パークアンドライドを考える…。

パークアンドライドという言葉を最近よく見かけるようになった。私のように大都市の辺境に住む者にとっては、大都市への通勤が実に大変だったりする。もちろん、郊外の駅まで自家用車で行き、駅近に停めてそこから電車で都心部まで通えばいいのである。数年前に私は、大阪の日根野駅近郊に駐車場を借り受け、そこへ自家用車を停めて、岸和田へ通勤していたことがあった。実に便利である。全線、電車を利用すると、ローカル線への乗り換えの際にちょうどいい時間帯に電車がなく、和歌山駅で延々1時間近くも待ったことなどざらであった。

さて、今日は、通勤ではなく、輪行について、このパークアンドライドを利用してる私の意見である。カーサイクリングは実に手軽で遠方への出撃を可能にしてしまう。元来、絶対に泊まりでないと無理なエリアでも車を使えば、気軽に日帰りできてしまう。ただ、難点は一筆書きのコースになるため、必ず出発点に戻ってこないといけないこと。これが、なかなかに苦痛である。

では、と考えたのが、車と電車の併用である。
まず、遠方の駅隣に駐車場のある場所を見つけ、そこへ車をデポする。なぜかというと、帰りに輪行で帰ってきても駅から出てすぐ目の前に駐車場があれば、そのまま袋ごと積めば済んでしまう。この手軽さのためにわざわざ、鉄道駅の前に駐車場のある駅を探している。

いつもよく利用しているのは、五条駅、湯浅駅、御坊駅、周参見駅、紀伊田辺駅、新宮駅、阿田和駅である。駅から、100m以内に駐車場があるのが条件だ。それ以上となると、重たい輪行袋を担いでの歩きが堪える。

今後は行動範囲を広げて、もっと日帰りできるエリアを拡大していきたいと考えている。うちは、北に大阪市という大都会が控えているため、大都市近郊の路線は非常に混雑し、輪行しずらいものがある。

首都圏だったりすると、土日でも結構な混雑なので、都心へ乗り入れる路線への輪行はためらわれるのではないかな。

いい方法を言うと、郊外の駅まで輪行していって、そこから都心へ向けて自走するという逆の発想もあるが、車の多い都会の道はやはり私はできるなら、走りたくないわけである。

パークアンドライドを活用した輪行には他にもメリットがある。帰りに温泉に入ったり、お土産を買ったりできること。母艦にいったん戻れば、もう後は、楽勝なので、荷物が増えてもへっちゃらである。サイクリング以外に帰りに温泉でゆっくりとして、仮眠し、また帰るという方法も取れる。最近は、これが多かったりする。 今はさらにガソリン価格が安いので、遠距離ほどお得となる。

鉄道だけの輪行にも楽しみはあることはある。缶ビールとつまみを買い込み、車中の人となったら、後は極楽である。しかし、ブルートレインが廃止され、なんでもかんでもスピード優先となってしまってはなんだか味気ないのである。

いつもしまなみ海道へは新幹線で行っていたけど、次回行くなら、在来線で行きたいな、と考えたりしている。
(=^・・^=)

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