紀伊半島に思うこと。

もうすぐ3月ですね。
早いもので一年があっという間に過ぎ去るように感じます。自分の人生も終盤になってきているのかな、と最近、やたら時間が過ぎるのが早いと感じています。

さて、3月は卒業のシーズン。あちこちで卒業旅行などの計画が進むことでしょう。私などは、普通のサラリーマンですから別段なんということもないのですが、春になると旅行したくなるものです。

私ですが、最近はあまり遠方へは行きたいと思わなくなってきています。それよりも地元和歌山の良さを再発見することが多く、わざわざ他府県へ出かける必要性がないな、と思うのです。

先日も五条市の火打あたりから山間へ入り、県道732号をたどって高野山までドライブしましたが、あの道も良かった。もう一方のサイクリングルートであるR371は狼頭峠というのがあって、ちょっと登り返しがあるので、しんどいのですが、火打へ降りるルートだと一気にダウンヒルが楽しめて良さそうでした。それにほぼ林間を通るコースのため、夏場は涼しくて天国だろうと思いました。この夏にでも再訪したい土地ですね。

もっと奥へ進むと平家の落ち武者伝説の残る集落もあり、浪漫を感じます。富貴などの集落は長い山道を入っていくと突然目の前に開け、隠れ里のようでした。実際、そうかもしれない。

いずれも車のなかった時代、到着するには延々どれくらいの時間がかかったのだろう、と想像すると、秘境だなーと感じます。

紀伊山地は修行の地という性格が強く、大峰山から続く修験道の奥がけ道や熊野古道の小辺路など、古の道があります。昔はすべて歩きで越えていたこれらの山道が残っているのも素晴らしい。

ぐるっと紀伊半島を一周鉄道が回っているので、起点と終点をきっちりと計画して走ったら楽しいサイクリングプランが組めます。始発に乗れば、日帰りツアーも可能です。

ただ、紀伊半島を横断するいいルートがあまりないんです。R425がまっさきに浮かぶのですが、こちらのルートはしょっちゅう工事通行止めになっていて、いつになったら全通するのかわかりません。それに距離も半端ないので途中、龍神か十津川あたりで日が暮れてしまうため、宿泊せざるをえません。

大昔に一度無茶をして、新宮から昼前くらいに出発して安川大塔林道を東から西へ走ったことがありましたが、峠を越えたところで日が暮れてしまい、ライトの頼りない光で坂道を下って朝来駅から帰りました。 あの時は怖かった。

今から30年位前までは、天王寺発の夜行列車というのがあって、早朝の5時に新宮市に着くという列車があったのです。あれが廃止されたのが痛い。早朝出発して日帰りで帰るという作戦が立て難くなりました。

まあ、紀伊半島を春に走るべくサイクリング計画を着々と立てているところです。
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