紀伊日置からぐるっと南紀を満喫するルートを走りました。

予定した通り、古座街道を走ってきましたので報告します。今回は、無謀?にも古座から海岸沿いに出発地点の日置の道の駅志原海岸まで自走で戻りました。

ルートです。↓


まず、前半部分はもう何回も走っているご機嫌コース。静寂があり、山村の風景も楽しめ、古座の奇岩や清流をたっぷりと堪能できる最高のサイクリングコースです。難点としては、都会からあまりにも遠いため、走る人は少ないみたいです。

 志原海岸です。
 道の駅の目の前をサイクリングロードが走っています。

 やっとこさで、雫の滝まで来ましたが、滝はかなり降りないといけないため、この日はパス。

 古座街道はこのような狭い路が続きます。結構大型ダンプとかもきました。たまにですが。

 看板がかわいい。佐本の入り口。

 この日のピークの獅子目峠です。トンネルになっています。

 桜も満開の時期を迎えておりました。

 人もいなく、このような桜を愛でるのが好きです。

 桜の名所、七川ダムにやってきました。もう桜もかなり咲いており、来週あたりは桜まつりのようです。

 ダム湖の周りはこのように桜並木になっています。

 古座川沿いに下ると、至るところにこのような奇岩が目立ってきます。

 ドーンとそびえる一枚岩。あまりに巨大なので、この位置からしか全体像がわかりません。

 ここもかつては綺麗な桜並木があったのですが、今は寂しくなりました。

 古座沖の無人島。

 有名な橋杭岩です。きょうも大勢の観光客が来てたな。

 もう何度も来ているので、下には降りません。

自宅を出たのが、9時というなんとも遅い時間。春はとにかく眠いので、この時間になりました。帰りはハブダイナモのライトを光らせて快適ナイトラン。

周参見から少し入るとたちまち山奥のような雰囲気。道の両側にはびっしりと苔が生えていて、雨の多さを物語ります。ところどころ昭和の頃の雰囲気の廃校跡が出てきました。廃校の校庭にひっそりと咲く桜が見事でした。

山奥に行くと決まって廃車も目立ちます。時間とともに劣化し、今は草に覆われて自然の一部になっていたりしました。

それにしても山村に人がいない! 住民はどこへ行ったのやら…。しーんと静まり返る里山に私の自転車に付けた鈴がカランコロンと鳴り響きます。時々、飼い犬に吠えられたりしました。

雫の滝。知る人ぞ知る名瀑です。滝は、道路からかなり下に降りないと見えないため、今回はパスしました。もう何度も写真撮っているし、いいかということで。(^^)

あたり周辺には人がいません。ときどき工事のダンプが通るくらいです。しかし、サイクリングロードに指定されたためか、ところどころ道路にブルーのラインが引かれていました。

道路工事のため途中ところどころ砂利道になりました。愛車に履かせているグラベルキングの本領発揮です。難なく乗り越え、先を進むと、本日の最高ピーク地点の獅子目峠。

峠自体はトンネルになっていて、中は薄暗い不気味なトンネルです。ここも両側に苔がびっしりと生えています。雨が多いのでしょうね。きっと。

獅子目峠から快適ダウンヒルを下ると、また、七川ダムに向かっての激坂が始まります。これがなんともしんどく、フロントシングルでは無理となり、降りてポクポクと押していきます。

時々、山林の中でガサゴソと動物が動く音がします。はるばる自転車でやってきた珍客をじっと見ているのかな? (^^)

七川ダム。その名の通り、川があちこちから流れこみ、ここは一大中継地点の様相です。川筋ごとに紀伊半島のいろんな方面へ抜けられるのですが、あいにくの崩落工事などのため、たいていは通行止めのようでした。次回はここらを走ってみたい気がします。

七川ダムからだいぶ降ってきました。ところどころバイパスの間を縫って旧道があるのですが、断然、こちらがオススメ。風情のある巨木や奇岩が満載です。バイパスが開通して、便利にはなったけど、失われた風景も多いですね。サイクリストはぜひに旧道を走ってみてくださいな。

一雨、月野瀬と古座川沿いの名勝を堪能しつつ、下ります。古座川河口が見えてきたので、もうすぐ終点ですね。古座駅に到着するとまず、駅員さんに時刻表の確認です。なんと、先ほど列車は出てしまったとのこと。次の列車まで1時間半もあり、待つか、自走で行くか悩みますが、ローカル線のため対向待ちなども結構あって、日置までは2時間ほどかかると思い、思い切って自走を決めました。

しかし、これが後悔することになるのです。串本を出ると日置までの海岸線はアップダウンの連続で、これが超しんどい! もうすでにここまでの峠越えで体力は使い果たしているしで、帰りはもうほんとに地獄でした。まだ、周囲の海岸線の景色が慰めてくれますが、素直に輪行しておくべきでした。(T_T)

周参見あたりからはいよいよ真っ暗になってきます。時間も7時を過ぎるとめっきりと車の往来も少なくなり、ハブダイナモの灯りだけが頼りです。消えると漆黒の闇となるため、怖いのですが、不思議と空は満点の星空で久しぶりに見る星空はきれいで恐怖心はなくなりました。

しかし、ハブダイナモは明るいなぁー。これさえあれば、夜道なんぞ怖いものなしですね。

ふらふらとダッチロールを繰り返しながら、道の駅志原海岸に戻ったのは20時半。あー、疲れた。しかし、走り切った爽快感もあって、満足です。お腹が減ってハンガーノック寸前だったので、愛車をバラして積み込み、すぐ日置のローソンへ行き、弁当やらを買い込みます。そのまま、駐車場の車の中で食べました。

カーサイクリングは他人に気をを遣うことなく自由に時間設定して走れるのでいいです。特に辺鄙な場所へ行く時はもう絶対に車だな、と再認識しました。

そこから延々ドライブして帰宅したのが、深夜の0時を過ぎた頃。
久しぶりにサイクリングを嫌というほどに満喫して大満足であります。
(=^・・^=)

コメント

すがわらあきのり さんのコメント…
1人で楽しんで来たんですね。トータル何キロくらいになりますか?大阪からだと嫌になるくらい遠いいですが良いコースですね。今度チャレンジしたいですね。では
nonki さんの投稿…
トータルで110kmくらいですかね。ただし、海岸線はアップダウンの連続でかなり疲れます。大阪からだと一泊した方が断然楽しめますね。このあたりは、いいコースの宝庫ですから。普段は私、ソロが多いのでw…。また、いっしょに走りましょう。(=^・・^=)

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