気になる風土病、牟婁病。

その昔、紀南地方に恐るべき風土病として、牟婁病という病があった。というか、今もあるのかもしれない。その原因はいろいろ調査されたが、未だ原因不明。

疑わしいのは、限りなく純水に近い、ミネラル分の少ない水系である古座川水系にあるという説がもっぱら有力だったが、今では否定されているらしい。

この話は、母から聞いて知っていた。牟婁病といって、串本の方では、ちまたでよく話題になっていたらしい。古座川という流域は、その昔は、深山幽谷の地であり、一生、海を見ることなく亡くなった人がいたくらい、車が発達するまでは、秘境であったわけである。

なので、日々の食料は川魚、山菜などの類になる。こうした極端にミネラルの偏った食料を長年食べ続けると、こうした病気になるのだろう、と言われていたが、今では、まだ原因がわかっていないらしい。


 書店で週刊誌を見ていたら、こんな見出しが目についた。「紀伊半島の山奥に認知症多発の村」といい、病名は紀伊ALS/PDCというらしい。

紀伊民報を見ていて見出しを見つけたので、読んでみた。
牟婁病とは、いわゆるアミトロと呼ばれる神経難病である。
全身の筋力が低下し、やがて死に至る。恐ろしい病である。

そういえば、アルミニウムとアルツハイマー病の関係が疑われたが、今では因果関係がはっきりしないという。もし、そうなら、私など、アルミの弁当箱にアルミ缶のジュースを散々飲んできたので、もう手遅れだろうと思うw。

イタイイタイ病も長年かかってカドミウムの過剰摂取が原因と解明された。
牟婁病も何か原因があるはずである。調査の進展が待たれる。
(=^・・^=)

コメント

nonki さんの投稿…
私のサイクリング中心のブログの中で驚くくらい読まれているのが、この記事である。
詳しい研究論文が公開されているので、紹介しておく。すでにご承知の方も多いかと思うけど。(゚∀゚)
日本語です。orz ↓

http://www.rouninken.jp/member/pdf/16_pdf/vol.16_07-19-02.pdf

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