聖夜に訃報が届いた。

 昨日も特にすることもなしで、20時頃に布団に入った。21時頃、枕元の携帯を見ると、ラインが着ていた。見ると、同僚が亡くなったと報告があった。ただただ呆然である。享年72歳。あまりにも早すぎる死に悲しみが広がった。

この方とは、いつも職場で山行きの歩きの話などをして盛り上がったものだ。私も山歩きは好きである。元気な頃は、富士山のご来光登山などを夜行で行って翌日帰る、というような荒業もやっていたらしい。

いつも笑顔の耐えない明るい方だった。合掌。

さて、時々、朝ドラのカムカムエブリバテディを見ている。一回見ると、続きが気になって仕方ない。日本の戦前から始まり、戦中と過ぎて、今は娘のるいの時代。昭和の高度成長期である。

その時代ごとにバックに流れる音楽が気になる。戦前、戦中、戦後とジャズがたくさん流れていた。るい、という娘の名にちなんだのはジャズジャイアントの一人、ルイ・アームストロングから取った名前だそう。

劇中によく流れる、ルイ・アームストロングの"on the sunny side of the street"は私の好きなスタンダードナンバーである。いつもLinuxに付属のrhythmboxというアプリで聴いている。これは大変便利で手持ちのCDを今年になって一気にすべてエンコードして放り込んである。すると、曲名で検索すると、同ナンバーの曲がずらっと出てくる。あれ?こんなに持っていたっけ?というほどである。

私の好きなのは、ビリー・ホリディのバージョンである。

ジャズもずいぶんと集めたもんだ。思えば、大学生の頃より、アルバイトでちょっとお小遣いが溜まると。CDを買ったものである。その頃はネットもなく、ようやくCDはカタログに増えだした頃である。

マニアというほどは持っていないが、そこそこ有名な盤は持っているつもりである。

こうして毎日、パソコンでエンコードしたCDを聴くのが日課となっている。これが目下の一番の楽しみである。

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