旅へのいざない。

今日からまた2連勤務である。そう、次は土曜日が休みである。平日休もいいものだが、同好の士と出会うことが少ないため、少し寂しい。土日はたくさんのサイクリストが走っていて、どこでどう出会うか非常に楽しみだ。

以前は、粉河の付近であの鉄人児玉さんと偶然出会ったな。(^^)

さて、今日は遅出出勤のため、まだ3時間ほど余裕がある。それで、最近、落ちてきている旅への原動力を養うことにする。こういうとき、一番効くのは、やはり紀行文を読むということである。そう、あの綿貫益弘著、「津軽から江差へ」を読もうと思う。

読み出すと、途端に脳内を刺激され、一気に輪行して車中にいる人のような気分に切り替わる。サイクリストからの目線の風景がびっしりと描写され、私は夢中で読み耽るのである。

ランドナーという形式の自転車がまだまだ主流であった頃の紀行文である。昭和の頃を懐かしく思い出しながら読む。中身では、我が紀伊半島も出てくる。思えば、龍神温泉も長いこと行っていないな、五十肩の湯治を兼ねて、一度訪れてみたいものである。龍神温泉へはその昔、紀州の殿様が通ったという龍神街道なる道があって、それをたどるのも楽しいかもしれない。途中の遠井辻峠は激坂だが、静かな林間の峠であった。

紀美野町から延々押し上げての峠越えであって、途中、眼病に効くという神様を祀っている神社があったな。私も目が相当悪いので、お参りしておいた。この遠井辻峠を超えると、今は、有田川町というのだろうか。清水という土地に降りる。ここには温泉があって、檜風呂が気持ちよかった。もう少し行くと有名なあらぎ島という有田川がU字型に蛇行した箇所の棚田が見える。

龍神街道はなおも続き、高野龍神スカイラインあたりに出てくるようだ。ここから龍神まで登ったり下ったり、で着く。

龍神温泉は三大美人の湯だそうで、全国的に有名な温泉である。冬場はスカイラインが凍結して進めないので、今の時期が紅葉も素晴らしく一番きれいかもしれない。

昔の街道をたどるサイクリングも捨てがたい。日本中にたくさんの街道があるので、昔の道標などを写真に収めながらたどるのも一興かと思う。

最寄り駅からの参考コース:

https://ridewithgps.com/routes/34639069

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