長沼製作所。もう主は亡くなってたんだな…。

その昔、オイラが高校生の頃だから、1981年頃のお話だったと思うが、当時、サイクリング雑誌としてサイクルスポーツ誌と双璧をなす、本格派雑誌のニューサイクリング誌の毎月の広告を見るのが好きだった。ま、そこはそれ、マニアが好んで購読する雑誌であるから、レベルの高い?マニアのための広告が並んでいたわけ。

今でも廃刊にはなってないようなので、まだ、購読しようと思えばできる。その中に長沼製作所という町工場のような広告があった。中身はすごくて、当時珍重されていたチタンを使ってTAのシクロツーリストクランク用のシャフトをダブル、トリプルとお好みで製作いたします、ってな内容だった。

おぉ!と思わず驚愕したものである。当時は、じわじわと軽量化するのが流行りつつあり、やれ、スペイン製のゼウスのフリーがどうのこうの…、カンパのスーレコのBBシャフトがどうのこうの、はたまたストロングライトがチタン軽合のシールドベアリング仕様の超軽量BBを出すらしい…、とか。なにせ、人より1gでも軽ければエライ!みたいなおもしろ風潮があって、NC誌の当の編集長さんもはるばるフランスにまで出かけて、サブリエールなる超軽量アルミスポルティーフの誌上発表会まであるとなると、ますます、熱にうなされ、泥沼に嵌り込む人々が続出したわけであった。

そんな長沼製作所の名前を聞かなくなって久しいなー、と思っていたら平成13年頃にお亡くなりになっていたとは…。_| ̄|○

これでももう、今後、こういうワンオフ物の製作をやってくれそうな町工場はないだろうなー、と残念に思うわけである。

というのも、オイラなんぞ、触らぬ神に祟りなしなのに、わざわざと堺市のエール店へ参上し、すっかりコッタードの病に侵され、帰還したわけであるが、エボラウイルスのように尋常ならぬ潜伏期間を経て、今、一気にコッタード病が再発し、 今に至っているわけである。

だから、今もし長沼氏が健在で製作を請け負ってくれていたら、こういうコッタードのシャフトなどサッサーと作ってもらえたのになぁー、と思うわけ。

さて、つらつらと思い出を書いてみたが、業界には、いつもこういうユニークなお人がいて、常識を席巻してくれるので楽しいのである。今ならさしずめ、サイメンの飯倉氏あたりが台風の目かw…。
(=^・・^=)
●長沼製作所参考サイト↓パンチサイクルさんのもの

ジョーカーから長沼製作所へ……ワクワクどきどき手作りパーツ。

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