サイクリングという趣味について。

 私は、自転車が大好きな人間である。もう10代の頃より自転車にハマっている。最初は親に買ってもらった通学車であちこち出かけていた。やがて社会人になると、休暇を利用して遠方へ自転車旅行に行くようになった。

そういうわけで私の自転車趣味というと、まず、思い浮かぶのが自転車による小旅行なのである。日本という国は山国であって、一山越えると違う風景が広がるものである。ちょうど箱庭のような可愛らしい町風景があちこちにあって、それが旅行に行く動機になっている。

あるときは、漁村へ、あるときは山村へと昔の文献などを頼りに街道筋を再調査する、っていうようなサイクリング計画である。

休刊しているニューサイクリング誌には大いに共鳴させられた。

それで、自転車旅行であるが、この2月が一番大好きな自転車旅行月なのである。理由は、今はコロナ禍なので控えているが、通常なら、この次期が旅行に一番うってつけである。旅館の空きが多く、料金も安い。予約していなくて、突然の訪問でもまあなんとかなることが多い。

それに列車も空いていて、2月というのは世のサラリーマンにとっては別段休暇などとは関係のない月なので、空いているのである。それに比べて、学生が休みになる夏休み期間とか年末年始はいけない。混んでいるし、料金も高め。

それらの理由で私はいつもこの人気のない2月に旅行していることが多かった。瀬戸内とか、四国、丹後などなどあちこち行ったものだ。

また、旅行に行きたいと思うが、今は両親が高齢で要介護になりつつあり、両親を見送ってから自由時間が確保できるかな、と思っている。あと10年位先の話。(・∀・)

そういう視点で見ると、最近の自転車購入者は、まず、近所をスポーツ目的で走る人がほとんどかな、と思う。宿泊まで兼ねてサイクリングに行こうという人は少ないようだ。

まず、所得が下がっているのが最大原因。それと仕事の忙しさ。有給などを余裕で取れる人は稀である。

それで、ある程度年齢が上がらないと旅行に行くような余裕は持てないな、と我が身を振り返ってそう思うわけだ。

今日も晴天であるが、残念なことに仕事になった。本来は2連休だったのであるが、コロナの影響でスタッフのシフト調整があり、出勤になったわけ。(T_T)

昨日、ご紹介した大和街道はいい道である。真に日本の姿を実感したいと思われる方は、ぜひ、このような庶民の生活が味わえる道を走っていただきたい、と思う。

今は皆、ロードバイクに乗り、さっそうと危ない国道を走っているのをよく見かけるが、あれは感心しない。第一、車中心に考えられている道路なんて、自転車にとっては危険極まりない。走っていてちっとも気持ちよくない。

それに比べると、人気のない旧街道は、実に味わい深い。また、古の道の痕跡を求めて、探りながら行くのも楽しいのである。

月曜は休みの予定。天気が良ければ、乗るかもな。

(=^・・^=)

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