もうすぐ啓蟄だな。

 今年の啓蟄は、3月5日だそう。啓蟄とは冬ごもりの虫たちが這い出てくる頃、ということになっている。私も長らく、冬中寒くて冬眠状態だった。たまに乗ってはみるものの、そう距離は走っていない。(・∀・)

ここは一つ温かい南国の方へ走りに行きたいかな、と思っていて、例の古座街道がとっさに思い浮かぶ。周参見あたりまで車で運んでしまう。いつものカーサイクリング。帰りは古座駅あたりから輪行で帰る。この紀勢線の車窓からの眺めが絶景である。夕日に照らされた枯れ木灘が素敵過ぎる!

啓蟄を過ぎたらちょっとアクションを起こそうか、と算段しているところである。以前、このルートをSNSで紹介したら、自転車仲間の一人が激しく反応して、ぜひに同行したい、って言われたが、まだ実現できていない。機会があれば、とは思うが、今、SNSも退会してしまい、音信不通状態である。

周参見から山間へ入って古座駅までだいたい60キロほど。余裕があれば、串本まで走るのも一興である。橋杭岩などの奇岩が見ものだ。海、山、川と揃ったご機嫌コースでこのコースほど素晴らしいルートを他に知らない。実にもう5回以上は走っている。

それはそうと、先日、新聞にJR西日本の社長さんが、コメントされていた。このコロナ禍で乗客が激減しているらしい。その煽りを受けて、地方のローカル線が軒並み、赤字であるとか。どこが廃線対象かは言わなかったが、私らの地元の路線も危ういものである。その証拠に昼間はほとんど乗客がいない列車が和歌山からはるばると王寺駅まで走っている。ガラガラである。

もっと心配なのが、紀伊田辺以南の路線である。ここらも通学以外の人が乗っている気配がほとんどない。私もいつも古座行きで乗車しているが、二両編成の列車はほぼガラガラである。もう後、数十年もしたら、日本中廃線だらけとなる恐れがありそうだ。

サイクリングという趣味は輪行に支えられていると言っても過言ではない。こうした地方路線が廃線対象となると、サイクリングの計画を考え直さないといけなくなる。一日にちょうどよい距離を走り切ることができず、ブルベのような長距離を走らないと成立しなくなるような予感。今まで日帰りで走れていた区間も途中、泊まりを余儀なくされそうだ。

いやいや、モータリゼーションの波は恐ろしい。私も自動車の恩恵に預かっている一人である。列車の存続危機はわかるが、通勤に電車を使え、と言われると尻込みする。そういう人たちが大勢いるので、JRも都市近郊路線しか、採算が合わなくなるのだろう、と思う。

まだ、列車が動いている今のうちにこそ、紀南地域も走り込んでおくべきかなと思います。

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