結局、気楽に乗れる一台がいいのかな。

長い自転車道楽である。高校の頃より、自転車にハマり、今までせっせと製作してきた。だいたい、私の場合、フレームを買って、それに集まった部品を組み付けて一台を作り上げる、という作業手順である。フルオーダーの経験はまだない。自分にはもったいないと思っているので、吊るしフレームくらいで十分である。

最初はブリジストンのユーラシアから始まった。これは高校の入学祝いに買ってもらった。通学仕様でキャリアなどを付けていた。これで、よくあちこち走りに行った。若干フレームサイズが大きかったが、色はグリーンで非常に気に入っていた。

やがて、バイトを始め、お金を貯めてセミオーダーでフレームを製作。これもよく走った。軽量なランドナーだった。

さて、よくよく考えると、なぜか、この頃より刷り込まれてきた”魔物”への憧れが尾を引いて、なかなか気軽に乗れるという路線とは反対方向に向かうのである。

魔物は魅力的な美しさがあるが、気軽に乗れる一台とは言い難い。それで、今は気軽に乗れる一台を切望している。ランドナーはよく走るし、荷物も運べるし、いい事づくしであるが、ちょっとしたポタリングや予定のないライドなどに乗れる一台が欲しいとずっと思っていた。だいたいフラットバーの心地よさやVブレーキの効きの良さを味わってしまうと、どうしても欲しくなり、今回、眠っていたランドナーフレームを元に制作することにしたわけである。

見た目はホリゾンタルなクロスバイクとなる。(^^)

昨日、あれから部品箱を覗き込み、いろいろ引っ張り上げた。沈んでいた部品たちが目に入るたび、思い出した。この部品箱に落ち着くまでにはいろいろなドラマがあった。例えば、シマノのアルテのRメカ。これは昔、チューブラーを履かせていたクロスバイクもどきに付けていた。しかし、クラブのオフ会でクロネコで送った際、手ひどく扱われ、ゲージが曲がってしまってそのままお蔵入り、となっていた。ま、ゲージの曲がりはその後、修正したが、使われずじまいであった。もったいない部品である。今回、また再度の登場で日の目をみることになる。

TAのpro5visの44x26TのWチェンリングも発掘された。かなり使っているようだが、まだ歯先はすり減っておらず、しばらく使えそうなので、これも使うことにする。

BBもごそっと大昔に買って使っていた杉野プロダイの純正BBセットが出てきた。W用である。ちょうどいい。

とまあ、このように次から次と眠っていた部品が潤沢にあるので、今回は極力出費を抑えられそうである。

ペダルである。これも個人的にはSPDに統一したいのであるが、余っている三ヶ島のラットトラップが一つあるので、それを組み付けようかと思う。クロックスでも靴でも気軽に乗れる。

私、思いついたら作業は早いため、もうすぐ乗れる状態には持っていけそうである。早く試乗してみたい。

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