高齢者施設の避難の難しさに思う…。

今回の台風10号の被害で痛ましく思うのは、岩泉のグループホームの被害者だと思っています。認知症があるため、台風による災害が迫っていることさえ、気づいておらず、しかも夜勤帯で職員が一人で対応していたとか。

まず、驚いたのは、町が、事前に避難勧告を出していなかったということ。しかし、これまでたいした台風被害のなかった東北地方では、台風に対する備えが足りなかったのは仕方ないのかもしれません。ただ、仮に避難所に避難できたとして、認知症の人と一般の人をいっしょに避難させることには、難しさがあります。

グループホームはだいたいどこも夜勤帯は、一人勤務になるため、地震や火事などの場合も避難できる限度があります。

災害時ということを常に想定しての万全の運営が望まれますが、そうしますと、施設人員ももっと増やさないといけないと思います。

今回の被災をきっかけに高齢者施設などの避難計画をどうしたらいいのか、考えますが答えが出ません。避難所などの認知症の方々への避難スペースの確保や、避難に際してのスタッフ人数の問題。救急側の認知症への理解などまだまだ解決しないといけない問題が山積しています。
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