チューブラーを走らせてみた。






 土曜日。休日である。晴天である。

当然のポタリングというわけで、いつもの下井阪橋を渡って、東方面へとハンドルを向けた。乗っていったのは、ケルビムのチューブラーロード。やっぱ、ロードは軽い。持っても走っても担いでも軽い!

次回のロングライドはこの自転車で決まりかな。(^^)

荷物を極力減らすために携帯工具、輪行袋、スペアタイヤ、ポンプという中身である。取り付けはいつもの防水のオルトリーブのサドルバッグLである。

なにせ、いつもたっぷりと荷物を積載してランドナーを走らせている身からすると、このような軽装で走るのは久しぶりである。世のローディの方々が軽々と追い抜いていくのがよくわかった。(^^)

今日は東方面ということで、しばらく堤防沿いの紀の川サイクリングロードを走る。路面は舗装されていてチューブラーにとって最高ののり心地。まるで、滑るように走る。向かい風だけど、気分爽快。たまにはロードもいいもんですな。

もっともこの自転車、完成してから早20年近く経つというのに走行距離が1万キロも行っていない。なので、なんせ、可哀想。もっともっと走らせないと。

主が極端なランドナー志向の人間のため哀れな自転車なのであった。これからは改心してガンガン乗り倒してやろうと思っている。

さての次回のロングライドであるが、まずもって、今日の走行の感想からいうと全く体力激落ち。足が回らない! ま、根っからののんびり派なので、急ぐわけでもなく、楽になるべく体力を温存してのロングライドである。時間も気にしちゃいない。最終列車に間に合えばいいか、くらい。

で、行き先はやはり龍神温泉に行きたいかなと思うわけである。しかし、温泉に入るとこの季節、自転車の場合相当冷えるので、これはまたの機会にしたい。

藤崎の堰あたりでいつもの休憩。前方にはポタリング中の三人組が走っているが、談笑しながらのライドなので、なかなか視界から消えない。

こっちも急ぐ走りではないので、ゆっくりとスマホを取り出し撮影中。何台かのローディが疾風のごとく追い越して消えていった。

さて、いつもの大門口橋あたりまで来たので、これを渡って北岸に行く。そしてUターンである。もうすぐ道の駅紀の川万葉の里である。こちら、最近次々と建物が敷地内に建ってしまって、だんだんと駐車場スペースを圧迫している様子。土日はとにかく車が多く、サイクリングのデポにも利用しづらくなってきている。残念。

あぁ、それにしてもチューブラーの走行感をなんと表現したらいいのか。まったくシマノのアルテのハブの静音性と相まって静かである。滑るように走る。気持ち良い。

ランドナーでは味わえない感覚である。昔、NC誌でこの感覚を音楽の冨田勲氏のシンセサイザーによるホルストの惑星の曲になぞらえて表現されていたが、ああいう疾走感である。

もっともチューブラーの場合、皆さんパンクを心配されるが、修理という概念は私にはない。安いタイヤなので、まるごと交換である。しかし、今まで旅の途中でパンクしたのは二回だけ。それも相当摩耗していての話。そうそうパンクするものではないですぞ。ご安心を。

クリンチャーのタイヤの場合、バーストするとタイヤも交換が必要になるけどタイヤまで携帯する人は稀でしょうな。しかし、チューブラーはタイヤもセットなので、安心度が高い。

これが私が面倒でもチューブラーを愛する理由かな。しかし、一度でもカンカンにエアーを入れたチューブラーを乗ってみたらわかると思う。ほんの少し前までロードは皆チューブラーだったのにな…。

おっと道の駅紀の川万葉の里をあとにして、国道を爽快に粉河まで飛ばす。快適である。

このペースだと100キロなんて半日だな、と思う。

ちょっと走力に自信が付いたかな。

(=^・・^=)

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