと思うと冷汗です。
チューブラーだったら、そんな事にはならなかったかも知れません。
テープより糊の方が、出先での修理は圧倒的に楽とありました。(?)
分からない事が多くて、まだまだ勉強中です。

こん@4040club
nonki さんの投稿…
実は、帰還率でいうと、チューブラーの方が高いのかな、って思います。
タイヤの脱着はコツが要るけど、慣れれば数分でできますよ。
接着には圧倒的に両面テープですかね。リムセメントは、乾くまで待つ時間がもったいない。それと雨の日とかになると、やはり圧倒的に両面テープですかね。
みなさん心配されるほど、チューブラーはパンクしませんよ。ある程度すり減ったタイヤを適宜交換していれば、の話ですが。
(=^・・^=)
匿名 さんのコメント…
某元競輪選手は「両面テープ」は良しとしても、「糊」はNGと言い切ってます。
というか、引退後はクリンチャー派になったようです。
その一方で「糊」の方が接着力が強くて、交換も楽という人も居ます。
諸説あって混乱しますね。
私は有機溶剤が駄目なので、両面テープにすると思います。
出先での修理は諦めて「シーラントのみ携帯」を選ぶかも知れません。

シールドベアリング vs カップアンドコーン も賛否が分かれます。
BBとヘッドパーツは、シールドベアリングで良いと思いますが
シールドベアリングのハブは、ベアリング(圧入)の打ち換えが大変そうです。


こん@4040club
nonki さんの投稿…
宮田の両面テープはいいですよ。糊のくっつき方がよく研究されていて、タイヤ側にほぼ残るようです。ですので、次回貼り替え時もリムに巻くのが楽ですね。
私は、実験でカーペット用も使ってみましたが、リム側に糊が残ってしまい、糊を取り去るのに苦労しましたから。パンクしたときは時間との戦いですから、すばやく巻き変えて貼り付けられないと使えません。宮田の両面テープはその点で優れていました。3Mが共同開発したとかいう噂ですが、納得です。
シールドベアリングはもうメンテフリーなので、私は押しですかね。ベアリングの打ち替えですが、実際に寿命まで乗り切れるかどうかです。複数台持っているので、そればかり乗らないので、ベアリング寿命まで行くのかどうかまだ、未知です。プーラーなどの工具はどれくらいするんだろう?高かったら、カップアンドコーンの方が整備は楽ですかね。

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