もうすぐ炬燵の季節…。

私は、夏と冬どちらが好きかと聞かれると、冬である、と答える。若い頃は夏の方が好きだった。今は、断然、冬である。冬はまず食事が美味しい。鍋料理が食べられる。冬のマイナス面はインフルエンザなど風邪が流行し、気管支が弱いため、よく罹患するということ。

さて、日本の冬の定番は、なんといっても炬燵である。炬燵を使用するために我が家は鉄筋建ての洋風建築であるが、中身は畳が中心の和室である。家族が居間に集まってゴロゴロしている。冬は炬燵の場所の取り合いで大変である。部屋の暖房はあまり付けない。そのため、寒い。寒いのでよけいに炬燵に潜り込みがちになる。

去年から猫を二匹飼うようになってからはますます、炬燵の場所取り合戦が激しさを増している。猫という動物は炬燵が大好きなようである。ただし、我が家の炬燵は古風な豆炭を使用した炬燵であるため、一酸化炭素の怖さを知っているのか、決して猫は炬燵の中には入らない。一年中、8畳の居間に家族全員が揃うため、我が家の電気代は極めて低い。ある日、とある電気屋さんが訪ねてきて、そろそろ電力会社を変えませんか?という。聞くと、月6000円以上電気を使う家は乗り換えていただくとお得になるとか…。毎月の電力使用量の明細を見せると驚愕した。大体3000円ほど、それ以下の月もあるくらい。慌てて、これじゃ、乗り換えると帰って高くなって損になるので、お暇します、と帰っていった。(^^)

エコな我が家では、炬燵は冬の定番である。豆炭という燃料は一度真っ赤に炙って放り込むとほぼ一日中温かい。燃料代は10円ほど。この辺の地域ではこの豆炭炬燵の取り扱いがなかったため、ネットで、通販で取り寄せたわけである。親戚も大いに気に入り、いっしょに購入した。

日本では炬燵に家族が入って団欒したり、隣近所の親しい人がやってきて、やはり炬燵に入って世間話をしながら、炬燵上に置いているみかんなどを食べて帰るのである。昔は、カセットコンロを炬燵上に置いて、炬燵に入って鍋料理なども食べた。最近はやってない。

炬燵というのは、最高の家具である。畳に炬燵。布団はたたんで押し入れに入れると、部屋も広々である。和室というのは合理的にできている。無駄なものがない。

炬燵に入って卒業論文を書いたのは遠い昔の話。炬燵と物書きというのは非常に相性がいい。疲れてくると、ごろんと横になってそのまま寝てしまえるし、腹が減れば、上に乗っているみかんなどを食べる。要するに私のような不精な人間にはうってつけの家具なのである。
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