ネットサーフィンはもやは死語か…。

日曜日の朝。天気はいい。しかし、寒い。
気温が10度以下となると、オイラは、もう自転車に乗る気がしなくなってくる。乗るとしても昼間の気温が高い間だけ。とても早朝から乗る気はない。

そうすると、部屋でずっとインターネットである。
大好きなのは、読書。
正確にはネットサーフィンというのだろうか…。しかし、HTMLによるハイパーリンクは、紙の書物のもつ限界を安々と乗り越えた。昔、この理論を実現しようとして、アップル社の開発したハイパーカードというのがあったが、あれは、狭い、自分の手持ちのカード内でのリンクであって、所詮、メモ程度の価値であった。その源流は梅棹忠夫著の知的生産の技術という本に行き着く。

今朝から、トマス・クーンの科学革命の構造についてちょっと興味があって、読み返したく思い、検索してみるとウィキペディアに載っていた。ウィキペディアにはいつもお世話になっていて、世界中にいるボランティアに感謝の念でいっぱいである。それで、さきごろ、わずかながら寄付をしたw。

同じようにお世話になっているLinuxコミュニティにもキャップやTシャツの購入という形で貢献した。

話を元に戻すと、ハイパーリンクは素晴らしい!
HTMLという構造がなかったら、このように世界中のサイトをリンクをたどって読み耽るなどという行為は無理だったに違いない。面白いのは、記述中に知らいないキーワードがあるとそこをクリックして、たちどころにリンク先へ飛び、中身を読めることだ。中には、原著へリンクしてくれているものさえある。Nature誌やScience誌、Lancet誌などいう著名な学術誌でさえも、抄録だけなら無料で読むことができる。読んでいて、興味があれば、有料での全文購読をすればいい。

こうして、日曜などの暇なときには調べ物をして読んで楽しく過ごしている。読んでいて、おや!と思うような記事があれば、それをすぐにスクラップしてしまう。オイラが使っているのは、firefoxのプラグインでその名もScrapBookというもの。これは、非常にすぐれていて、記事中の興味ある箇所だけマーカーでラインを引いたりもできる。学習ノートして活用できることも可能。スクラップしておけば、ネット環境のないところでも後でオフラインで読むことができる。

いやはや、便利になったものだ。
読書がとにかくオイラにとっては夢中でおもしろい。最近は、グーグルの翻訳ソフトも賢くなってきていて、小説などはまだまだだが、科学論文なら、結構まともな翻訳結果となり、読めば中身を理解できる。

今までは、これらの科学論文は大学の専門図書館へ行って、それなりの許認可がないと閲覧できなかった。しかし、市井の人々が、自宅からこれらの概略を見ることができる。

先にトマス・クーンの科学革命の構造を読みたいと思った、と書いたが、理由は、今、現在いつも世話になっているインターネットの技術こそが、一代科学革命なわけであるからだ。
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