ブレーキを考える。やっぱりVブレーキ?

 昨日、手持ちのランドナーをネオランドナー化するために、まずブレーキを換装することを思いついた。ランドナーといえば、定番のカンチブレーキなのであるが、これが散々遍歴を重ねてきたが、全然効かない。(;´д`)トホホ…

ランドナー原理主義者の中には頑なにマファック信者も居るようで、未だに全く効かないクリテリウムなどを有難がっている人もいるような…。(´ヘ`;)ウーム…

構造的にカンチブレーキは効かない。どんなに調整しても後発のVブレーキには勝てない。

一度でもVブレーキを体験すると、その効き具合に驚くのである。

それで今製作中のフラットバーのポタリング車も当然のVブレーキである。

次回は、ネオランドナーとして、東叡の42Bを改造しようと企んでいる。徐々に伝統的なランドナースタイルから脱却し、スポーティーで今どきのネオランドナーに仕上げようか、という算段である。

まず、効かないカンチブレーキをVブレーキに換装したい。しかし、難問が立ちはだかる。普通のブレーキレバーではVブレーキの引き量が合わず、セッティングできないのだ。そこで、引き量を調整するための小物の登場である。

Vブレーキ本体に付ける小物でカタツムリのような格好をしていて二重滑車になっている。

これを付けると普通のフーデットレバーでVブレーキを作動させられる。小さな引きで大きく動かすわけである。

これと2つ目の難問がFキャリアだ。クラウンに貫通するボルト部分がVブレーキのワイヤーとちょうど干渉する。

これをクリアするためにゴリックスのVブレーキ専用Fキャリアを付けてみる。

これでフロントもキャリアを付けられる。これでFバッグも装着可能だ。

泥除けがないとバッグが汚れないか?と聞かれそうだが、防水カバーを着ければいいだけ。サドルバッグもだ。

そして人間本人は、上下セパレートのゴアテックス雨具である。

これで完全武装。雨天時も快適だ。

日本は非常に雨が多い国なので、三日に一度は雨と思っておいて間違いない。だから、雨天時の自転車走行というものを常に想定していないといけない。もちろん、日帰り主体の走りの人は関係ない。

私のように自転車を使って旅行を楽しむ、というスタイルの人には、雨対策は必須だ。

東叡の42Bはもうチェンホィールがシングルの36Tで、リアは10速の11−36Tである。これが今どきのランドナーだろう、と思うわけ。

泥除けがないとすぐ列車に乗り込める。輪行の分解時間も5分程度だ。前後の輪っぱを外すだけだから非常に楽である。

それに枝葉などを巻き込んでの事故がない。グラベルも安心走行である。

泥除けがない分、雨具にはこだわりたい。私はダンロップ製のゴアテックス上下セパレートを使っている。ま、蒸れることは蒸れる。サイクリングのような運動量だとどのような雨具を使用しようとも蒸れる。これは避けられない。ポンチョは開いているので、蒸れが少ないが、それでも濡れる。

もう一台の東叡は、伝統的な32Bの泥除け付き車。こちらはとことんビンテージを突き詰めるために製作した。だから使われている部品も骨董品である。チェンホィールもいずれプロダイのコッタードトリプルにしようかな、と考えている。

こうした趣向の違う自転車を複数台持っているわけである。どの自転車も味わいがあり、愛着がある。

夢のしまなみ海道旅行はどれで行くか…。まず、輪友にいただいたフラットバーのポタ車かな、と思っている。完成が待ち遠しい。

(=^・・^=)

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