プラスチックの話。

 昨日、カーボンフレームの自転車が廃棄されると、劣化したカーボン繊維がマイクロプラスチックとなって環境中に広まっていくというようなお話をしたが、最近、こうしたプラスチックを食べる細菌が環境中に出てきているというニュースを見た。

 世界中の微生物が「プラスチック」を食べられるよう進化している

 まるで風の谷のナウシカのような世界のお話である。もし、これが事実でこのままプラスチックを食べる細菌が増えていくとしたら、今、環境中に広まっているマイクロプラスチックなどが、浄化される可能性が高い。大いに期待したいところである。

しかし、自然というのは凄いな、と思う。分解できなければ、分解できる方向に進化するとは。

最初にナイロンという合成繊維が発明された当時も、ナイロン工場の廃棄物処理場所付近には、こうしたナイロンという化学合成物質を食べる細菌が見つかったという。

しかし、安心してはいけない。これだけプラスチックが世界中にあるということは、大問題である。今更、回収というのも程遠いが、できれば、こうしたプラスチック分解細菌を培養してそこから酵素を特定し、DNAを解析して、人工的に大量にこうした酵素を作れれば、効率よくもっと早く、プラスチックを分解していけるだろうと思う。

この分野に国はもっと予算を使って欲しいと思う。

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