自転車旅行に不遇の時代だな。
コロナ禍もそろそろ3年目となった。相変わらずの感染者数の増加で旅行業界は悲鳴を上げている。同様にコロナ禍になってからというもの自転車旅行に行っていない。というか、行くことができない。
市中感染が広がり始め、どこで感染するかわかったものでない恐怖というもの。
しかし、私が考えるのは、旅行という趣味の贅沢さである。私も若い頃はよく小旅行に出かけていた。一回の旅行費用は5万円程度だったと思う。それでも私の薄給からして、お給料の大半を叩くような金額である。要するに私が貧乏なだけというのもある。(・∀・)
しかし、貧乏人ほど旅行に行きたがるというような具合で、お金をせっせと稼いで貯めては旅行に行っていた。
しかし、失われた日本の30年とはよく聞くが、この間、サラリーマンの平均給与は上がったのがたった4%ほどだったという。世界に比べて最低の昇給率なのである。
このような日本人の懐具合からして、今後も旅行にせっせとお金をかけられる人というのは限られた上級国民だけだと思う。私らのような小市民は旅行という贅沢な趣味からは遠ざかる一方である。なかでも日数、など時間の自由も必要な自転車旅行となると、一層遠ざかるような気がしている。
もう昭和の頃のような景気のいい時代はやってこないだろう。定額で払い続けている自宅のネット環境で存分に楽しむ、というスタイルになりつつある。お寂しい限りであるが、自転車趣味自体も高い趣味になっていまい、最低でも自転車、装備品、ウェアと揃えると10万円コースとなる。
初期投資が高いので若い人が今後自転車を趣味にする可能性は低くなると思う。
テニスやお手軽なジョギングなど周りを見渡すともっと安くて楽しめる趣味というのがいっぱいある。私など、過去もっとお金がなかった頃は、図書館ばかり行っていた。(・∀・)
最近の図書館はDVDやCDのライブラリも充実していて、一日中楽しめる。
コロナ禍ですっかり人は旅行をしなくなったし、通勤も減った。しかし、コロナ禍が過ぎ去ってももう元の時代には戻らないだろうな、と思うのである。
ネットでいつも全国や世界の様子を動画で見ているが、これで結構楽しい。何より格安である。感染の心配もない。
自転車にバッグをくくりつけて旅に出るのが楽しいのは知っているが、定年以降もそういう余裕は持てそうにないと最近つくづく感じるのである。
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