今日はあいにくの雨で早朝サイクリングできず。(;_;)
でも、いつもどおりに起きている。(゚∀゚)
これから秋雨前線で雨の日が多くなるかな、と思う。月1/3くらいは雨だろうか。
さて、私はサイクリングであちこち出かけるのが大好きである。だいたい、テーマというと、その土地の街道を巡るのが好きだ。街道というのは昔から人の往来があった道で、道筋に色濃く庶民の生活の匂いが残っているものだ。
私の近場では大和街道とかがある。これは和歌山市から奈良県の五條市あたりまでところどころ残っている。遠くは伊勢方面まで通っている道である。歩きが好きな人には有名かもしれないが、全ルートを通しての詳細な観光マップとかがなくて、割と知られていない。
でも、大和街道沿いには、道標が埋め込まれていて、それをたどって橋本くらいまで行ける。楽しい旅である。
名手などのお殿様が泊まった土地には本陣とか、馬宿のように下々の者まで泊まった宿にちなんだ地名が残る。
参勤交代は、藩の財政を大いに圧迫したようだが、徳川家の考えた蓄財させないための作戦であったか。
各藩の武家屋敷などが江戸には集中してあったようだ。
南紀の方へ行くと古座街道が好きだ。周参見から古座まで通っていて、昔は林業で相当栄えたようだが、今は見る影もない。途中、古座川の流域に映画館まであったというから、相当繁盛していたのだろう。
古座川の山奥で備長炭の炭を焼き、それと引き換えに海産物を持って帰るというような取引がなされていたようだ。
ところどころ、紀州の地名には名残が残っていて、牛廻越とかもある。牛に荷物を背負わせ、峠で取引して、牛を帰らせたか。その名残かもしれない。
地名について空想に耽ると尽きることがない。
峠道の途中に無人販売の屋台をよく見かける。古座川地方に行くと、名物のゆずの加工品がよく売られていた。ナスやきゅうりなどの野菜も安い。
ビシャコなどの草木もある。
仏花もよく売られているようだ。
大きなバッグを付けて自転車で走っていると、これらの思わぬ収穫品を買うことができる。そっとバッグの中に放り込み、後でいただく。きっちりと対価を空き缶の集金ボックスに納め、感謝の気持ちを込めていただく。
今では道の駅が各地にできたおかげで、より買いやすくなったが商業主義が行き過ぎていて、なんだか味気ない。
ゴトゴトと荷物で膨らんだバッグを自転車に背負わせ、タイヤがパンパン跳ねる。不意にくぼみなどがあったりで急ブレーキである。
ほとんど不思議と落車の経験は少ない。
ほとほと疲れてくると得意の押し歩きである。林道のようなゴロ石だらけの道になると、もうほとんど乗れない。藪からイノシシや熊が出てくるのではないか、と気が気ではない。
捕獲用のゲージなどを見かけると一層怖い。
どこぞで猟銃の音がする。獲物が近くにいるようだ。ドーン、と響き渡る。
一斉に鳥が飛び立つ。
そこへ私の愛車のカンチの鳴きが響き渡る。野生動物はパニックだ。
鳴き響かせながら、谷筋を下っていく。飼い犬がわんわん吠える。(゚∀゚)
まだ足を踏み入れていない土地に行くとワクワクする。珍名があったり、古いすててこが干してあったりでなんともユーモラスだ。
田舎はいいが、あまりにど田舎だと、かえって暮らしにくいだろうな、と想像する。
私のとこのようにトカイナカくらいがちょうどいい。
えーと話が脱線したが、紀伊半島にはまだ熊野古道というのもいくつも通っていて、そちらは主に歩きの方主体である。
ところどころ、自転車でも行けるが、坂の勾配が半端ない。
今ではご丁寧に案内板も建てられている。
迷うことはない。
今日は雨。輪っぱに空気を入れようかと思うが、億劫だ。明日にする。
(=^・・^=)
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