クロモリフレームはどれくらい長く乗れるのか?
最近、youtubeの動画でクロモリフレームはどれくらい長く乗れるのか?というのを発見し、興味深く見ていた。個人的意見で言うと、室内保管で大事にメンテナンスしていれば、たぶん、一生乗れると思う。
クロモリは鉄素材のため、雨に弱い。手入れが悪いとすぐに錆びてくる。とくにシートピラーなどから内部に入った水分が錆びる最も多い原因であると思う。重力で、一番下部のBB付近に水が溜まるため、昔から、BBシャフトを保護するシールドのようなプラスチック製の部品があった。
今ではカートリッジタイプになったので、不要であるが、あれはやはりBBを水から保護するためのものだったのだろう。
昔の自転車を分解するとBB付近がひどく錆びているものが多かった。次は、ヘッド小物の下ワン付近だ。ここもよく水に殺られる箇所である。
最近は雨の日に乗ることは滅多に無いが、もし雨の中を一日中走ったなら、走行後、シートピラーを抜いて、逆さに吊るして水を出して乾かしておけば、大丈夫だろう。まず、一番の長持ちさせる秘訣は、自転車の室内保管である。これをするだけで自転車自体の寿命が全然違う。
私など、クロモリの自転車を6台持っているが、大事に自分の部屋に収納している。おかげで部屋は物置状態であるが、大事な自転車はどれも錆びておらず、劣化もない。
クロモリのいいところは振動吸収性と粘りだというが、実際ロングライドに行ってもそれほど疲れは感じない。一番いいのは、鉄素材のため、リサイクルが容易で環境に優しいことだろう。
今流行りのカーボンフレームはリサイクルという点で考えるとあまり好ましくないと思う。燃やせば有害なガスが出るし、割れれば修復は不可能だ。クロモリはロー付けし直して、小物を後付したり、フレームの修正も容易である。
一番楽しいのは、再塗装が簡単にできるので、いつでも自転車を作り変えることができることだ。
自転車の歴史の中で一番長く使われている素材のため、信頼性がある。この先もずっとクロモリのフレームが続いてほしいな、と思っている。
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コメント
何度も転びましたし、強風などで、駐輪中に数え切れないくらい転倒してます。
それでも、30年くらい経過して、いまだ健在です。
時代が進めば、カーボンやアルミも、気軽に修繕やオーダーできる時代が
来たのかも知れませんが、残念ながら、タイミングが悪かった感じはします。
鉄の全盛期は、オーダーや修繕が当たり前だったと思いますが
今は、既製品を買って、壊れたら廃棄する時代になりました。
きちんと調査した訳ではありませんけど、
完成車メーカーでフレームを修理するところは無いと思います。
鉄の場合は、今もビルダーが健在ですし、若手のビルダーも居るようです。
最近は、地球環境の話で盛り上がってますが、生産活動を抑制して、
古い物を修理しながら使い続けるという声は、全く聞かないです。
むしろ、ソーラーパネル、リチウム電池、電気自動車を大量に
作ろうとしてます。環境という名目で、電化が進んでますけど
発電→充電→放電の過程で、無駄と環境破壊が進行する懸念はあります。
鉄の話から脱線してしまいましたけど、環境に敏感な人たちによって、
再び、機械変速の鉄自転車が見直される時代が来るように思います。(^^)
こん@4040club
自転車の変速機の電動化もそうですし、ディスクブレーキもそうかと思います。だいたい、自転車程度の速度でディスクブレーキは不要だと思うのですが。
だんだん、素人にはメンテできない仕組みが増えてきて、困ったもんです。業界が儲けることばかり念頭にあって、環境にはよくないものばかり。
今から40年位前が自転車の発展で言うとちょうどよかったのかもしれません。