きのくに線のサイクルトレインの宣伝が多いな。

 今日も、朝日新聞の和歌山版にきのくに線のサイクルトレインを利用したサイクリングのコース紹介が載っていた。最近、メディアもこぞってサイクルトレインを宣伝しているようだが、私もサイクルトレイン以前から、きのくに線を利用して、サイクリングを楽しんで来た。現実を言うと、この路線は、非常に料金が高い。新宮から紀伊日置くらいまで乗ると、1520円である。片道料金なので、もし、自宅からすべて輪行でとなると、特急を利用しないとしても、往復すると、5000円以上するだろう。

うーん、である。(・∀・)

これがカーサイで途中まで自転車を積載して運んでしまうと、もっと安くなる。ただし、有料道路は使わない方針でである。

とにかく御坊あたりから南になると利用客が一気に減る。こうなると、高い料金設定にしないとやっていけないのだろう。

以前も書いたかもしれないが、自転車趣味というのを日帰り主体で考えるうちはいいが、宿泊を伴うような長期の計画を建てるとなると、お金がかなりかかる。

近所を走り回るポタリングだけなら、それほどお金はかからない。主にこのサイクルトレインの利用者も中高年が多いというのが頷ける理由である。

時間とお金に余裕のある人しか、利用できない。それだけ、和歌山県というのは全国的にみて僻地であるということだろう。

私も時間にゆとりができるのは当分先の話であるので、まだまだなかなか行けない土地である。しかし、もたもたしていると大地震がやってきて、あっけなく廃線となるかもしれない。

和歌山県の人口減少率が激しいらしい。特に県北部より南が激しく、後20年もするとどうなることやら、である。

今でも古座街道沿いを走ると、廃屋の多さに驚かされる。しかし、インフラの整っていない僻地ゆえ、住む人が高齢化してくると病院にも遠いし、買い物も厳しい。人がいなくなるのも仕方ないといえる。

暗い未来ばかりの話でうんざりであるが、今の80歳のように元気で歳を取れるのか、不安で仕方ない今日この頃である。

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